焼津グランドホテル やいづ黒潮温泉
駿河湾を一望できる高台に建つ絶景リゾートホテル
「海のお風呂」と「森のお風呂」でやいづ黒潮温泉を満喫
JR焼津駅から車で約8分、風光明媚な海岸の高台に建つ焼津グランドホテル。季節や時間によって変化する駿河湾や富士山の眺望が楽しめるだけでなく、敷地内に森のテラス&カフェを併設し、緑のある空間でも過ごせるリゾートホテルです。
ロビーはあたたかな雰囲気。チェックイン時にはたくさんのお客さまがおり、人気のほどが伺えました。
ロビーの先には駿河湾を一望できるベイテラスやラウンジがあり、ここから素晴らしい眺めを楽しめます。
今回、井伊湯種(いいゆだね)が宿泊したのは東館7階のオーシャンビューの和洋室です。大きな窓から見える駿河湾の眺めに思わず息を飲みました。海に横たわる大きな島は伊豆半島。その眺望に圧倒されました。
オーシャンビューの部屋からは朝日だけでなく、月の道を眺めることができます。ソファに座り、ビール片手に時間によって変化する海を眺めるという贅沢を味わいました。
ツインベッドの洋室と和室が一緒になった客室の広さは50㎡。ゆったりとした空間が広がり、年配の方やお子さま連れの方も快適に過ごせると思います。
また、館内にはオーシャビュー洋室や和室、リゾートツインなど、さまざまなタイプの客室があります。
その中でも東館の8階〜10階は「海椿」と呼ばれる、富士山と駿河湾、伊豆半島を一望できる特別フロアがあり、素晴らしい眺望が楽しめるだけでなく、ツインベッドを備えた洋室や12畳の本間、リビングで構成された61㎡というゆとりの空間が人気です。
さらに眺望の良い客室は富士ビューデラックスルーム。離れにあり、ホテルでも1、2位を争う絶景です。ご夫婦やカップル、記念日などの利用もおすすめ。
また、2016年夏に新設したファミリールームは洋室でありながら、靴を脱いで利用できるそうです。お子さまが寝転がって遊ぶことができそうですね。角の丸い家具を使用し、おもちゃなどのお子さまグッズも用意しています。
海が見える絶景露天風呂で温泉かけ流しを楽しむ
焼津グランドホテルには館内に3か所のお風呂があります。駿河湾を一望できる2つの「海のお風呂」と木々に囲まれた「森のお風呂」があり、それぞれの露天風呂では地下約1,500メートルから湧き出す「やいづ黒潮温泉」をかけ流しで楽しめます。
「海のお風呂」は「海音」と「汐風」があり、時間により男女入替制。どちらも海との一体感を楽しめる素晴らしいお風呂です。
まずは「海音」のお風呂からご紹介します。
「海音」には、展望内湯や寝湯、壷湯、高温サウナ、水風呂、露天風呂があります。
露天風呂は駿河湾や伊豆半島を見渡せる絶景温泉。こんなロケーションで温泉かけ流しが楽しめるなんてとても贅沢です。やいづ黒潮温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉で弱アルカリ性。海水の約半分の濃度の塩分を含み、神経痛や筋肉痛などに効果のある温泉です。
富士山も見えるロケーションが素敵過ぎて、いつまでも入っていたくなります。体を包み込むお湯は保湿性があり、肌がしっとりする美肌の湯。よく温まり、湯上がり後はしばらく汗がひきませんでした。
「汐風」はお風呂の仕様が「海音」と少し異なり、寝湯の代わりに丸い湯船のジャグジー風呂があります。
「汐風」の露天風呂も絶景です。駿河湾の向こうに見えるのは伊豆半島。海の景色の案内看板があり、静岡市や天城山系などの位置関係がわかってうれしく思いました。ぼんやり長湯をしていると、海側から視線のようなものを感じ、その方向を見るとフェンスに青い色をした鳥の姿が。イソヒヨドリがこちらをじっと見ています。すぐに飛び去ってしまいましたが、グッと心がほぐれる瞬間でした。
また、海のお風呂から日の出を眺めることができますので、朝風呂もおすすめです。早朝5時から入ることができ、実際に日の出前からたくさんのお客さまがお風呂にいらっしゃいました。空と海を紫色に染める朝焼けから神々しいほどの日の出の瞬間など、刻々と変化する眺望を堪能でき、贅沢な時間を過ごすことができました。
長湯をしていたら、喉がカラカラに。海のお風呂の湯上りラウンジには冷たい緑茶やレモン水が用意されていました。スタイリッシュな空間の中でクールダウンできます。
「海のお風呂」はランチとセットになった「湯ったりレストランプラン」で日帰り入浴が可能です。
また、宿泊者だけが利用できるプライベート貸切風呂(有料)も2つありますので、家族やカップルなど、水入らずで駿河湾の眺望を楽しみたい方におすすめです。
貸切風呂の近くにはキッズ広場「う〜みん」があります。対象は未就学の小さなお子さま。雨の日でもアスレチックやボールプール、おもちゃなどで遊べます。
宿泊者だけが入れる森のお風呂「オリーブ」
次にご紹介するお風呂は、宿泊者専用の「森のお風呂 オリーブ」です。
こちらは森に抱かれたお風呂で、森のテラス側に位置しています。
露天風呂エリアにはやいづ黒潮温泉を利用したかけ流しの湯船とシルク風呂があります。
露天風呂の湯口から注がれるのは、やいづ黒潮温泉。かけ流しの温泉を楽しめます。
明るい日差しの中で木々の緑を眺めながら、かけ流し露天風呂を楽しみます。気持ちのよい風が通り抜けていき、森の中で深呼吸できるようなロケーションが素敵だと思いました。
シルク風呂はプクプクと超微少の泡が体を包みこむマイクロバブル酵素泉。美容や健康に効果的なリラクゼーションを楽しめます。
大きな窓から自然光が入る開放的な内湯には4つのお風呂があり、寝湯や展望内湯、季節の湯、テルマーレ(サウナ)を楽しめます。
アロマとミストサウナが楽しめるテルマーレは女性に人気。良い香りに包まれながら、ジワジワと心地よく汗をかくことができます。低温サウナですので、体にやさしいのも良いですね。
森のお風呂は脱衣所もスタイリッシュな雰囲気。ゆっくり温泉に浸かったあとはオシャレなパウダールームで身なりを整えられます。
湯上り後は森のロビーでひと休み。用意された冷たいドリンクで喉を潤すことができます。
森のロビーの外では足湯も楽しめます。足湯にもやいづ黒潮温泉を利用。
ここから森のテラス&カフェへ向かうことができます。歩いて下ることもできますが、スロープカーを利用して移動しました。スロープカーは大人でも楽しかったので、お子さまは大喜びすると思います。
森のテラスは周囲を山に囲まれており、自然の起伏を活かした広大なガーデンエリア。敷地内には200本ほどの樹木が植栽されていて、プール(夏季のみ)やテニスコート、パターゴルフ、チャペルなどがあります。浜当目海岸まで片道徒歩20分ほどのジョギングコースもありますので、散策もおすすめです。
散策の休憩には、ひっそりと佇む森のカフェでコーヒータイムを。
森のカフェは木の温もりを大切にしており、あたたかな雰囲気。ここで飲んだゆず入りのホットドリンクがほどよい甘みで美味しかったです。
焼津グランドホテルは海だけでなく、森のリゾートも満喫できることも素敵ですね。取材時は2月で緑の少ない時期でしたが、森のテラスでは新緑や紅葉など、季節ごとの景色が楽しめると思います。