南熱海網代山温泉 竹林庵みずの

泊まりでじっくり堪能したい、
古民家を移築した温泉宿

海を見渡す絶景温泉は、オレンジ系のにごり湯!

目の前に広がる相模灘、竹林に囲まれたロケーション。そして豊富に湧き出す自家源泉の網代山温泉。「竹林庵みずの」は、忙しい毎日を忘れて非日常を楽しめる素敵な宿です。
竹林庵みずの 門
本館と別邸があり、総客室数は14。すべて露天風呂付き客室です。

竹林庵みずの館内

館内

竹林庵みずのロビー

ロビー

竹林庵みずの 眺め

ロビー・テラスからの眺め

まずは大浴場の展望風呂や貸切風呂のある露天風呂棟をご紹介します。

露天風呂棟までの風情のある小径

露天風呂棟までの風情のある小径

竹林庵みずの 温泉成分

温泉成分で石が赤褐色に変わっていた

展望風呂(大浴場)は「風」と「楠」があり、男女入替で利用できます。

「風」に入ってみました。

開放的な展望露天風呂からは相模灘が一望でき、初島も見えます。まさに印象は天空の露天風呂。しかも、伊豆半島では珍しい「色付き温泉」です。特にここは、私の好きな部類の鮮やかなオレンジ系のお湯!

眺めは素晴らしいですし、源泉かけ流しです。さらにテンションが上がる湯種でした。
涼やかな海風も感じられ、とても心地が良いです。

竹林庵みずの「風」露天風呂

展望風呂「風」の露天風呂は源泉かけ流し

竹林庵みずの 初島

露天風呂から初島が見える

宿のすべての温泉は2本の自家源泉を利用し、源泉の温度が63.1℃と高温のため、お湯を出す量を調整しながら適温(41℃位)にしています。泉質はカルシウム・ナトリウム−塩化物温泉。傷によく効くと言われ、総成分が14.23g/kgと温泉成分が濃い温泉でもあります。

竹林庵みずの チェア

露天風呂に置かれたウッドデッキチェア

竹林庵みずの 色付き温泉

色付き温泉好きにはたまらない、オレンジ系のにごり湯

お湯は中性でややキシキシ感も。特に美肌をサポートするメタケイ酸が162.8mg/kgも含まれていますから、美人泉質ですね!

また、強烈にしょっぱい塩化物泉のため、とてもよく温まり、いかにも温泉らしくて良いと思います。

内湯は笹にごりと言ったらよいのでしょうか、緑がかったにごり湯です。木の温もりを大切した浴室は風情があります。

竹林庵みずの「風」の内湯

展望風呂「風」の内湯

竹林庵みずの「風」洗い場

洗い場

竹林庵みずの「風」脱衣所

脱衣所

次は大浴場と同じ並びにある、貸切風呂「独泉(どくせん)」へ。こちらも景色が素晴らしく、源泉かけ流しです。湯船のへりには、心地よい感触の木の枕があり、好みのポジションに移動することもできます。コバルトブルーの海をいつまでも眺めていたくなりました。

竹林庵みずの「独泉」

貸切風呂「独泉」は展望露天風呂。宿泊者は無料

竹林庵みずの「独泉」湯口

湯口

竹林庵みずの「独泉」カラン

洗い場。カランは2つ

本館にある貸切風呂「竹林」は、完全予約制で有料。広々としていて、洗い場にカランが3つ。グループや家族での利用など、日帰り入浴でも人気のお風呂だそうです。

竹林庵みずの「竹林」

貸切風呂「竹林」はゆったりとした展望露天風呂

竹林庵みずの「竹林」湯口

3つの穴から源泉が湧き出している湯口

竹林庵みずの「竹林」カラン

洗い場

古民家を移築した別邸「郷(さと)」をレポートします!

竹林庵みずの 別邸の門

別邸「郷(さと)」の門

古木だけが持つ空気感がステキ!

