ホテル伊豆急 下田温泉
白浜大浜海岸が目の前! 2つの泉質が楽しめる温泉リゾート
自家源泉「龍神の湯」と下田蓮台寺温泉を堪能できる!
南伊豆の白浜大浜海岸に佇む「ホテル伊豆急(いずきゅう)」。ホテルから美しい白い砂浜とエメラルドグリーンの海を望むことができ、開放感あふれるリゾートホテルです。
目の前には伊豆半島有数の白浜大浜海水浴場が広がり、絶好のロケーション。約800メートルの広大なビーチには多くのサーファーや家族連れが集い、賑わいをみせます。
館内はゆったりとした空間が広がり、洗練された雰囲気のロビーからは海の眺望を楽しむことができます。取材当日はあいにくの雨天でしたが、天候の良い時には大島が眺められるそうです。
白浜大浜のリゾートビーチを満喫できるホテル伊豆急で見逃せないのは2種類の温泉を楽しめる大浴場です。ホテル敷地内から湧き出す自家源泉「龍神の湯」と下田蓮台寺温泉を楽しむことができます。
まずご紹介するのは、自家源泉「龍神の湯」を使った露天風呂です。
広々とした露天風呂には自家源泉「龍神の湯(下田白浜2号泉)」がなみなみと注がれています。弱アルカリ性のお湯で、泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。肌にうるおいを与え、しっとりと美肌に導いてくれる泉質です。
この源泉や露天風呂の名前の由来が興味深かったので聞いてみました。
ホテル伊豆急では、地元の旧家から伝えられたという天城連山から出土した龍の形をした御神木を龍神様(海の守り神・厄除けの神)として祀っているそうです。敷地内から湧き出す温泉も龍神様と同じ天城連山を源流にしていることから「龍神の湯」と名付けられました。
この露天風呂は「磐座風呂(ばんざぶろ)」と名付けられ、古代の神々が「磐座」と呼ばれる大岩の前に集まり、酒を酌み交わし休養したという古事が由来。その古事にしたがって北海道、四国、九州などから銘石を集め、岩風呂をつくったそうです。ゆったりとした露天風呂には赤石や黒龍石、伊予石などが配置されています。
露天風呂には休憩所が設けてあり、目の前の植栽や海を眺めながら、クールダウンすることができます。座ってみると、檜の良い香りがして「ふぅ〜」と深呼吸がしたくなりました。
下田蓮台寺温泉は内湯で楽しむことができます。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。下田市ではポピュラーな温泉でやさしい肌触りのお湯です。
大浴場の内湯は2つの湯船に分かれ、手前側ではダイナミックな泡風呂が楽しめます
黒を基調とした浴室の洗い場は一つひとつに仕切りが設けられています。
脱衣所には風情のあるロッカーが備えられ、印象に残ります。また、タオルやバスタオルが用意されているので、とても便利。
私のような温泉好きは滞在中に何回もお風呂に入りますので、手ぶらで浴室へ行くことができ、しかもいつでも乾いたバスタオルを使うことができるのはうれしいです。
女湯は内湯の造りは同様ですが、男湯よりも洗い場が広めでした。また、男湯よりも小さめの露天風呂は石の種類や配置などが異なり、赤石や伊予石のほか、群馬産の蛇紋石が使われています。温泉に浸かりながらさまざまな銘石の違いを楽しむのも良いかもしれません。
お風呂上がりにはオーシャンビューの客室に案内していただきました。ホテル伊豆急ではほとんどの客室が海側に面し、白浜大浜からの海の眺めを楽しめます。本館と東館に分かれ、全152客室。和室や洋室、眺望風呂付き特別室を用意しています。
ゆっくり滞在を楽しみたい方はシーズンオフが狙い目。ホテル伊豆急の魅力は目の前に広がる白浜大浜の海と2種類の温泉、そして食事です。夕食は伊勢海老や鮑、金目鯛など、南伊豆の味覚をしっかり満喫できるプランも用意され、コストパフォーマンスの良さでも人気。訪れた人はリゾート感覚あふれる素敵な休日が過ごせると思います。
帰り際、龍神の湯の湧出口で源泉を口に含んで味を確かめてみたところ(飲泉は不可)、しょっぱさは感じられず、意外とクセはありませんでした。一口に硫酸塩泉といっても含まれている成分等によってさまざま。こんなことも自家源泉のある宿の楽しさですね!
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