栄寿司 (新島)
観光客にも地元の人々にも愛される
「島寿司」の人気店
ランチは観光客向けに「島寿司」とにぎり
夜はさまざまな料理が加わり地元の人々で賑わうお店です
新島港から徒歩で約15分。新島で一番飲食店の多い「本村(ほんそん)」に、観光客にも、地元の人々にも人気の栄寿司があります。
栄寿司の創業はおよそ50年前。先代が始めた人気店を現在の店主が引き継ぎ、夫婦2人で営業を続ける老舗です。地元では、魚料理に舌が肥えたお客さまが多いため、極上のネタを少しでも安く提供することにこだわり続けていることが人気につながっているようです。
観光客が多いランチタイムは、「島寿司」をメインに、にぎりなどの寿司を中心とした営業で、地元の人々で賑わう夜は、各種一品料理やサラダなど、寿司以外の料理を奥さまが担当し、寿司とバラエティに富んだメニューを提供しています。
自家製の「漬けダレ」と近海の新鮮な魚が
「島寿司」の味の決め手!
「島寿司」とは、伊豆諸島の伝統的な郷土料理。独自のタレに漬けた白身魚をネタとする寿司のことで、「べっこう寿司」とも呼ばれます。冷蔵庫のなかった時代、温暖な気候の伊豆諸島での保存食として普及したそうですが、その素晴らしい味わいから今でも伊豆諸島の名物として定着しています。ワサビではなく、和からしが乗っているのも特徴です。
店主の宮川浩一さんは、寿司のにぎりはもちろんネタの仕入れから仕込みまでをこなしています。栄寿司の「島寿司」は、「漬けダレ」と「ネタ」にこだわっているからです。
漬けダレには、他の島ではよく「島唐辛子」を使うそうですが、栄寿司では、普通の唐辛子を使い、辛さを抑えているそうです。甘さがやや強く、程よい辛さに仕上げることで、子どもでもおいしく食べられます。
もう一つのこだわりは味噌汁のダシです。栄寿司では、寿司に使った魚の骨を使い、極上のダシを作っています。毎日、その日に使った魚の骨を加え、継ぎ足し、煮込んだダシで作った味噌汁は、他では経験したことのない深い味わいだと感じました。
井伊湯種(いいゆだね)は、ランチのメインである「島寿司」を食べてみました。
近海で水揚げされ脂が乗ったキンメやカンパチ、メダイと漬けダレとの相性が抜群で、さらに酢飯の甘さが重なり、本当に美味しい!魚の骨のダシと岩のりで作った味噌汁は、他にはない独特の風味で大満足でした。
新島に来たらぜひ立ち寄りたい!
「島寿司」の名店です!
新島に来たらぜひ食べていただきたい「島寿司」です。他にはない独自の味わいの世界をご堪能あれ。
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