熱海温泉 日航亭 大湯
※2023年11月に閉館となりました
由緒ある温泉「大湯」を源泉かけ流しで満喫!
敷地内に源泉が2本、1日8万リットル湧出!
JR熱海駅より徒歩12分。湯前神社の前にある「日航亭 大湯」。伊豆山の走り湯と並び、熱海温泉本来の源泉「大湯」を楽しめる日帰り温泉です。大湯は1200年以上の昔、平城の時代に噴き出した温泉と言われ、江戸時代に徳川家康が熱海で湯治を行ったことから「出世の湯」とも呼ばれています。
石の門が印象的な「日航亭 大湯」の創業は昭和16年。昔は温泉旅館だったそうで木造の館内はレトロな雰囲気です。敷地内に源泉が2本あり、1日の湧出量は8万リットル。今でも10メートル掘ると高温の源泉が湧き出すといいます。
大浴場は2つあり、男女別の日替わりになります。湯種が訪れた時は、大露天風呂のあるお風呂が男湯でした。脱衣所には「源泉100%。水を入れないようにお願いします。※水で薄めると効能がなくなります」という貼り紙が。石造りの内湯は窓から日が差し込み、木々の緑が見えます。露天風呂は広々としていて、開放的。熱い湯を浴槽に注ぐ湯口には源泉の成分が白くこびりついていて、温泉マニアの心をくすぐります。
お湯はあっさりしていて、口に含むと塩気を感じました。源泉はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。源泉の温度は94.7℃(採取地)と高温ですが、加水は行っておらず、由緒ある温泉を源泉かけ流しで楽しめます。
風呂上がりは、30畳の無料休憩室で休むことができます。全体的にのんびりした空気が漂っていて、くつろげました。
「日航亭 大湯」のすぐ近くに大湯間歇泉(かんけつせん)の史跡があります。大湯は世界三大間歇泉の一つとして有名でした。大正初期までは規則正しく大量の湯けむりを噴出していましたが、12年の関東大震災を境に不規則となり、翌年には止まってしまったそうです。しかし、昭和37年に復活工事が成功し、現在では4分ごとに3分間噴出しています。こちらもぜひ見学してみてください。
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