はこねずし 箱根仙石原
名物の「穴子寿司」は噂どおりの絶品でした!
遠方からも食べにやって来る山の中のお寿司屋さん
箱根・仙石原にある「はこねずし」に行ってきました。こちらは温泉ソムリエの佐藤ガチャ氏が「仙石原に来たら、絶対寄ってみて」と、紹介してくれたお店です。以前取材した「かま家」の向かい側にありました。
創業22年の「はこねずし」は、群馬などの遠方からも訪れる根強いファンを持つお店です。
こだわりは店主自らが毎朝1時間かけて沼津港まで仕入れに行き、新鮮な素材を用いた美味しいお寿司を提供すること。2014年度には箱根で初めて全国うまいもん推進協議会による『うまいもん認定店』に選ばれました。
寿司屋というと一般的に敷居の高いイメージがありますが、お子さま連れの方も気軽に入れるお店を目指しているそうです。
看板メニューは穴子寿司と鯖寿司(秋冬限定)です。まず穴子寿司が出てきた時に感じたのは握りの美しさ。
江戸前の穴子寿司は穴子の皮を上にしますが、こちらでは皮を下にしています。そのため、ネタの白さが印象的でした。新鮮な穴子を使ったネタはフワッとしていて、いくらでも食べられそうなくらい軽い食感で、ゆずの風味と香りも良いアクセントになっています。シャリは御殿場のお米を富士山の伏流水で炊いたもの。あっさりとした甘みのツメは創業以来、継ぎ足して使っているそうです。ネタ・ゆずの風味・シャリ・ツメのバランスが絶妙で、美味しかったです。
いつのまにか名物になったという穴子寿司ですが、納得の味わいでした。
開業当時は「何でこんな山の中に寿司屋があるんだ?」という感じで来店されたお客さまが、食後は「美味しかったです。また来ます」と言って帰って行ったというエピソードも箱根の山のお寿司屋さんならではで面白いと思いました。
穴子寿司以外の人気メニューは、その日のネタを厳選して握る「おまかせ握り寿司」やバランスのとれたネタを揃えた「特上寿司」など。そのほか、ちらし寿司や太巻きなど、いろいろなメニューが用意されています。
卵、きゅうり、たくわん、やまごぼう、かんぴょう、椎茸などが入った「太巻き」はお子さまにも喜ばれそうなやさしい味わい。ボリュームがありますので、みんなでシェアすると良いですね。
当日のおすすめ料理もあります。
秋冬限定の鯖寿司はリピーターが心待ちにしているメニュー。お土産にすることもできるそうです。取材時は時期が早くてオーダーすることができなかったため、とても残念でした。次回仙石原を訪れた時には必ずリベンジしたいと思います。
また、はこねずしでは近隣エリアへの出前も受け付けていますので、お店の近くの宿に宿泊した際に利用するのも良いですね。出前のエリアについてはお問い合わせを。
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