うなぎ浜名亭 伊東市
伊東で60年以上続く老舗のうなぎ屋さん
浜名湖から生簀へ!
朝割いたばかりの新鮮なうなぎは絶品!
伊東市を貫く幹線道路「修善寺街道」を少し入ったところにある「うなぎ浜名亭」。地元のスルガ銀行社員オススメのお店です。こちらは昭和33年創業以来、地元の人々に愛されてきた老舗です。創業者である先々代が浜松出身で、浜名湖からうなぎを取り寄せ営業を始めたため「浜名亭」という名前になったそうです。
入口脇にはどんなメニューがあるのかが一目でわかるショーウィンドーがあります。値段も添えられているので、安心して入ることができます。また、住宅街にあるため、扉には駐車場の表示もありました。9台も停められるとのことで、クルマでの移動が多い地元の人々への配慮を感じます。
店内に入ると、天井が高く広々としています。和風に演出された店内の内装のテーマは「大正ロマン」。2000年に改装した際に建築家がそのテーマでデザインをしたそうです。こだわりを感じる内装は、20年経った今もモダンな和のイメージを印象づけています。
テーブル席の他に、靴を脱いで上がる広い座敷席もあります。障子で仕切れば個室にもなるため、大人数の宴会やちょっとした家族の集まりにも対応しています。
席数は、全部で56席。40〜50人の貸切もでき、座敷だけでも25人の宴会が可能です。
メニューを見るともちろんうなぎがメインですが、刺身なども入った宴会メニューもあるそうです。
生簀のうなぎを朝割く!
新鮮だから美味しい!
浜名湖から取り寄せたうなぎは、店の生簀に移され充分に泥を吐かせるため、臭みのない美味しいうなぎ料理になるそうです。また、その日に使ううなぎは、朝生簀から出して割くため、鮮度も抜群です。
その新鮮なうなぎを、創業時から継ぎ足して使われてきた秘伝のタレで焼くわけですから美味しくないわけがありません。ご主人にお願いして焼いているところを見せていただいたのですが、ジュージューと脂が焼ける音とタレが焼ける香ばしい匂いで、「早く食べたい!」という気分がさらに盛り上がります。
焼き上がってきた看板メニューのうな重は、ふっくらとした身と艶やかな焼き色、匂い立つうなぎの香ばしい香り。一目見ただけで美味しそうです。
井伊湯種(いいゆだね)は、ひつまぶしを食べてみました。まずは、そのまま食べてみます。ひつまぶしの本場名古屋では、蒸さないでそのまま焼くのですが、浜名亭では他のうなぎ料理同様、蒸してから焼いているため、ふっくらとした身がとても柔らかく、まさに極上の味わい。
そのまま全部食べてしまいそうでしたが、せっかく出汁が付いているので、ワサビをのせてうなぎ茶漬けに。出汁とうなぎのタレが絶妙にマッチして、これも絶品でした。
今回取材に同行してくれた湯友のクロちゃんは、浜名亭だけのオリジナル「なまず天丼」に挑戦。うなぎが獲れなくなり、値段も急上昇する中で「うなぎに変わる食材を」ということでご主人が工夫に工夫を重ねて開発したメニューです。
なまずは、割く方法がうなぎと同じで、天丼にした時にうなぎのタレが使え、しかも、うなぎより大きく、1匹で2人前とれるため値段も安く提供できます。うなぎの値段が高騰する前は、浜名亭でもうなぎを1,200円で出していて、その値段に近い金額にできるということで、「なまず天丼」という珍しいメニューを加えることになったそうです。
では、そのお味はいかに?
とにかく臭みが全くなく、うなぎのタレとの相性も抜群で、味わったことのない美味しさ!というクロちゃん。
ご主人によれば、うなぎと同じく生簀で泥を吐かせているため臭みがなく、また、その日の朝割くのもうなぎと一緒。新鮮さも美味しさにつながっている、とのこと。予想外の美味しさにご満悦のクロちゃんでした。
もう一つの浜名亭の名物は、ランチ。うな丼に肝吸、サラダと白菜の漬物がついて、値段が2,200円(税込)。浜名湖うなぎで、このコストパフォーマンスはスゴイ!
老舗のうなぎは絶品!
一度お試しを!
60年以上にわたって、地元の人々に愛されてきたうなぎ浜名亭。とにかく美味しくいただけました。老舗の絶品うなぎを一度、お試しあれ。
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