音無の森 ホテル緑風園 伊豆伊東温泉
音無の森に包まれた源泉かけ流しの大露天風呂
伊東市街の喧噪から離れ、森の中でゆったり過ごせる湯宿
伊東温泉にも源頼朝ゆかりの地があるのをご存知でしょうか。その一つが源頼朝と八重姫が逢瀬を重ねたと伝えられる音無神社(おとなしじんじゃ)。その神社を中心に広がるのが音無の森です。すぐ近くには松川が流れ、音無の森の一角にある「ホテル緑風園(りょくふうえん)」に湯友の温泉紀行ライター飯出敏夫氏とともに訪れました。
ホテル緑風園は音無の森に包まれた源泉かけ流しの大露天風呂で知られ、清々しいロケーションと湯遣いの良さで温泉愛好家に人気。テレビ撮影に使われることが多く、近年ではテレビドラマ「テラスハウス」のロケに使われました。
日帰り温泉利用者は自動販売機で入浴券を購入し、フロントへ進みます。
大浴場は男女別に分かれ、音無神社の伝説にちなんで「頼朝の湯」と「八重姫の湯」と名付けられています。
男性専用の「頼朝の湯」の内湯は大きな窓から外光が入り、開放的で明るい雰囲気。2本の自家源泉を使用したかけ流しを楽しめます。
続いて音無の森に囲まれた大露天風呂へ。するとルリビタキ(野鳥)が我々を出迎えてくれるようにひらりと岩の上に舞い降り、森の中に消えていきました。
もともと山に住むルリビタキは、冬になると低地の森などに降りて来て過ごすようです。少しの時間でしたが、至近距離で見ることができ、さすが森の中の露天風呂だと思いました。
隣接している音無神社は恋愛のパワースポットだそうです。清らかな空気も感じられ、実にさわやかな露天風呂です。
お湯の温度は42℃位で泉質はアルカリ性単純温泉。やわらかいお湯で肌がツルツルになる美肌の湯です。
「八重姫の湯」は女性専用の大浴場。壁に紺色のタイルを使用し、しっとりした佇まいを感じさせます。
ホテル緑風園はお風呂上がりの休憩処も充実。ごろ寝ができる畳の休憩処のほか、複数ある個室のテーブル席も休憩室として利用できます。また、女性専用の休憩処も用意されています。
広々とした渓流沿いの貸切露天風呂
ホテル緑風園には大浴場のほか、渓流沿いの貸切露天風呂「松川」があります(有料)。宿泊者だけでなく日帰り温泉でも利用OK。浴室内は24畳ほどのスペースを確保し、洗い場や休憩処も用意。カップルや家族でゆったりとくつろぐことができます。
無料朝食の干物は食べ放題!
リーズナブルに宿泊できる
ホテル緑風園は素泊まりで気軽に利用できる湯宿。リーズナブルな料金で宿泊することができます。無料サービスの朝食は和食がメインで、養鶏所直送の新鮮卵をはじめ、伊東産の鯵の干物など、こだわり食材を使った約11品。ドリンクバーも付き、特に自分で焼ける食べ放題の鯵の干物が人気です。
客室は全30室(全室ウォシュレットトイレ付き)。昭和の趣きが感じられる純和風のスタンダード客室のほか、ツインローベッドの客室やアップグレード客室、バリアフリー客室など、さまざまなタイプがあります。
浴衣のサイズや柄、枕も好みの固さと大きさを選べるところが良いですね。
館内にはキッズルームがあり、室内遊具や絵本コーナーなどを備え、 お子さま連れのお客さまに人気です。また、温泉には欠かせない卓球ルームも見逃せません。
伊東市街の喧噪から離れ、音無の森や松川のせせらぎなど、自然に恵まれた環境の中で静かに過ごせるホテル緑風園。源泉かけ流しの温泉にもいつでも入れます(清掃時間を除く)。一人旅も歓迎の宿ですので、伊豆旅行の際にぜひ利用してください。
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