浜辺の湯 下田荘 伊豆下田温泉
源泉かけ流しの日帰り温泉が楽しめる海辺の宿
美しい外浦海岸まで徒歩2分
知る人ぞ知る穴場的な温泉
伊豆急下田駅より車で約5分。水の透明度が高く、美しいビーチで知られる外浦海岸から徒歩2分ほどのところに、「浜辺の湯 下田荘(しもだそう)」があります。
外浦海岸は弓なりの白い砂浜が続き、遠浅の海で波が穏やかなのが特徴。夏は海水浴や磯浴びを楽しむ家族連れで賑わいます。
もともとは社団法人の保養施設だったという建物を利用して、下田荘は3年前に素泊まりの宿として営業をスタート。日帰り温泉も始め、現在は食事付き宿泊プランもあります。
近くの外浦海岸で海水浴や磯遊び、シュノーケリングなどを満喫したあとのお楽しみは、下田荘の源泉かけ流しの温泉です。日帰り温泉でも気軽に利用することができ、サーフィンスポットの白浜海岸からも車で3分ほど。ウェットスーツを着たまま来館することもできます。海上がりの冷えた身体に温泉はたまらないでしょう。
お風呂は男女別になっており、清潔感のある浴室です。
窓の下には小川が流れ、ゆったりできる雰囲気。湯友の湯達入郎(ゆったりはいろう)氏と加水も加温もしていない源泉かけ流しを楽しみました。泉質は15の源泉を混合した弱アルカリ性の単純温泉。源泉の温度は55℃のため、バルブでお湯の量を調整しながら適温にしているそうです。
また、下田荘の源泉かけ流しは、お湯をオーバーフローさせるのではなく「浴槽下部かけ流し方式」。湯口から常に新しい源泉を注ぎ込み、浴槽の下部からかけ流しをしています(下の右の画像を参考)。この方式により、浴槽内の下にたまる古い源泉が流され、いつでも新しい源泉を利用できるのだそうです。
脱衣所に浴槽下部かけ流し方式と通常のかけ流しを対比させた解説パネルがあり、湯遣いへのこだわりに感動しました。
また、湯口に温泉成分の白い析出物が付着していたり、洗い場にはケロリン桶が置いてあるなど、温泉マニア心をくすぐります。
湯上がり後は館内の休憩室でくつろぐことができます。休憩室の奥には20畳の大広間があり、宿泊者以外も利用OK。下田荘はサーフショップを経営している会社が営んでいるため、サーフィン関係の雑誌なども充実しています。
最後に客室を見せていただきました。客室は全6室あり、ゆったりとした10〜12畳の和室です。
オフシーズンの宿泊はサーファーのお客さまが多いのかと思っていましたが、意外にもビジネス利用が多いそうです。私のような温泉マニアはもちろん、マリンスポーツや観光の拠点にも使えそうですね。下田荘はリーズナブルに宿泊できるだけではなく、源泉かけ流しの日帰り温泉を楽しめるなど、穴場的な存在だと思います。
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