喫茶こもれび 宇佐美温泉
地元の人々に愛されて31年
喫茶と貝殻細工販売で観光客にも人気のお店です
手作りの内外装が、とにかく目立つお店です
宇佐美大仁道路が海岸線の国道135号線にぶつかる少し手前に、「ここは何屋さんだろう?」と思ってしまうほど目立つお店があります。それが「喫茶こもれび」です。
JR伊東線宇佐美駅から400m。歩いても楽に行けるアットホームなお店で、夏ともなれば観光客も多く訪れます。今回は、井伊湯種(いいゆだね)の湯友のクロちゃんのお母様(ママ)が営む、この個性的なお店をレポートします。
貝殻細工も販売しているだけに、海をイメージさせるコバルトブルーが目立つお店です。宇佐美大仁道路を車で走っていても、駅から歩いて来ても、すぐに見つけられます。
このお店が開店したのは、平成元年。31年もこの場所で営業を続けてきました。お店の外装も内装もクロちゃんのお父様の手作りだそうです。周囲から外に向いたお店の飾り窓には、貝殻細工の商品や展示品が数多く並んでいるのが見えます。この飾り付けに誘われてお店に入ってくる観光客も多いそうです。
店内に入るとまず、あらゆるところに飾られた貝殻細工に目が奪われます。南国の海の演出とレトロな店内の雰囲気に、初めて入る人は圧倒されるかもしれません。でも、気さくなママの歓迎ですぐに緊張感が解かれます。
気取らない大らかな接客に、初めての人でもまるで常連さんのようにくつろげます。湯種も初めて来た時には、「妙に落ちつくお店だなぁ」と感じていました。
喫茶店なのにメニューが豊富なのも喫茶こもれびの特色。お客さんのニーズにできるだけお応えしたいと考えていたら、増えてしまったそうです。とてもリーズナブルな値段にも注目!
常連さんも観光客もみんなが満足!
新鮮な素材を活かした定食と喫茶店ならではの洋食メニュー!
「心がこもっているから美味しい!」喫茶こもれびの料理はどれもそんな感想が出そうなものばかりです。取材にお伺いした時の「日替定食」はまさにそんな料理でした。地元の魚屋さんから仕入れた新鮮なエビと野菜の天ぷらがメインの定食です。
野菜の天ぷらはじゃがいも、しめじ、しいたけ、人参、玉ねぎ、大葉という6種類。ボリュームもたっぷりです。それに大根とさつま揚げの煮物、大根の漬物、青のりの味噌汁という組み合わせです。
主役の天ぷらはカラッと揚がっていてとても美味しく、脇役である煮物は柚子胡椒が入っていてピリッとした辛さが絶妙でした。漬物はこがらし大根が美味しい群馬のものだそうです。これにコーヒーまで付いて850円(税込)ですから、常連さんが毎日のように来るのもうなずけます。
喫茶こもれびでは日替定食が人気ということですので、取材でご紹介するためにいくつかの日替定食メニューを作っていただきました。湯種は前回お伺いした時、大好きな「ナポリタン」をオーダーしたため、今回は日替定食メニューの「刺身の定食」をお願いしてみました。
地元の魚屋さんから仕入れた新鮮なお刺身が4種類。金目鯛、鯛、ヒラメ、マグロの刺身を堪能しました。
日替定食には、豚バラ焼肉と目玉焼という組み合わせもあります。ボリュームたっぷりで人気の高い定食です。
同行したカメラマンは、喫茶店の定番メニューともいうべき「オムライス」に挑戦。分厚く焼かれた卵とケチャップライスがマッチしていて美味しいと絶賛していました。
今回取材に同行してくれたクロちゃんは母親が経営するお店への取材ということでちょっと恥ずかしそうでしたが、気さくなママのおかげで湯種も気兼ねなくランチタイムを楽しむことができました。
店中が貝殻細工!
これが喫茶こもれびのもう一つの目玉です
店中に飾られた貝殻細工には店内演出用と販売用があります。値札が付いているものが販売用で、購入することができます。
喫茶店を開店する前、お土産屋さんをやっていた頃に貝殻細工も販売していたとのことで、これがよく売れる人気商品だったそうです。その経験があったため、夏場の観光客が多い時期に試しに置いてみたところ、かなり売れたことから、常時販売するようにしたそうです。
以来、喫茶店と貝殻細工のお店の二刀流という個性的なお店として営業を続けています。
アットホームな雰囲気の宇佐美温泉の名物店です!
喫茶こもれびは、気兼ねなく入れて、くつろいで食事やコーヒーを楽しめるお店です。宇佐美温泉に来たら、ぜひ立ち寄ってみてください。きっとママと楽しいお話ができると思います。
宇佐美温泉への旅のお土産に貝殻細工もどうぞ。
より大きな地図で 温泉グルメ探訪 を表示