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早雲足洗の湯 和泉 箱根湯本日帰り温泉

箱根湯本の源泉と歴史が楽しめる日帰り温泉施設

一度は入りたい! 箱根湯本温泉発祥の湯

箱根湯本にある日帰り温泉施設「早雲足洗の湯 和泉(そううんあしあらいのゆ いずみ)」。箱根湯本駅から徒歩7分ほどのところに位置し、早川にかかる旭橋を渡るとすぐ左側に「箱根湯本温泉発祥の湯」の看板が見えてきます。

和泉 駐車場

国道1号線沿いにある「早雲足洗の湯 和泉」。湯坂山の麓に佇んでいる


「早雲足洗の湯 和泉」は、もともとは旅館業を営んでおり、政府要人の別荘跡地に建てられたそうです。20年位前から日帰り温泉を始め、現在は日帰り温泉専門施設として営業しています。

「和泉」外観

「早雲足洗の湯 和泉」外観

和泉 玄関

玄関の彫刻が見事


エントランスでは台湾の狛犬がお出迎え。

和泉 エントランス

「早雲足洗の湯 和泉」エントランス


建物は湯坂山のすぐ麓にあり、館内ロビーは苔むした山の岩肌が壁になっていて驚きました。ここに露出している地層は海底火山噴出物の岩石だそうです。

和泉 館内ロビー

台湾製の家具が置かれた館内ロビー。緑色の壁面は山の岩盤


しかも玄関側の壁には明治時代の横穴式源泉跡が。これは箱根湯本の温泉を語るうえでは欠かせない貴重なものです。横穴の奥行きは56メートル。手掘りをしたもので、岩盤の亀裂を通じて自然湧出する源泉を集めて利用していたそうです。

ロビーの横穴式源泉跡

館内ロビーの横穴式源泉跡

歴史を感じながら入れる「早雲の湯」

和泉には「早雲の湯」と「権現の湯」があり、曜日別の男女入れ替え制で異なる湯船を楽しめます。

和泉 浴室の入口

各浴室への入口。壁には旅館時代の看板が掲げられている


和泉では箱根温泉発祥の湯と言われる「惣湯(湯本第9号泉)」を含め、7つの源泉を用い、その総湯量は毎分100〜120ℓ。すべての湯船とシャワーに天然温泉を使っています。

取材当日の男湯は「早雲の湯」。昭和初期に女性建築家がデザインしたという浴室は実に洒落ています。

和泉 早雲の湯

和泉の「早雲の湯」。内湯の「古来湯」をはじめ、「合わせ湯」、「つづみの湯」、「早雲足洗いの湯」を楽しめる


内湯の「古来湯」には、歴史のある「惣湯(湯本第9号泉)」を主に使用しています。

奈良時代に発見され、箱根で最も古い源泉と言われている「惣湯」は和泉の裏手にある熊野神社の地下から湧き出しています。室町時代には北条早雲を奉る早雲寺に参詣する武将たちが湯本で湯浴したと伝えられ、北条氏の「足洗いの湯」とも言われているそうです。

和泉 熊野神社

熊野神社

和泉 箱根温泉発祥之地

「箱根温泉発祥之地」の石碑

和泉 井伊湯種(いいゆだね)

「早雲の湯」の「古来湯(内湯)」を堪能する井伊湯種(いいゆだね)。


「古来湯」の源泉は湯船の中から注がれ、お湯はやわらか。少し熱めですが、泉質はアルカリ性の単純温泉で、とろみを感じる良いお湯です。

「合わせ湯(外湯)」は、「惣湯(湯本第9号泉)」をはじめ、7つの源泉を使用。目の前にはダイナミックな山肌が迫り、野趣あふれます。お湯は温めで湯種好み。

和泉 合わせ湯

「早雲の湯」の「合わせ湯」には7つの源泉を使用。湯本第7号、第9号(惣湯)、第41号、第48号(茶の花温泉)、第55号(天成園源泉)、第81号(片倉源泉)、第110号(赤坂源泉)の混合泉


内湯の奥にあるドアを開けると、そこは「つづみの湯」と「早雲足洗いの湯」のあるゾーン。ここでも海底火山噴出物(早川凝灰角磔岩)の岩石が剥き出しになり、ジオスポットのような雰囲気を醸し出しています。

左側にある「つづみの湯」は山の岩をくり抜いてつくった横穴式源泉風の洞窟風呂です。中に入ってみると、幻想的な雰囲気。お湯は温めで、穴に集まった水蒸気が喉や肌を潤し、いつまでも入っていたくなります。

和泉 つづみの湯

湯種お気に入りの「つづみの湯(外湯)」


右側の「早雲足洗いの湯」には、2つの打たせ湯と足湯があり、この組み合わせが箱根湯本を訪れた武将たちが好んだ入浴スタイルなのだとか。ひっそりと佇むタヌキの置き物も良い味を出しています。

