大漁 下田市
※大漁は閉業しました。
下田駅前の老舗で絶品の地魚料理を楽しむ
目利きが仕入れる旬の地魚を使った丼ものや寿司が人気
伊豆急下田駅から徒歩1分。磯料理や寿司が楽しめる「大漁(たいりょう)」は、この駅前に店を構えて40年になるお店。ここでは下田近海で獲れた様々な地魚料理が楽しめます。
1階がカウンター席になっており、2階が広々とした座敷に。カウンターの中では話好きで誠実な人柄のご主人が腕をふるいます。アットホームな雰囲気で、1人でも入りやすく、座敷があるので家族連れのお客さまも安心です。
大漁で楽しめるのは地魚を使った定食・寿司・丼ものです。メニューも豊富にあり、その中でも人気の料理を紹介します。
看板料理は約10種類の地魚が楽しめる「地魚丼」や「地魚ずし」。白身魚を中心にバラエティに富んだ美味しさを味わえます。この日の「地魚丼」には、金目鯛をはじめ、ヒラメ、イカ、マダイ、シマアジ、マアジ、マグロ、カツオなどがのっていて、ボリューム満点。仕入れにより毎日内容は替わりますが、目利きのご主人が仕入れる魚介類は新鮮そのものです。少しずついろいろな魚の美味しさが楽しめるおすすめの一品。
「地魚ずし」は10種類の地魚が味わえ、その食べ比べが楽しい一品です。また、「地魚と貝ずし」は地魚8個に貝が2個セットになっています。活きが良くほどよく脂ののったネタと、富山産のお米を使った酢飯の組み合わせは絶妙。後味があっさりとしているので幾つでも食べられそうです。この日の貝はアワビとサザエが入っており、コリコリとした独特の食感も魅力。
下田港は金目鯛の水揚げ量が日本一ですから、やはりはずせないのは金目鯛。金目鯛の旨味をたっぷり楽しむなら「地金目鯛ずし」がおすすめです。金目鯛のさまざまな部分を食べ比べることができ、絶品。たとえば、腹に近い身は脂がのっていて、口に含むととろけ始め、濃厚な味わいが楽しめます。また、背中に近い部分はプリっとした食感で食べ応えがあるなど、金目鯛の美味しさをまるごと堪能できます。
また、お店の名前のついた「大漁丼」はウニ、イクラ、サザエ、アワビののったゴージャスな一品。私、井伊湯種(いいゆだね)は最初「大漁丼」が気になっていましたが、お店の方にお話を伺うと、それよりも人気があるのは「三色丼」とのこと。地魚をはじめ、北海道産のウニとイクラを楽しめる一品です。
この日の地魚は金目鯛、イサキ、マグロ、シマアジ、ヒラメなど。白身魚はプリプリとしていて甘みがあり、濃厚な味わいのマグロ、とろけるシマアジの旨味などに加えて、とどめをさすように黄金色に輝くウニと大粒のイクラのハーモニーが。見た目も美しく、この贅沢な感じがたまりません。
また、あじのたたき定食や、いか刺身定食(共に1,500円)などの定食類も豊富に用意されています。各定食には酢の物・漬け物・小鉢・ごはん・味噌汁・つぼ焼きが付いてお得。定食では金目鯛の煮付け定食もはずせません。新鮮な金目鯛を使い、甘辛く煮付けた一品です。
伊豆急下田駅前は多数の魚料理の店が並ぶ激戦区ですが、この場所で40年も続けられてきたのは実力があるからこそだと思います。伊豆急下田駅前で美味しい地魚を食べたくなったら、ぜひ大漁へ。
カウンターの目の前にある冷蔵ショーケースにはネタがズラリと並んでいて、選ぶ楽しみや見た目の楽しさをお客さまに提供できるよう努力しているとのこと。取材日にはクジラも並んでいました。その日のおすすめを聞いて、注文するのも楽しいと思います。
また、伊豆急下田駅発東京行きの最終の踊り子号の発車時間が16時5分。発車時刻まで、ゆっくり大漁で食事を楽しむのもおすすめですよ〜。
※本文中の価格は税別です
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