箱根・木賀温泉 KKR 箱根 宮の下
箱根の自然と一体になった宿で
かけ流しの木賀温泉を楽しむ
全室ガーデンビュー、自家源泉の宿!
木賀温泉の歴史は古く、12世紀末、源頼朝に仕えた木賀善司吉成が重病を癒したという伝説があるそうです。江戸時代には箱根七湯に数えられ、将軍・徳川家へも献上されました。明治時代初期には温泉療法で知られるドイツのベルツ博士などがこの地を愛し、一帯には旅館が軒を連ね、賑わっていたそうです。
「KKR箱根 宮の下」はもともと国家公務員専用の宿泊施設として造られましたが、現在は誰でも宿泊できます。箱根の広大な自然と一体になった施設で、客室は全22室。全ての部屋から森林展望が可能です。
そんな箱根の自然に包まれた宿で楽しみなのは、源泉かけ流しの露天風呂。森林の風景とせせらぎの音を楽しみながら歩いていくと、男女別の露天風呂「せせらぎの湯」がありました。
残念なことに急に天気が崩れ、雨模様に。しかし、こんなことでお風呂に入るのを中止する湯種ではありません。露天風呂に用意されていた編み笠を被って、取材を敢行。何といっても憧れの木賀温泉です。お湯はマイルドで、冷えた身体に心地よくしみ渡ります。
自家源泉がここから約100メートル上流にあり、深さ176メートルから毎分70リットルを汲み上げているとのこと。源泉の温度は67℃で、適温にするためミネラル豊富な地下水を加えているそうです。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。pH値は7.89(実測)、美肌効果の目安となるメタケイ酸も多く含まれ、美肌の湯としても人気です。湯上がりはさっぱりとして、良いお湯でした。
館内には内湯が2つあり、男女入れ替え制で利用できます。「木賀の湯」は窓から庭園の樹木が見え、爽やかな光があふれます。ユニークな形の「ひょうたん風呂」は、ひょうたんの上の方が浅い造りになっていて、寝湯や半身浴が楽しめます。
また、宿周辺には彫刻の森や不動の滝があり、徒歩約10~15分。散策も楽しいエリアで、春は桜(ウコン桜や八重桜など)、6月には玄関から50メートルの敷地内でホタル鑑賞や紫陽花、秋は紅葉と箱根の四季を存分に楽しめるのもこの宿ならでは。今度はお天気の良い日に訪れてみたいと思った湯種でした。
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