和食 かっぽれ 伊東市
伊東の地元民に愛されてきた地魚の店
先代の愛情が込められた
ランチ限定メニューの名物「大名椀」や「小鯵づくし膳」
「和食 かっぽれ」は伊東市内在住の温泉友だちが推薦してくれた、地魚を気軽に楽しめる店。地元民が通う、知る人ぞ知る伊東の人気店です。
昭和41年(1966年)に創業し、現在のご主人は2代目。創業以来、地元の方に愛されてきたお店です。
店内には生簀があり、カウンター前の冷蔵ケースには、水揚げされたばかりの地魚がズラリ。
ランチ限定メニューは、名物の「大名椀」のほか、「小鯵づくし膳」や「麦とろ」、「釜飯セット」などがあります。
名物の「大名椀」はまずはその大きさにびっくり。直径30cmはあろうかと思える器に日替りのお刺身、金目鯛の煮付け、フライや和え物など、さまざまな料理がギッシリ詰まっています。
「大名椀」は、ご主人のお母さまが栄養士の知識を活かし、約30品目の食材を使い、栄養バランスの良い食事がとれるようにと15年位前に考案したもの。地元の方に支持されて名物になったのだそうです。
一品一品ていねいにつくられ、カラリと揚がったフライは海老、ナス、サツマイモ、豚肉、牡蠣の5種類(日替り)。煮豆やおひたし、酢の物などのお惣菜が家庭的な感じですね。少しずついろいろなものが楽しめるお得な一品です。
ここでしか食べられない「小鯵づくし膳」は、地元で獲れた小鯵をさまざまな調理法で味わえるランチメニュー。新鮮なたたきや肉厚のアジフライ、ジューシーな干物などを楽しめます。特に小鯵の干物は地元の干物屋さんに特注したもの。小鯵は干物にするのにけっこう手間がかかるのだそうです。また、小鯵の煮付けは味付けが濃いめでご飯にぴったり。
「小鯵づくし膳」は先代の好物を集めたメニューで、お皿も凝っています。伊豆半島をモチーフにしたお皿は型からつくった特注品。飾りで「大島」も配置し、遊び心があふれています。料理も含め、思わず楽しくなるような一品だと思いました。
また、「伊東に温泉や観光などで訪れた方におすすめ」とご主人が紹介してくれたのは伊豆郷土料理の「まご茶漬け」。
小鯵を細かくたたいて醤油と薬味で味付けしたものをご飯の上にのせ、熱湯を注ぎ、天城産の生わさびと海苔をのせて、アツアツをいただきます。
まご茶漬けは地元の漁師さんが家庭で食べる料理。小鯵のたたきから良い出汁が出て、おろしたてのわさびが味を引き締め、さっぱりと味わえます。
ランチメニューには「刺身膳(4,100円)」や「金目煮魚膳(4,200円)」なども用意しています。スタンダードな「釜飯セット」(1,080円)のほか、五目、ウニ、カニ、トコブシ、牡蠣を使った「各種釜飯セット(2,700円〜3,140円)」もランチで楽しめます。
「和食 かっぽれ」は、創業当時は食堂のようなスタイルで営業をしていたそうで、創業以来の人気メニューの「揚げ餃子」もおすすめです。ランチタイムにもオーダーできるそうですので、ぜひ試してみてください。お子さまから年配の方まで楽しめるようメニューの幅が広く、地元の方には麦とろや魚介類を使ったグラタンも人気だそうです。
次回訪れた際には、揚げ餃子やひそかに人気があるというトコブシの釜飯を食べてみたいと思いました。また、夜に訪れて美味しい料理とお酒を楽しみたいと思った湯種でした。
より大きな地図で 温泉グルメ探訪 を表示