舟戸の番屋 伊豆河津/今井浜温泉
海との一体感を味わえる絶景露天風呂に感動!
バーベキューや自然体験プログラムも楽しめる体験型観光施設
このところ箱根のレポートが続いていましたが、久々に伊豆へやってきました。早朝の出発だったため、JR熱海駅からのんびりとローカル線の旅。私、井伊湯種(いいゆだね)が下車したのは今井浜海岸駅です。
今井浜海岸駅から目指すは「舟戸の番屋(ふなどのばんや)」。今井浜海岸駅から歩いて6分ほどで、海が目の前の体験型観光施設です。
舟戸の番屋は河津町の施設として、河津町見高地区の産業観光の活性化を目的に2014年10月にオープンしました。運営は地元の漁業者や農業者の方、民宿経営者の方が中心となって行なっているそうです。
ここでは相模灘が一望できる絶景露天風呂の温泉や足湯、海鮮バーベキュー、塩作りやみかんジャム作りなどの自然体験プログラムが楽しめます。
さっそく屋外にある温泉足湯(無料)に入ってみました。目の前に海が広がり、絶景です。ジワジワと足元から身体が温まっていきます。心地よい潮風を感じながら、足湯を満喫する湯種でした。
次は楽しみにしていた絶景露天風呂へ。露天風呂を利用するには、まずは番屋建物内の受付で料金を支払います。料金はなんと大人は1人300円。リーズナブルですね〜。
露天風呂は建物から150メートルほど離れた崖の上にあり、階段を上っていきます。野鳥の鳴き声や道端に咲く野草を楽しみながら歩いていると、まもなく木立の中に貯湯タンクが現れ、その先に湯屋が見えました。
男湯の引き戸を開けると、そこにはシンプルな脱衣所があり、コインロッカー(有料200円)も備えられています。
その先には大海原の水平線が広がり、ほとんど海と一体化している絶景露天風呂が。この日は波飛沫が湯船に届きそうな勢いです。もう少し波が高いと被ってしまいそうなほど。この臨場感がたまりません!
また、海がキラキラと輝き、開放感のある素晴らしい眺めは圧巻です。
しかも温泉は源泉かけ流しです。無色透明の弱アルカリ性のお湯で、源泉は河津町内の峰温泉と谷津温泉からの混合泉を利用。クセがなくあっさりとしたお湯ですが、泉質がナトリウム-塩化物泉のため、よく温まります。
また、ウッドデッキスペースもあるので、寝転んで休憩もできます。
露天風呂は源泉かけ流しで、洗い場(シャワー)がないため、シャンプーや石けんを使用することができません。髪や体をしっかり洗いたい人は、施設内のシャワー(1回200円)を利用すると良いでしょう。また、水着着用は不可です。
こちらは女性用の露天風呂です。周りから見えないように配慮した囲いがあるため、安心して素晴らしい眺めを楽しめます。
地元の幸をリーズナブルに楽しめます!
舟戸の番屋の魅力は絶景露天風呂だけではありません。館内に入ってまず目についたのは、地元で採れたわかめやひじき、天草、みかんなどの売店コーナー。一般的なお土産店よりも良心的な価格です。湯種は思わず、天草(300円)を購入してしまいました。
また、館内では地元の食材を使った食事を楽しむことができます。魚介類は地元の漁師さんが獲ってきたものを使用しているのでとても新鮮。
店内には生簀があり、伊勢海老やサザエ、アワビなどをその場でお刺身にしたり、焼いて食べることもできます。量り売りもしてくれるので、お土産にもOK。
人気の海鮮バーベキューは1人前2,000円〜。さざえ・干物・新鮮野菜・いか・えびなどの材料を七輪で焼いていただきます。天気の良い日はテラスでバーベキューを楽しめます。
定番の干物定食(700円)や地魚の煮付けなどの定食に磯カニの味噌汁(200円)もおすすめ。
湯種はサザエ丼(1,000円)や伊勢海老ラーメン(1,500円)が気になりました。今度はプライベートで訪れて、舟戸の番屋のグルメを堪能したいと思います。
また、家族連れやグループに人気なのが自然体験プログラム。塩作りやところてん作り、みかんジャム作り(1〜7月)、干物作りなどの体験ができます。料金は1人1,500円。5人から予約を受け付けているそうです。詳しくは問い合わせてみてください。
伊豆の観光スポットはいろいろありますが、舟戸の番屋は素朴な雰囲気のなか、リーズナブルな料金で絶景温泉や食事などが楽しめる穴場的な施設だと思います。
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