熱海温泉 湯の宿 平鶴
※2024年7月に再取材を行い、記事をアップデートしました。
網代湾に面した自家源泉かけ流しの宿!
海に浮かぶ露天風呂が名物です
魚屋さんから磯料理のお店を経て湯の宿へ
新鮮な磯料理が自慢のお宿です!
「湯の宿 平鶴」の初代が営業を開始したのは、1937年(昭和12年)のこと。熱海の魚屋「平鶴」からのれん分けで独立して「魚屋 平鶴」を開業しました。1974年(昭和49年)には、2代目が「磯料理 平鶴」という料理屋を始め、1984年(昭和59年)に「湯の宿 平鶴」となり今に至っています。
現在のご主人で3代目となる歴史のあるお宿です。
このお宿の最大の魅力は、昭和13年に網代温泉に最初に湧き出た源泉のうちの2本を所有していること。自家源泉を贅沢にかけ流しているため、温泉好きな井伊湯種(いいゆだね)は、ここの日帰り温泉を湯友たちと何度も利用しています。
温泉は地下300メートルから湧き出る自家源泉を使い、すべての湯舟に直接引湯した、源泉100%のかけ流し。61℃と高温ですが、加水はせず、投入する湯量の調整のみで温度管理しているので、鮮度は抜群。また、毎晩11時にすべての浴槽の湯を落として掃除をしているそうです。
また、このお宿は、元は料理屋だっただけに、地元の漁港から水揚げされた新鮮な魚介を使った磯料理を楽しめるのも魅力です。
海沿いの幹線道路である国道135号線に面したこのお宿は、交通の便が良いだけでなく目の前が網代湾という最高の立地です。
玄関の上には、「源泉かけ流し 湯の宿 平鶴」と書かれた木製の看板が掲げられています。
玄関のもう一つの入り口には、歴史を感じさせる看板が掲げられています。
よく見ると「電話網代 128番」と書かれていて、昔の看板をそのまま使っていることがわかります。
夏は海水浴客が多いため、玄関脇には水着や体に付いた砂を流すためのシャワーと脱水をするための洗濯機が用意されています。
玄関を入るとフロントと土産コーナー、シックなイメージのロビーがあります。
2本の自家源泉を利用して
大浴場の内湯と露天風呂は違う源泉をかけ流し!
「湯の宿 平鶴」の温泉の特色は、2本の自家源泉の豊富な湯量を利用して、大浴場の内湯と露天風呂に違う源泉をかけ流していること。
いずれの源泉も美肌効果が好評な名湯です。
そのため、大浴場では「内湯と露天風呂でお湯の違いを楽しむ」という、特別な体験ができるのが魅力です。
このお宿では、内湯と露天風呂を楽しめる自慢の大浴場をより多くの方に利用していただきたい、という想いから、日帰り入浴(男女別)も実施しています。11時~15時、18時~19時40分まで1人1,100円 (税込)で利用できます。
また、この宿の名物である貸切露天風呂「潮彩」も日帰りで利用できます。こちらは11時~19時45分の間の45分間利用で1~4人まで3,850円(税込)。仲間と一緒に入れば,とてもリーズナブルに「空に浮かぶ露天風呂」を楽しめると思います。
事前の予約はできないそうですので、ご注意を。
さらに、1日1組限定で、館内の完全個室と大浴場を利用できる「日帰り休憩」も実施しています。11時から16時までの日中に専用の個室でゆっくりと寛ぎながら、館内の温泉(貸切露天風呂を除く)を自由に利用できる仕組み。2人以上の利用で、1人7,150円~(税込、入湯税別)です。
では、大浴場を見てみましょう。
男女に分かれていますが、今回は男湯を撮影させていただきました。
大浴場の内湯の源泉は美肌効果や疲労回復効果が高く好評なのだとか。内湯と露天風呂を満喫し、その違いを比較してみるのは温泉マニアならずとも楽しいと思います。
内湯から外に出ると、露天風呂があります。
内湯とは違う源泉のかけ流しを堪能できるだけでなく、目の前の網代湾の絶景が楽しめる開放感抜群の露天風呂です。
湯種は、内湯を堪能した後、露天風呂へ。
こちらの温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。温泉成分が濃く、ジワジワと身体にしみ込む感じが心地よくて、いつまでも入っていたくなります。
湯種はこの露天風呂が好きで、これまでに何度も日帰り入浴に訪れています。入浴していると、海面と一体になったような感じで、波の音を聞きながら、とてもリラックスできます。
次に、このお宿の名物、空に浮かぶ貸切露天風呂「潮彩」にも入らせていただきました。
海に面した広々とした露天風呂で、熱海・湯河原を一望でき、まさに空に浮かぶ絶景温泉。
この開放感がたまりません!
夜は、熱海の夜景を楽しみながら入れます。貸切のため、他人に気兼ねすることもなく贅沢な時間を過ごせると思います。
すべての部屋がオーシャンビュー!
4つのタイプの客室があります
「湯の宿 平鶴」には、「オーシャンフロント客室」「特別室A」「特別室B」「一般客室」という4つのタイプの客室があります。
今回の取材では、「オーシャンフロント客室」を撮影させていただきました。
この客室は、和洋折衷の落ち着いた雰囲気のこの部屋は、寝室とリビングが分かれた贅沢な空間。もちろん、目の前は海。窓からの眺望も抜群です。
次に、お借りした写真で「特別室A」と「特別室B」をご紹介します。
2つの特別室は2022年にリニューアルしたばかり。低めのベッドはどの世代にも喜ばれる仕様です。
網代漁港に水揚げされたばかりの魚介を使った
極上の海鮮料理!
「湯の宿 平鶴」では、魚屋直営だからこそ手に入る水揚げされたばかりの魚介を生簀に入れ、直前まで生きている魚介を料理に使っているそうです。
新鮮そのものの贅沢な素材による豪快な磯料理こそ人気の秘密です。
それでは、お借りした写真でお料理をご紹介しましょう。
料金は1人1泊のプランです。
2本の自家源泉からの豊富な湯量で
2種類の源泉かけ流しを楽しめるお宿です!
2本の自家源泉があるため、大浴場の内湯と露天風呂で違うお湯を比較して楽しめるお宿です。近くの漁港から水揚げされた新鮮な魚介をそのまま使った磯料理も絶品です。
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