熱海伊豆山温泉 熱海 偕楽園

※長期休業中

気軽に歴史のある
「走り湯」を楽しんでほしい

特別室「相模」で、ご主人の牧野さんと語らいの時間を持つことができました。海が見渡せ、広々とした部屋はとても開放的。清々しい雰囲気の中で、旅館や温泉のこと、今後の抱負などをうかがいました。

偕楽園「相模」風景

特別客室「相模」からの風景

まずは旅館の歴史や立地についてうかがいました。

「創業は大正12年です。もともと水戸藩の浪士によって造られ『偕楽園』と名付けられました。昭和30年頃に先代の社長__私の父が旅館を買い取り、改装して現在に至ります。もともと旅館の前には伊豆山神社の下の宮さまがありましたが、明治の改革で取り壊しになり、その跡地は公園になりました。偕楽園は伊豆山神社の参道に立地し、伊豆山神社があっての偕楽園という感じです」とご主人。

偕楽園 ご主人牧野さん

ご主人の牧野さん

旅館から参道を約600段昇ったところに伊豆山神社があり、旅館のすぐ下には走湯神社や古湯の走り湯の源泉があります。もともと走り湯は古くから精進潔斎の役割をしていて、走り湯に浸かることがお清めの儀式となり、伊豆山神社に参拝することができたそうです。戦前生まれの方はお湯を被るごとに「六根清浄(人間のそなわった第六感を清めること)」と唱える方もいらっしゃったとのこと。

偕楽園 600段登る伊豆山神社

旅館から約600段登ったところにある伊豆山神社

「明治までは皇室専用の御湯だったため、我々は入れませんでしたが、それが開放されて現在、9件の旅館が走り湯を引いています。走り湯は一言でいえば、ありがたいお湯。そんな細かいことは知らなくても、よく温まる良い温泉です」

偕楽園 伊豆山神社「赤白二龍」

伊豆山神社の「赤白二龍」。温泉の守護神を象徴している

偕楽園 伊豆山神社参道沿い

旅館は伊豆山神社参道沿いに立地

接客に関しては細かく面倒を見るというより、どちらかというと良い意味で放っておく主義。お客さまに言われないかぎり、過度なサービスはしないし、部屋にも入らないとのこと。干渉しすぎてお客さまに気を使わせるより、心地よい距離感を保ち、くつろいでほしいというご主人の想いを感じました。

今後の課題や抱負についてお伺いしたところ、語ってくれたのは伊豆山全体の活性化。

偕楽園 朗らかに語るご主人

よく通る声で朗らかに語ってくれたご主人

偕楽園 海の眺め

海を眺めながらくつろぐことができる

「伊豆山神社は縁結びや夫婦円満などの御利益で、パワースポットとして知られ、多くの方が訪れるようになりました。今後、考えているのは伊豆山港周辺やビーチラインを盛り上げていくこと。熱海市より埋め立て地を借り受けていますので、駐車場としての利用や朝市などを開催していきたいと考えています。また、閉鎖されたプールがあるので、今年の夏はそこに海水を入れて魚と遊べるようにし、バーベキューもできるスポットにしていきたいですね」と語るご主人。また、もっと気軽に走り湯を楽しめるように伊豆山の旅館に対して「日帰り入浴もみんなでやりましょう」と声もかけているそうです。

最後に、宿としての抱負についてお伺いすると、「私どもは高級な宿をやるつもりはありません。気軽にお客さまに来ていただいて、歴史のある走り湯を楽しんでほしいと思います」

偕楽園 伊豆山漁港へ続く道

旅館から伊豆山漁港やビーチラインへ続く道

次は宿情報についてご案内します!

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