箱根湯本 豆腐・山芋料理 知客茶家
名物は「早雲豆腐」、味噌仕立てのとろろを堪能したい
以前は湯宿だった食事処で豆腐と山芋料理を満喫!
箱根湯本駅から徒歩5分ほどの早川沿いに建つ知客茶家(しかぢゃや)。
こちらは豆腐と山芋料理の専門店で、とても風情があります。木造3階建ての古民家風の建物はもともと湯宿「恵比壽」(昭和13年開業)として使われ、現在は食事処になりました。1階の椅子席は予約なしで、2階の予約席は湯宿の客室を利用できます。
今回は1階の囲炉裏を囲んだ席で、おすすめの「知客点心」(2,360円)をいただきました。コースで豆腐と山芋料理を楽しめます。
最初に出てきた「わさび味噌奴」は箱根湯本でつくられる木綿豆腐にゴマとわさびを使った味噌ダレをかけたもの。
次の「早雲豆腐」はこのお店の看板料理で、昆布出汁で温めた木綿豆腐に、コクのある飛騨高山の田舎味噌で仕立てたとろろをかけてあります。温かいとろろを食べたのは初めてだったので新鮮で、かつ上品な味わいでした。
「豆腐ステーキ」は卓上で仕上げるもので、醤油とバターの香りが何ともいえず食欲をそそります。食べる直前にカツオブシとネギを入れ、アツアツをいただきました。
続いて「味噌仕立てのとろろ」と「麦ごはん」が登場。とろろは大和芋を使っており、プラス250円で自然薯に変更することもできるそうです(10月頃〜3月頃限定)。このフワッとしたとろろが絶品。麦飯のお替りが自由だったのでどんどんごはんが進み、、思わず日頃のダイエットを忘れてしまいました。
全体を通じ、やさしい味わいで厳選素材を使っているのが感じられました。身体にもやさしいので、ヘルシーにガッツリ食べたい時にも良いですね。
ほかのメニューは「麦とろ膳」(1,020円)、「豆腐点心」(1,900円)、「山芋点心」(1,900円)などがあり、山芋料理が苦手な方には「湯場とうふ膳」(1,900円)もあります。
以前は食事の予約者に限り、貸切風呂に入れたそうですが、現在は入れないとのこと。食事は堪能したものの、「残念。一度は入ってみたかった…」と、それだけが心残りの湯種でした。
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