箱根仙石原 かま家
※かま家は店主高齢につき2024年12月22日をもって閉店しました。常連客の多い人気店であり、後継者を探しているとのことで、再開に期待しています。
釜めしが炊き上がるまで約40分、
温泉に入ってのんびり!
釜めしと温泉に
本物へのこだわり!
箱根仙石原にある釜飯専門店「かま家」。もともとご主人の大倉さんは寿司屋を営んでいましたが、体力の衰えを感じ、平成7年に釜飯専門店に転向したそうです。
釜めしは一人用の釜に固形燃料を用い、卓上で調理するスタイル。釜めしが炊き上がるまで約40分かかるそうで、こちらではこの間にお風呂に入れます(別料金)。
もともと寿司屋をやっていたときは自分が利用していたお風呂でしたが、「釜めしが炊き上がるまでに時間がかかるので、その間に好きな人に入ってもらえれば…」という想いから、かま家温泉を始めたのだとか。本物の温泉にこだわりを持ち、大涌谷温泉からの引き湯を100%源泉かけ流しで楽しめるとは、何とも贅沢! 硫黄の香りのする白いにごり湯に浸かってサッパリしたあとは、炊き上がった釜めしをいただきます!
釜めし定食は、かに、とり、シャケ親子、貝、海老、穴子などの種類があり、各1,580円。
こだわりは具材にご主人自らが採ってきたわらびを使っていること。山菜の季節に岩手県に採りに行き、塩漬けにして冷蔵しているそうです。ほかの具材も新鮮で、付け合わせのおひたしや漬物にもこだわりが感じられました。
これまであまり釜めしは美味しいと感じたことがなかった湯種ですが、こちらは格別。家庭的というのか、親戚の家で食事をしているような、のんびりした雰囲気もよかったです。何といっても釜めしと温泉という組み合わせがユニークで、また来訪したいと思った湯種でした。
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