<新島>まました温泉
太平洋の大海原や夕日を眺めながら露天風呂を楽しめ
白砂と源泉を使った天然温泉の砂風呂を堪能できます
地元の人々で賑わう「まました(間々下)温泉」は
民宿の宿泊者にも人気です
まました温泉は、1983年(昭和58年)に、地域住民の研修、休養、生活改善、健康増進、コミュニケーションの場として設置された施設です。平成7年度に各種改修工事を行い、平成14年度に砂風呂を開業。地元の人のみならず、観光客にも人気の温泉です。建物の一部には、新島特産の「抗火石(こうがせき)」を使用しています。
新島港からは徒歩で約10分。目の前に間々下海岸が臨める、まさに絶景の温泉です。太平洋の大海原や美しい南国の夕日を眺めながら露天風呂を楽しめます。
また、もう一つの魅力は砂風呂があること。サーフィンのメッカである新島村の羽伏浦海岸の白砂と熱い源泉を使った、他に類を見ない砂風呂です。海遊びで冷えた体も芯から温めてくれます。
男女の内湯の他に露天風呂、小型のサウナ、水風呂(男湯のみ)も完備しています
入り口の脇にある抗火石の看板には、「新島本村地域休養施設」と記されています。東京都新島村は、新島の本村(ほんそん)と若郷という2つの地域と式根島の3つの地域で構成されていますが、そのうちの本村地域の休養施設であるという意味だそうです。
地元の高齢者の方達の憩いの場として賑わっていますが、民宿などから紹介され、家族連れや若年層の方など、観光客も多く訪れるそうです。
「地域休養施設」というだけあって、料金はとてもリーズナブル。温泉の料金は、大人が300円、小学生は150円、70歳以上は200円です。受付には、「70歳以上の方は受付に声をかけてください」という張り紙がありました。(砂風呂は、大人700円、小学生400円です。)
館内の休憩スペースも充実しています。椅子とテーブルが利用できる部屋の他に、海が見える絶景を楽しむスペース、マッサージチェアでくつろげる場所もあります。
ゆったりと温泉を堪能できる内風呂と
絶景を楽しめる露天風呂
まました温泉の源泉は、すぐ近くにある「湯の浜露天温泉」と同じ源泉です。
メタケイ酸を多く含む美肌の湯で、温泉成分がとても濃い(塩化物強塩温泉)のが特徴です。
なめてみたところ、とてもしょっぱく、出た後も火照りが続き、いつまでも汗が引かないため、湯冷めしにくいと感じました。
オシャレなインテリアの内風呂もなかなかのものですが、南の島の温泉の魅力は、なんといっても源泉かけ流しの露天風呂です。
開放感があって、くつろげる感じがとてもいい広々とした内風呂。地元のお年寄りたちの憩いの場となっているそうです。
もちろん温泉好きの井伊湯種(いいゆだね)は、絶景の露天風呂を心ゆくまで堪能。関東から来た若者たちといい湯談議、絶景談議を楽しみました。

温泉と絶景を堪能する湯種。目の前の海の向こうに式根島が見えます

若者たちとのいい湯談議、絶景談議に花が咲く
きめが細かいから温度が下がらない!
新島村の羽伏浦海岸の白砂と熱い源泉の砂風呂は絶品です
サーフィンのメッカの羽伏浦海岸からわざわざ運んだ白砂は、きめ細かく体感はどっしり重い感じです。湯種は鹿児島の温泉が大好きで、有名な指宿の砂風呂に何度も入っていますが、それに比べて明らかに重さを感じました。
実は、この砂風呂を作るために、いろいろな場所の砂を試したそうです。その結果、羽伏浦海岸の白砂が一番粒子が細かくて、温めた砂が冷めにくいということがわかり、この砂を採用することになったそうです。
もちろん、湯種も砂風呂を体験してみました。
砂の粒子が細かく温度が下がりにくいということでしたが、確かにこの砂風呂は熱く、5分が限界という感じの熱さです。だから、デトックス効果が期待できそうだと感じました。
実際、多くの地元の人も砂風呂を利用されています。腰痛持ち、足腰が痛い、肩こりがひどい人などが常連さんになっているそうです。

砂風呂に入るためには、体を入れる部分を堀り、脇に砂を積み上げます

脇にある砂で体を埋めて発汗を促します
年2回入れ替えをする砂風呂の砂
次の入れ替えのための砂が敷地内にありました!
砂風呂の砂は年2回入れ替えをするそうですが、もうすぐ入れ替えをする時期とのことで、敷地内に羽伏浦海岸の白砂が運び込まれていました。砂をよく見ると確かにキメが細かくサラサラ。とても粒子が細かいことがわかります。
新島観光に来た際には、ぜひ、他とは違う砂風呂を体験してみてください。
南の島の絶景露天風呂と砂風呂を
お試しあれ!
源泉かけ流しの絶景露天風呂を心から楽しむことができました。加えて、珍しい砂風呂も体験できるオススメの温泉施設です。新島に観光に来たらぜひ立ち寄ってください!
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