和泉 早雲足洗いの湯

施設名の由来にもなった「早雲足洗いの湯」


洗い場にはなつかしいケロリン桶が。源泉(赤坂源泉)が使われたシャワーも贅沢です。

和泉 洗い場

洗い場

和泉 ケロリン桶

ケロリン桶


「早雲の湯」の脱衣所は清潔感があり、鍵付きロッカーのほか、脱衣籠も用意されています。温泉マークの暖簾とレトロな体重計が印象に残りました。

和泉 脱衣所

「早雲の湯」の脱衣所

和泉 体重計

レトロな体重計は湯河原の亀屋旅館から贈られたもの

「権現の湯」は女性に人気の高い美肌の湯

取材当日女湯だった「権現の湯」の内湯は、湯本第48号泉(茶の花温泉)のみを使った美肌の湯。pH9.2のアルカリ性単純温泉で肌がつるつるになるだけでなく、術後の傷にも良いそうです。

和泉「権現の湯」内湯

「権現の湯」の内湯


外湯には「檜湯」と「泡湯」があります。檜の香りやジャグジーも楽しめる「権現の湯」は女性に人気で、利用できる曜日を選んで訪れる人が多いそうです。

和泉 権現の湯外湯

「権現の湯」の外湯。2つの露天風呂を楽しめる


お風呂から上がったあとは、リクライニングチェアが並んだ休憩室を無料で利用できます。

和泉 無料休憩室

無料休憩室。マッサージ機も用意


有料になりますが、個室もあります。1時間から利用でき、6畳間と8畳間の和室(各定員3人)のほか、檜風呂付きの10畳間の和室(定員5人)も用意。和泉の大浴場ではオムツのとれていない幼児の入浴はできませんが、個室のお風呂なら大丈夫です。
また、個室利用の方には和食や中華のお弁当や飲み物の手配も可能。食べ物の持ち込み※もできます。

和泉 個室

檜風呂付きの個室(10畳間の和室)

和泉 照明

旅館時代から使われている照明

和泉 檜風呂

檜風呂


※個室利用者でなくても食べ物の持ち込みはできます。

和泉では歴史のある源泉を利用しているほか、横穴式源泉跡を見学できたり、塩素を使用していない良質の天然温泉を気軽に楽しめるため、湯遣いにこだわる温泉ファンにも人気。岩石や地層好きの方ならいっそう楽しめると思います。

また、ロビーには箱根町重要文化財の「紙本着色 石曳図屏風」がさりげなく置かれています。これは江戸城修理工事の際、小田原藩・大久保家の領内から石材を切り出し運搬する様子を描いたたいへん貴重な資料。歴史的価値のある美術にもふれることができます。

和泉 石曳図屏風

「紙本着色 石曳図屏風」(部分)


フロントではフェイスタオルやバスタオルなど、入浴に必要なアイテムを販売しています。湯種はここで購入した和泉オリジナルの石鹸(600円)を自宅で愛用中。毎朝の洗顔に使っていますが、とてもツルツルになって良いですよ〜。

和泉 フロント

フロント


屋外の駐車場にも湯本第8号泉が湧き出していた横穴式源泉跡がありますので、ぜひ見学を。

和泉 駐車場の横穴式源泉跡

駐車場にある横穴式源泉跡

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  • 早雲足洗の湯 和泉 箱根湯本日帰り温泉
  • 施設名

    早雲足洗いの湯 和泉

    住所

    神奈川県足柄下郡箱根町湯本657

    TEL

    0460-85-5361

    営業時間

    平日11:00〜21:00
    土・日 祝日 10:00〜21:00
    ※ 入浴受付は20:00迄

    定休日

    毎週火曜日
    ※ 祝日の場合は営業
    ※ 火曜日でも臨時営業あり お問い合わせを
    ※ 12月31日・1月1日は休業

    入浴料金

    大人 1,250円
    子供(小6まで)630円
    オムツの取れていない幼児のご入浴は不可。ご了承ください。

    ■早雲の湯 

    殿方利用日 木・土・日・祝日
    ご婦人利用日 月・水・金

    ■権現の湯

    殿方利用日 月・水・金
    ご婦人利用日 木・土・日・祝日

    個室

    あり(有料)
    利用時間(受付終了18:30)
    平日 11:00〜19:30
    土日・祝日 10:00〜19:30
    通常料金 ※入浴料金は別途必要
    6畳間・8畳間(定員3名) <1時間> 1室1,050円
    10畳間(檜風呂付・定員5名)<1時間> 1室3,500円
    ※個室ご利用の場合、浴衣(250円)の貸し出しもできます。
    ※1時間から利用できます。
    ※1時間ごと延長可能です。

    泉質

    アルカリ性単純温泉

    pH 

    早雲の湯/8.8、権現の湯(内湯)/9.2

    アクセス

    箱根登山鉄道「箱根湯本駅」から徒歩約7分

    駐車場

    あり。
    ※和泉利用のお客さまは、ご利用時間の前後1時間のどちらかを無料でご利用いただけます(どちらかを選択ください)。

    ※駐車場のみ利用の場合
    ・最初の1時間  500円
    ・その後30分毎  200円
    営業時間 平日 11:00~20:00
    土・日・祝日 10:00~20:00
    ※ フロントに車のキーをお預けください。

    HP

    http://hakone-izumi.info/

    取材時

    2016年6月

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