箱根湯本 湯本見番
箱根湯本で楽しむ日本の文化「芸妓遊び」
芸妓遊びを初体験!
『見番(けんばん)』とは、芸者(芸妓)さんの所属する「置屋」が集まる組合事務所のようなもの。建物の中には舞台があり、芸妓さんたちが踊りや唄の稽古をしたり、ここで芸をお客さまに披露することもあります。
大きな温泉地には、この『見番』があることが多く、熱海や湯河原にも、それぞれ地元の『見番』があります。
今回、井伊湯種(いいゆだね)は、芸者芸能に造詣が深い湯友の湯達入郎(ゆったりはいろう)氏に誘われて、湯本見番で行なわれた観光客向けの「芸妓遊び体験イベント」に参加してみました。
場所は箱根湯本。湯泊まりの宿「弥次喜多の湯」のすぐ近くです。ここはこれまで何度も通っていますが、このような施設があるとは、まったく気づきませんでした。
「湯本見番」は、某テレビ局の有名番組「大改造!劇的ビフォーアフター」の『匠』により、2011年にリフォームされたそうで、外装、内装ともとてもキレイな建物です。
湯本見番には、芸妓さんの所属する「置屋」が30も加盟しています。「置屋」とは、旅館や料亭に芸妓さんを派遣する派遣会社のようなもので、湯本には、総勢約150人の芸妓さんが在籍しています。
この体験イベントでは、芸妓さんの唄や踊りを観賞したり、さまざまな「お座敷遊び」が実際に体験できます。
「お座敷遊び」は、希望者が舞台に上がるのですが、これには海外から来られた方や子供さんたちも楽しそうに参加していました。
湯本見番では、公開稽古(見学無料)が月2回実施されているほか、さまざまなイベントが毎月行なわれているとのこと。
芸妓さんを宴席に呼ぶのは、少し敷居が高いかも知れませんが、まずは「見番」で芸妓遊びを体験してみてはいかがでしょうか。
より大きな地図で 温泉グルメ探訪 を表示