下田ベイクロシオ 伊豆下田温泉
下田湾を一望するアート感覚のリゾートホテル
海のパノラマを堪能できる「展望風呂」と
山側の「庭園風呂」が楽しめます
下田湾を見下ろす高台に建つ「下田ベイクロシオ」は、その洒落た外観がひと際目を引くリゾートホテル。
建物はコンクリートの打ちっぱなしで、館内は洗練された美術館のようなモダンな空間が広がります。エントランスは吹き抜けになっており、階段を上ったところがロビーやフロントに。
ロビーやラウンジからは下田湾が一望でき、アート感覚あふれる空間にはゆったりとした時間が流れています。
館内に施された貝殻や網の装飾など、海をイメージしたインテリアも印象的です。
下田ベイクロシオは1995年にデザイナーズ・ホテルとして開業し、眺めの良いスタイリッシュな空間の中、くつろぎの時間を過ごせます。
最上階(7階)に下田湾を一望できる「展望風呂」と「庭園風呂」があり、男女入替制になります。
この日、男湯だった「展望風呂」に湯友の湯達入郎(ゆったりはいろう)氏と入りました。
開放感のある「展望風呂」からは下田湾を見渡すことができ、まどか浜海遊公園や毘沙子島(みさごじま)や犬走島などの島も見えます。「天気が悪いのが残念だけど、このパノラマはたまらないね」と湯達氏。
下田は江戸時代末期に日米和親条約によって開国の舞台になった町。「展望風呂」からは吉田松陰が密航を試みたことで知られる弁天島や、アメリカ総領事館が開設された玉泉寺なども見えました。時折、通りかかる黒船の遊覧船も風情があります。
無色透明のお湯はクセがなく、やさしくすっぽり肌を包み込みます。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。雄大な眺めを楽しみながら、下田開国の歴史に思いを馳せる湯種でした。
また、この「展望風呂」ではジェットバスやサウナも楽しめます。
下田ベイクロシオの「庭園風呂」は山側にあり、ハーブガーデンや日本庭園を見下ろすことができます。
露天風呂からは樹木の距離が近く、森林浴も楽しめそうです。3月頃からは庭園の「紅寒桜」が見ごろになるそうですので、お風呂でのお花見も楽しみですね。
海のパノラマが堪能できる「展望風呂」と花や木などの自然を満喫できる「庭園風呂」という、それぞれ趣向の異なる温泉が楽しめるのが良いと思いました。
明るい雰囲気の湯上がり処には、昨年12月に導入したマッサージ機が4台備えられていて、無料で利用することができます。新感覚のもみ技が体験できるそうですので、ぜひ試してみてください。
全室オーシャンビュー、スタイリッシュなデザイン
下田ベイクロシオの客室は全室オーシャンビュー。窓の外に広がる下田湾の眺めを楽しめます。標準客室は広さ56㎡でゆったり。下の画像の客室は12畳の和室タイプです。コンクリートと畳が調和し、月の満ち欠けをモチーフにした壁のデザインが印象的。開放感を演出するために障子を使用しないなど、こだわりの設計です。
開放感あふれる客室は、スッキリとしていてスタイリッシュ。冷蔵庫や金庫など、生活感のあるものをすべて隠すデザインになっているそうです。こんな客室なら、日常を忘れてリゾート気分を満喫できそうですね。
客室は洋室、和洋室、和室、ビジネスタイプなど42室あり、旅の気分や目的によって選べます。
また、下田ベイクロシオでは「黒船祭」の花火大会(毎年5月)や、野外テラスでのバーベキュー(夏季限定)も楽しみです。花火はテラス正面から打ち上げられるそうですので、その時期に一度訪れてみたいと思いました。
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