箱根強羅 Lunch café そううん
※洋食そううん強羅は2022年6月末を持ちまして営業を終了しました。
自家製ローストビーフやスモークサーモンを味わう
箱根強羅の穴場的カフェ
箱根強羅に位置し、自家製ローストビーフやスモークサーモン、ベーコンなどを使った洋食メニューが楽しめる「Lunch café そううん」。料理を作るご主人と接客を担当する奥さまと２人で切り盛りされているお店です。
「Lunch café そううん」外観
店内はダークブラウン系の木の内装に青いテーブルクロスが調和し、シックな雰囲気です。カウンター・テーブル席を含め、席数は13席。キッチンはガラス張りになっています。
Lunch café そううん」店内。居心地の良い空気が流れているのを感じた
このお店は、もともとは「湯楽の宿 早雲館」という100年以上も続いた老舗旅館でしたが、2011年の東日本大震災をきっかけに閉館し、モーニングとランチのみを提供する「Lunch café そううん」として2013年にオープン。現在のキッチンは旅館のカウンター部分だったそうです。
キッチンはガラス張り
釣りにちなんだ洒落たインテリアも
「Lunch café そううん」で楽しめるのは、パスタ、ピザ、サンドイッチ、オムライスなどの洋食定番メニュー。おすすめは自家製ローストビーフやスモークサーモン、ベーコンを使った料理です。
スモークサーモンやベーコンは敷地内のスモークハウスで桜チップを用いて作っています。
店のすぐそばにあるスモークハウス
「Lunch café そううん」のローストビーフ・サンドに使用している自家製ローストビーフは、旅館時代から出していたものだそうです。5種類のハーブと原塩を使ったオリジナル・ハーブソルトを牛肉に擦り込んで焼いたもの。食塩だと粒が細かすぎるため、原塩を使うのだそうです。このローストビーフが肉厚でジューシー。パリッとしたバゲットと特製ソースとともにいただきましたが、味のバランスや食感も絶妙でした。
「Lunch café そううん」ローストビーフ・サンド 1,400円。カップスープ付き
ローストビーフ・サンドを頬張る井伊湯種。バゲットも硬すぎずちょうど良い
「Lunch café そううん」のスパイシー・ナポリタンは、自家製ベーコンと舞茸を使ったガーリック・ペッパーパスタ。ナポリタン風ですが、ケチャップ味ではなく、トマトソースをベースにしたピリ辛味。自家製ベーコンは塩加減に注意しながら、燻製し、10日間くらいかけて作るそうです。噛み応えのあるベーコンと舞茸とパスタの相性が良く、食感も楽しめました。
「Lunch café そううん」スパイシー・ナポリタン 860円 生野菜、カップスープ付き
「Lunch café そううん」のホームメイドピザは、スモークサーモン・ピザとベーコン・ピザがあります。スモークサーモンは小田原から仕入れた鮭を塩漬けにして、燻煙乾燥して燻製にしたもの。趣味の釣りがきっかけで、旅館時代に燻製づくりを始めたそうです。
そんな自家製スモークサーモンは厚みがあり、やわらか。トマトソースをベースにした軽い食感のピザ生地に良く合います。
「Lunch café そううん」スモークサーモン・ピザ 860円
また、洋食メニューの定番のオムライスは「Lunch café そううん」でも人気の１品。こちらのオムライスは、チキンライスをふわとろの卵で包み、じっくりと煮込んだ牛スジ肉のデミグラスソースをからめていただきます。チキンライスはあっさりしていて、デミグラスソースも重すぎず、全体的にバランスの良さを感じました。東京の有名店で食べたオムライスよりもはるかに私の好みで、もう一度食べたいと思うほど。
「Lunch café そううん」オムライス 860円 生野菜、カップスープ付き
今回紹介したメニューはどれを食べても美味しく、しかも観光地でありながらリーズナブルでした。「あえてメニュー数を増やさず、厳選したメニューで質の高さを追求したい」とご主人。
「Lunch café そううん」は、箱根強羅の穴場的カフェであり、かつ隠れた名店だと思います。
また、「Lunch café そううん」では、9:00〜11:00はモーニング・プレートを用意しています。自家製こんがりベーコン＆エッグ、サラダ、バゲットにコーヒー付きで650円。幸せな朝食タイムが過ごせそうですよ。
「Lunch café そううん」では朝はモーニング・プレートを用意
箱根強羅に行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
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