南熱海伊豆多賀温泉 味と湯の宿 ニューとみよし
海を一望する、3つの貸切展望露天風呂が人気
別棟「浜の湯」は日帰り温泉OK
熱海から網代に向かう国道135号線沿いにあり、海が目の前の「ニューとみよし」。客室は16部屋(露天風呂付き客室は7つ)あり、海の眺めや海の幸が楽しめる湯宿です。近くに全長400メートルの長浜海浜公園があり、夏の海水浴や一年を通じて散策が楽しめるロケーション。
この宿のお風呂は、3つの貸切展望露天風呂、別棟の大浴場「浜の湯」、そして貸切露天風呂「浜の湯」があります。泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉で、pH7.4の中性のお湯です。
最上階にある貸切展望露天風呂は「天」「海」「空」の3つの浴室があり、宿泊者専用です。
1回の利用は30分程度で、24時間無料で利用することができます。1階エレベーター横に利用状況がわかるボードが設置され、とても便利。お風呂の使用中はランプが点灯します。
各露天風呂からは樹齢200年の黒松越しに相模灘を眺めることができ、遠くに初島が見えます。天気の良い日は日の出も楽しめ、日中は大島航路、初島航路を行き来する客船も見ることもできるそうです。
「天」は直径150cmの信楽焼三彩釉(さんさいゆう)浴槽を使用。陶器ならではの質感が楽しめる湯船です。三彩釉を施しているため、独特な色合いが印象的。
屋根は開閉式のため、雨の日も安心。また、湯船の手前にあるフェンスは自分でスイッチを操作して開閉することができます。これは手作りの装置だそうで、ボタンを押すと、カタカタとゆっくりフェンスが開いていきます。
フェンスが開くと視界が広がり、さらに海の眺めを楽しめます。潮風を感じながらの絶景温泉はとても気持ちよく、日常から遠く離れるような解放感がありました。
フェンスを閉じる時もボタンで操作します。手動で閉めようとすると故障の原因となりますので、ご注意ください。
「海」では、高野槙(コウヤマキ)を使った、直径150cmの丸型の浴槽に入れます。常緑高木の高野槙は水に強くて朽ちにくいことから、現在でも湯船によく使用されているもの。湯船の素材を比べながら入るのも面白いと思います。
「空」は木曽檜を使った150cm×150cmの四角い浴槽を使用。檜の香りを楽しみながら入浴できるのはもちろん、迫力のある樹齢200年の黒松を目の前で観賞することができます。
大浴場と貸切露天風呂がある別棟「浜の湯」
別棟「浜の湯」には男女別の大浴場があり、それぞれ内湯と露天風呂、サウナがあります。こちらは日帰り入浴ができますので、気軽に利用してみてください。サラリとしたお湯で、メタケイ酸が104.8mg/kgも含まれている美肌の湯です。
また、「浜の湯」には貸切露天風呂があり、有料。1回50分で1組単位の利用となり、宿泊者は2,400円、日帰り入浴は3,600円で利用できます。
宿泊のお客さまはカップルや家族が中心。別館民宿は9月末で閉館し、2015年12月末に新館がオープンするそうです。新たに露天風呂付き客室が6部屋加わり、ペットも泊まれる客室もできるそうですので、楽しみですね。
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