焼津グランドホテル やいづ黒潮温泉
２世代または３世代で訪れるお客さまが
ゆっくり過ごせるホテルづくり
次世代につなげていけるようサービスの充実を目指したい
焼津グランドホテルの総支配人にホテルの楽しみ方や歴史、サービスなどについてお伺いしました。
総支配人の落合さん
お話を伺ったのは森のテラスのカフェ。
「焼津インターチェンジより車で10分、焼津駅からもタクシーまたはホテルのシャトルバスで約8分。交通のアクセスが良く、ホテルから駿河湾や伊豆半島、富士山をご覧いただけます。ただ富士山は天気によって見えない日もあります。そうした眺望を楽しめない日も楽しく過ごせるように市内側に森のテラス＆カフェをつくりました。森をイメージしたガーデンの中にカフェ、テニスコート、パターゴルフ、プールなどがあり、緑のある空間で過ごせます。季節がよいときはさわやかな風を感じながら、アウトドアでの読書もおすすめです。また館内の海のお風呂と森のお風呂でやいづ黒潮温泉を楽しんでいただくこともできますし、焼津グランドホテルではいろいろな楽しみ方があると思います」（落合総支配人）
ホテル内展望台からの眺め
森のテラス＆カフェ
焼津グランドホテルの開業は1969年。現在、建物は南館、東館、別館があり、時代の流れに合わせて、さまざまなリノベーションを行なってきたといいます。
よく通る声で穏やかに語る落合さん（左）とお話を伺う井伊湯種（右）
「焼津グランドホテルは今年（2018年）で49周年を迎えます。昔の焼津は観光地とは言えませんでしたが、この地にリゾートホテルを建設したのは景色の美しさや美味しい料理を提供することでお客さまにお越しいただけるという確信が創業者にはあったようです。当初は団体のお客さまを対象としており、かつては大海荒づくり（マグロの解体ショー）が人気でした。現在はお客さまのライフスタイルの変化に合わせ、個人のお客さまにシフトしています」
2年前には一番歴史の古い南館をリニューアルし、その際にファミリールームやキッズスペースを新設。
2016年に新設されたキッズ広場「う〜みん」
「2世代または3世代のご家族で訪れてもゆっくり楽しめるようなホテルづくりを目指しており、家族向けの宿泊プランにも力を入れています。夕食は和食コースと和洋中ブッフェのどちらかを選べるようになっていますが、7割の方がブッフェを利用しています。現在、別館に新客室14室の建設を進めておりまして、和食コースの部分も和・洋・中華を一体化させた新しい料理に変えていく予定です」
ライブキッチンが人気
ブッフェ会場のレストラン
旅行会社のお客さまアンケートで「88点」という高評価
焼津グランドホテルの今期のスローガンは「心をこめる」。スタッフの教育にも力を入れ、サービス向上につとめているそうです。
「ご指摘もお客さまのあたたかいお気持ちとして受け止め、すぐに改善し、次回は繰り返さないというスタンスです。心のこもったあたたかいサービスやお客さまの一歩先を行くサービスができるような体制づくりをしており、お客さまに“ゆっくりできて良かった”と心から思っていただけるようなサービスを続けていきたいと考えています」
こうした取り組みがお客さま満足につながり、旅行会社のお客さまアンケートで焼津グランドホテルは「88点」を獲得。この点数はサービスや部屋、食事、お風呂など、その旅行会社の全国の評価基準でお客さまの満足度を数値化したものです。
確かに焼津グランドホテルの魅力は、開放的な客室をはじめ、美味しい食事、海のお風呂と森のお風呂が楽しめることなどが挙げられると思います。何よりも井伊湯種がこのホテルを訪れた時に印象的だったのは清潔感とスタッフの笑顔。すごく感じの良い接客だと感じました。
スタッフの対応が好印象
周辺観光案内はスタッフの手作り
今後の抱負は次世代につなげていけるようなサービスの提供や、いつでも利用していただけるようなホテルづくり。「3世代のお客さまなら、その時のお孫さんが大人になって自分の子供を連れてご利用していただけるようなホテルづくりをしていきたいと思います。すべてのお客さまに楽しんでいただくためにはいろいろなことを考えていかなければなりません。焼津グランドホテルでは今後も記念日をはじめとする節目など、さまざまな用途でいつでもご利用していただけるように充実した料理やサービスのご提供をしていきたいと考えています」