新潟の豪雪地帯にあった古民家を移築し、2013年に完成した別邸「郷(さと)」。豪雪に耐えた力強い柱や太い梁など、古木を使用してそれぞれ趣向を凝らした3部屋がつくられました。この建物は2013年度民家再生奨励賞も受賞されたとのこと。その中でも一番広い「けやき」をレボートします。

竹林庵みずの「別邸」看板

古木を利用した別邸

竹林庵みずの「けやき」入口。

2F「けやき」の入口。踏込は畳敷き

お部屋はオーナー自身が「自分が暮らしたい、使いたい空間」を実現させたもの。デザインされすぎず、引き算の美学が反映されているそうです。「けやき」は古木がふんだんに使われ、木の温もりが感じられる部屋です。

実際にその民家に住んでいた方を招待したところ、涙を流して喜ばれたとのこと。梁に残っている文字も昔、書かれたものだとか。そんなエピソードをお伺いしながら、さまざまな方の想いが交差していること、また古いものがそのまま生かされていることに感慨を覚えました。

竹林庵みずの「けやき」室内

「けやき」の室内。客室(和室12畳)、寝室、広縁、専用露天風呂で構成され、85.1㎡

竹林庵みずの「寝室」

寝室

竹林庵みずの「けやき」天井

天井に使われた古木

竹林庵みずの 洗面台

フランス製の陶器を用いた洗面台。トイレは畳敷き

専用露天風呂からは山の緑と青い海が見えます。角部屋のため、その眺めは雄大。木の枕が2つ置かれ、寝湯の趣きで美しい景色を楽しみながら、源泉かけ流しのにごり湯を堪能できます。こちらも素晴らしい眺めで感動しました。

竹林庵みずの「けやき」露天

専用露天風呂

竹林庵みずの「けやき」露天

天気の良い日は朝日の眺めも

竹林庵みずの 中性のお湯

pH値を測れば7.46の中性のお湯

食事は地産地消にこだわった和会席膳
ステーキラウンジでの食事もおすすめ

支配人自らが料理長をつとめ、素材にこだわった和食を堪能できます。網代港で獲れたばかりの魚介類がその日の夕食のメニューになり、名物は「カサゴの丸揚げ、甘酢あんかけ」とのこと。
ほかの素材については、みずの自然農法園の無農薬野菜や、自然農法を営む大仁牧場の牛乳や鶏などを使い、牛肉は富士山麓の岡村牧場で育てられた「岡村牛」がメイン。ヨーグルトは女将さんの手作りで、バターも手作りしているそうです。

年に10回も宿泊するお客さまがいらっしゃるそうで、季節ごとにメニューを変えるのはもちろん、あきられないよう工夫をしているとのこと。

竹林庵みずの和会席膳

別邸限定和会席膳の一例(料理はイメージ)

注目はステーキラウンジでの夕食。ここでは1日1〜2組限定で、料理長が目の前で焼き上げる黒毛和牛を味わうことができます。ゆかりをまぶしたガーリックライスも人気。別邸宿泊者は別邸和会席膳とステーキラウンジでのお食事を選べます。また、本館利用者は別途8,640円で利用できるそうです。

竹林庵みずの ステーキ

ステーキラウンジ

敷地内には「花鳥園」と呼ばれる5千坪の広い庭園があり、熱海桜や河津桜、サツキ、ツツジ、あじさいなど、四季折々の花が楽しめます。庭園の中には畳敷きのステキな足湯もありますので、ぜひ散策してみてください。

竹林庵みずの花鳥園

花鳥園。画像はツツジの頃

竹林庵みずの足湯

足湯

この宿には熱烈なファン(リピーター)が数多くいらっしゃるようです。温泉は日帰り入浴も可能ですが、ぜひ宿泊して宿の魅力をじっくり堪能してほしいと思います。

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  • 南熱海網代山温泉 竹林庵みずの
  • 住所

    静岡県熱海市網代627-363

    電話番号

    0557-67-2643 
    予約0120-384114(ミハラシイイヨ)

    宿泊料金

    平日1泊2食付き2人利用の場合 別邸1人67,100円〜 本館23,900円〜 ※消費税・入湯税込み

    日帰り温泉

    日帰り入浴OK
    ※完全予約制 タオル類は持参のこと。フェイスタオル販売100円、バスタオルレンタル200円
    ・貸切風呂「竹林」 入浴時間/11:00~19:00(最終受付)  60分:1人2,850円(税込/完全予約制)
    ・貸切風呂「独泉」 入浴時間/11:00頃~19:00(最終受付)
    60分:1人2,310円(税込/完全予約制)
    ・展望大浴場「風」「楠」 入浴時間/13:00頃~19:00(最終受付)
    1人1,500円
    ※15:00~17:30は要問い合わせ

    泉質

    カルシウム・ナトリウム−塩化物温泉

    pH値

    7.45(実測)

    アクセス

    JR伊東線網代駅から車で約7分
    ※宿泊者(2人以上)は網代駅から送迎あり。お問い合わせを

    駐車場

    あり

    HP

    http://www.mizunoryokan.co.jp/

    ブログ

    http://ameblo.jp/mizunoryokan/

    取材時

    2015年7月

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