熱海市網代 海の味処 笑ぎょ(しょうぎょ)
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名物の「活イカ」に箸が止まらない!
網代港近く、新鮮な地魚料理を楽しめる!
網代漁港の近く、国道135号線沿いにある「笑ぎょ(しょうぎょ)」。活イカが看板メニューのお店で、いつも付近を通るたびに気になっていました。
客席は2階と3階にあり、店内からはのどかな漁港の風景が眺められます。
この店の強みは2代目ご主人が魚市場のセリ権を持ち、毎朝自ら仕入れる活きの良い地魚を使った料理を提供できること。 おすすめは名物の「活イカ刺」をはじめ、「地魚の刺身五点盛」、「地魚のてんぷら」、「地魚のフライ」などです。
この日の「活イカ刺」はスルメイカ。スルメイカは一年を通じて楽しめるそうです。
専用の水槽の中から大振りのスルメイカをチョイス。イカを水槽で保てるのは釣り上げてから長くても2〜3日が限度だそうで、イカは注文が入ってから活き造りにするため、新鮮そのもの。また、悪天候の時は仕入れることができないそうです。
刺身はイカのそのままの形で提供され、その身は透きとおった白さ。食べてみれば、コリコリとした食感があり、イカの甘みが口いっぱいに広がります。肝はまったく臭みがなく、まろやかな味。「活イカ刺」の美味しさに箸が止まらず、夢中で食べてしまいました。さすが看板メニューです!
ゲソ(足)は別のお皿に盛られていて、リクエストにより素揚げなどにしてくれるそうですが、刺身でいただきました。食べようとすると吸盤がお皿に吸いついていて、びっくり。活き造りを実感する瞬間です。歯ごたえがあり、新鮮なイカの旨みを味わいました。
また、ゲソの横に白いフワフワとしたものが添えられて、「何だろう?」と食べてみれば、口の中でとろけます。後で聞けば、なんとイカの卵。選んだスルメイカがメスだったのですね! めずらしいものが食べられてラッキーでした。
この日の「地魚の刺身五点盛」は、イトヨリ、ウスバハギ、アジのタタキ、イナダ、オキアジで、ウスバハギの肝が添えられていました。これも鮮度が抜群なのはもちろんですが、特にイトヨリがめずらしいと思いました。
イトヨリは洋食にもよく使われ、漁獲量が少ないという高級魚。その身は柔らかく、クセのない美味しさです。「たまたま仕入れることができ、身の色もキレイなので使ってみました」とご主人。
また、関西では「シロウマ」とも呼ばれるウスバハギの肝は酒蒸しされていて、臭みはなく、その味は濃厚。普段なかなか食べられない、漁師町ならではの刺身の盛り合わせを堪能しました。
上記のお刺身にプラス500円で定食セット(ご飯、お新香、小付、茶碗蒸し、わかめの味噌汁)にすることができます。
また、定食メニューもいろいろあります。地魚のフライやカマスの塩焼きなどがおすすめですが、ひそかな人気だというのはアジフライ定食。
新鮮な真アジをカリッと揚げたフライは肉厚でジューシーです。揚げたてのアジフライをハフハフとご飯とともにいただく幸せ。アジフライ好きな湯種も大満足の一品でした。
笑ぎょの駐車場は2ヶ所あり、店の下(1階部分)と道路をはさんで斜め向かいにもあります。網代で新鮮な魚料理を食べたくなったら、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
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