伊豆大川温泉 美味の宿 伊豆おおかわ
※「美味の宿 伊豆おおかわ」は2018年7月「伊豆AZUMA東」としてリブランドオープンしました。
海の見える静かな宿で
源泉かけ流しの「にごり湯」を楽しむ
源泉蛇口に付いた、豪快な析出物に感動!
伊豆ではめずらしい、湯種の大好きな色付き温泉をご紹介します。
「美味の宿 伊豆おおかわ(旧伊豆大川温泉ホテル)」は、伊豆大川駅からは畑に沿った細い坂道を少し登ったところにあり、前方は海、後ろは山という自然に恵まれた長閑な環境です。
ゆったりとしたモダンなロビーラウンジには静かなBGMが流れ、相模灘が見渡せます。
この宿のこだわりは3つあり、おもてなし、源泉かけ流しのお風呂、そして地産地消のお食事とのこと。いずれも心を込めて本物を提供したいと考えているそうです。
お風呂は毎日14万ℓの湧出量を誇る敷地内の自家源泉を利用し、源泉の温度が75℃のため、山の湧き水を加えて適温にしています。
4階に大浴場の「観月の湯」と「星見の湯」があり、男女入れ替え制で利用できます。この日、男湯だった「星見の湯」に入りました。
青い海を見渡せる絶景の屋上露天風呂は、うっすらとした黄緑色のにごり湯。
しかも源泉かけ流しです。なめてみると苦じょっぱく、鉄味も感じられ、いかにも温泉らしくて湯種好み。そして大海原の眺めも素晴らしいです。この日は見えませんでしたが、ここから大島も眺めることができます。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。鉄分とカルシウムを多く含むため、空気にふれるとうっすらとした色付き温泉に変化します。
源泉温度が高く、浴槽内でも湯口付近は高温となっているので、好みに応じて入浴場所を変えてみると、じっくり楽しめると思います。
こちらは内湯です。
入浴後はポカポカと温まり、肌がスベスベになりました。メタケイ酸も多く含まれ、美肌の湯だと思います。
脱衣所は足に心地よい畳敷きで、気持ちがよいです。湯上がりの水分補給に湧き水が用意されているのがうれしいですね。
続いて3階の総檜の貸切風呂に入りました。浴室から床、壁、天井まですべて檜で作られて、とても落ち着ける空間です。同じ源泉を利用していますが、少し色が違いますね。こちらは大浴場に比べ、浴室がこじんまりしている分だけ、お湯がフレッシュだと思います。
ここで湯種が注目したのは、源泉蛇口についた鉄分やカルシウムなどの温泉成分の付着物。これがあまりにも豪快で感動しました!!
宿の客室25室のうち、専用露天風呂付き客室は8部屋あります。和室、和洋室、洋室があり、湯船のタイプは陶器風呂と岩風呂があります。
1階にある露天風呂付き洋室(バリアフリー対応)はセミダブルベッドが2つ置かれた、ゆったりとした空間。バリアフリーのため、年配の方や足の不自由な方が過ごしやすい部屋になっています。
露天風呂には信楽焼の湯船を用い、湯口からフレッシュな源泉が注ぎ込まれます。注ぎ込まれた直後のお湯は透明で、空気にふれてにごり湯へと変化していきます。そんな様子を楽しみながら、入れるのはとても贅沢。誰にも気兼ねなく、滞在中いつでも温泉に入れるのが露天風呂付き客室の醍醐味ですね。
最後に2階の見晴らしの良い和室に案内していただきました。窓からは海をはじめ、街並や線路などが見えます。伊豆急行線の電車が眺められるため、鉄道ファンにも人気だそうです。静かな空間でのんびり過ごすのも良さそうですね。
また、地元の食材を使った料理は、料理長が毎日自ら旬の素材を仕入れているそうです。伊東港で揚がる金目鯛をはじめ、伊勢海老や鮑などの魚介類、中伊豆や伊東の農家から仕入れた野菜や伊豆牛などを使った会席料理が楽しめます。水は山の湧き水を使用し、メニューもその日の仕入れによって変更になるそうです。
立ち寄り入浴も可能ですが、宿泊してゆっくり温泉と食事を楽しむのがおすすめです!
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