休暇村南伊豆 南伊豆弓ヶ浜温泉
南伊豆の自然と弓ヶ浜温泉を満喫できるリゾートホテル
源泉かけ流しの壷湯や絶景足湯を楽しむ
現在、全国に37か所ある休暇村の創業は1961年。景観の良い国立公園・国定公園内に滞在型休暇を楽しめるように設けられた宿泊施設です。
今回取材した「休暇村南伊豆(きゅうかむら みなみいず)」は白い砂浜のロングビーチが広がる弓ヶ浜まで徒歩約1分というロケーション。南伊豆の美しい自然と弓ヶ浜温泉を満喫できるリゾートホテルです。
館内の印象はモダンで明るい雰囲気。天井が高く、開放感のあるロビー・ラウンジからは庭園の眺めが楽しめます。
売店のスペースも広く、地元の名菓・特産品から雑貨までさまざまな商品が揃っています。
休暇村南伊豆の開業は1969年。もしかしたら「なんとなく昔とイメージが違う」と思う方もいらっしゃるかもしれません。休暇村南伊豆は2008年にリニューアルされ、より快適に過ごせるようになりました。ゆったりとした空間を確保した館内はバリアフリー構造になっており、年配の方や車椅子にお乗りの方も利用しやすくなっています。
心地よい潮風を感じながら、庭園露天風呂を堪能
男女別の温泉大浴場「鈴の湯」は3階にあり、天然温泉を楽しむことができます。それぞれの浴室には内湯、2つの壷湯、庭園露天風呂があり、30人くらいは入浴ができる広々とした温泉です。
まずは内湯へ。海側に面しており、大きな窓からは庭園と松林が見えます。
「鈴の湯」では、南伊豆町加納から湧出する7つの源泉を利用し、泉質はナトリウム-カルシウム・塩化物泉。神経痛や筋肉痛、関節症などに効能があると言われています。
屋外には2つのジャクジー付きの壷湯があり、源泉かけ流しを楽しめます。2つの壷湯では湯の温度が異なり、41〜42℃位の適温と、38〜40℃位のぬる湯を用意。ぬる湯好きの井伊湯種(いいゆだね)は好みの温度を楽しめる湯船があると、とてもうれしくなります。
pH値を測定すれば、7.96と弱アルカリ性のお湯。温泉分析書によると、美肌効果の目安となるメタケイ酸も豊富に含まれているので、美人泉質ですね。
開放的な庭園露天風呂は和の趣きが感じられ、落ち着いた雰囲気。弓ヶ浜から吹いてくる潮風も心地よく、景色を眺めながら、いつまでも入っていたいと思いました。こちらは東屋風の造りになっているので、雨の日も入れます。
また、洗い場には区切りが付いていて、使いやすいですね。脱衣所もゆったりしていて、キレイでした。
温泉をたっぷり楽しんだあとは、広々とした湯上がりラウンジでひと休み。大きなソファーに座って、松林越しに弓ヶ浜を眺めながら、ゆっくり過ごせます。
続いて屋上の潮騒テラスへ。ここは「潮騒と星空の特等席」と呼ばれており、展望足湯や星空カフェが設置された、とっておきの場所です。
目の前に広がる弓ヶ浜を眺めながらの足湯は最高の心地よさ。足湯のお湯も大浴場と同じ源泉を用いています。この足湯は日帰り温泉のお客さまも利用できますので、ぜひこの開放感を体験してみてください。
また潮騒テラスでは天候に恵まれた夜は満点の星が輝き、新月の時は肉眼でも天の川が見えるそうです。都会では考えられないうらやましい環境ですね。夕食後は星空カフェがオープン。ここでコーヒー(無料)を楽しみながら、ぜひ夜空を眺めてみてください。スタッフの方が星座の解説をしてくれる時もあるそうですよ。
客室は全室海側でベランダ付き!
多彩なふれあいプログラムも用意
休暇村南伊豆の客室は全76室。全室海側でベランダ付きです。和室、和洋室、洋室のタイプがあり、ファミリーや年配の方などに人気があるのは和洋室。和洋室はツインベッドの寝室と窓側に6畳の和室で構成されています。和室に布団を敷けば4人まで利用可能。
食事はプランによって、地元の食材をふんだんに使った50種類以上のバイキングまたは旬の会席コースを楽しめます。バイキングは自分で盛りつけられる「刺身の桶盛」やオープンキッチンの握りずしなどが人気。
また休暇村南伊豆では、南伊豆の自然や文化に親しめるさまざまなふれあいプログラムを用意。
たとえば、毎朝7時から弓ヶ浜周辺を散歩する「おはようウォーク」(参加費無料)や毎日開催のフリークラフト体験(参加費100円〜500円)、毎週土曜日の渚の手作りジュエリー教室(参加費1,000円)など、お子さまも一緒に楽しめる内容です。過去には新月の時に浜辺で星空を楽しむアクティビティを行ない、好評を博したそうです。ただ宿泊するだけでなく、こうした楽しみがあるのが休暇村の特色ですね。
併設のプールは、宿泊者は無料で利用できます。お子さま専用のプールもありますので、ファミリーでの利用も安心ですね。
休暇村南伊豆から歩いてすぐの弓ヶ浜では、海水浴はもちろん、シーカヤックやサーフィン、レンタルサイクル、散歩などが楽しめます。取材当日は、宿の庭園や松林を通り抜けて数分歩いただけでさまざまな野鳥に出会うことができ、自然の豊かさを感じました。
ウォーキングは休暇村南伊豆から7分ほどの逢ケ浜や、その先の美しい景観が楽しめるタライ岬がおすすめだそうです。今度訪れるときは海岸の遊歩道をゆっくり歩いてみたいと思いました。
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