箱根強羅温泉 強羅花扇 早雲閣
※2019年10月の台風被害により閉館となりました。
箱根では珍しい、源泉かけ流しのにごり湯に感動!
自家源泉のにごり湯に湯種、大興奮!
箱根登山鉄道「早雲山駅」のすぐ近くに位置する「強羅花扇 早雲閣」。早雲山の高台に位置するため、部屋から素晴らしい景観や箱根の自然が楽しめます。
もともと「早雲閣」は大正12年に創業した老舗旅館。箱根・強羅の歴史と共に歩んできましたが、2010年に全館リニューアルし、「強羅花扇 早雲閣」として生まれ変わりました。
全館畳敷きで、宮大工に作らせたという天然木に囲まれた空間は洗練されていて、とても落ち着ける雰囲気です。この旅館で楽しめるのは、源泉かけ流しの温泉。源泉は、大正8年(1919)の箱根登山電車の開通で箱根十七湯の仲間入りをした強羅温泉です。早雲山周辺は箱根の中でも大地の活動が活発で、地球のエネルギーを含んだ温泉が湧き出ているエリア。しかも自家源泉と聞けば、期待が高まります!
館内には早雲閣の昔の佇まいを感じさせる男女別の大浴場と露天風呂(時間による入れ替え制)があり、そこで湯種を待っていたのは、何とも言えない温泉の香りと緑がかった茶色のにごり湯! しかも箱根では珍しい重曹石膏泉(泉質はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム‐ 硫酸塩、炭酸水素塩泉)で、飲泉もできると聞き、思わず興奮してしまいました。
お湯はキシキシ感が少なく、口に含んでみれば、かすかな苦味が。源泉の温度は約55℃あり、その湯量を調整することで適温にしているそうです。天然温泉100%をかけ流しで堪能できるなんて、何とも贅沢。美肌効果の目安になるメタケイ酸も多く含まれ、pH8.09(実測)の弱アルカリ性のお湯です。そんな美肌の湯とも言える、にごり湯に浸かっているだけで幸せな気分になれます。
露天風呂は、「冷泉」と「温泉」が楽しめるようになっていて、ますますテンションが上がります。冷泉は35~37℃仕立てられており、この日は不感温度とも言える熱くも冷たくもない温度で、いつまでも入っていたくなりました。お湯を交互に楽しむのもいいですし、疲れたらデッキチェアに座って休んだり、日常を忘れてくつろげると思います。
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