ニュー八景園 伊豆長岡温泉
富士山を望む「天空風呂」で絶景温泉!
全長15メートルの大スケールで伊豆長岡温泉を満喫
「ニュー八景園(ニューはっけいえん)」は小高い源氏山を中心に広がる伊豆長岡温泉街から少し離れたところに位置し、緑豊かな静かな環境の中に佇んでいます。
ニュー八景園は東館と西館に分かれており、宿の方の案内で中央の玄関から2階のフロント・ロビーへ進みます。
井伊湯種(いいゆだね)はかなり昔にニュー八景園を訪れたことがあるのですが、以前と雰囲気が違うような…。宿の方から「2015年に東館の耐震工事とリニューアルが行なわれました」とお聞きして納得。開放的なロビーは明るく、さわやかです。
広々としたロビーには池があり、鯉やランチュウが泳いでいました。洗練された雰囲気の中にもレトロ感があり、湯種好み。
ロビーに飾られた折り紙細工はスタッフの方の手作りです。繊細でやさしい感じが素敵ですね。特に外国人の方に人気だそうです。
ニュー八景園で楽しみなのは、何と言っても富士山を望む「天空風呂」。素晴らしい絶景温泉が楽しめます。
日帰り温泉の営業もしているので、気軽に天空風呂を楽しむことができます。2階ロビーに日帰り温泉利用者専用の男女別のロッカールームを用意。ここで浴衣に着替えてから天空風呂へ向かいます。
殿方用天空風呂は西館6階に位置しているので、エレベーターで最上階ヘ。殿方用天空風呂専用の脱衣所内の階段を登った先(屋上)に浴室があります。
殿方用天空風呂の内湯は大きな窓に面していて、ここからも絶景が楽しめます。
久々に富士山の姿が見え、テンションが上がる湯種でした。
天空風呂の展望露天風呂は全長15メートル。屋根もありませんから、この開放感はスゴイですね。
この日はシルエットながらも美しい富士山の姿を拝むことができて満足。空気の澄んでいる冬場が一番よく見えるそうです。
ニュー八景園の天空風呂で楽しめるのは伊豆長岡温泉です。泉質はアルカリ性単純温泉。刺激が少ないため万人に向くやさしい温泉です。芯から温まる温泉で「冬場に少し入っただけなのにポッポッポッと体が温まる」というお客さまもいらっしゃるとか。冷え症や腰痛などにも効きそうですね。伊豆長岡温泉は「美肌の湯」とも呼ばれ、お肌がツルツルになります。
展望露天風呂には寝湯を楽しめるエリアも設けられています。枕に頭をのせてくつろげば、目の前は青空。通り抜ける風が心地よく、至福のひとときです。
露天風呂エリアでは丸風呂やサウナも楽しめます。
サウナの入口のドアを開けた途端、ハーブの良い香りに包まれました。香りを楽しみながら汗を流せるなんて素敵ですね。また、このサウナは寝転びOK!室内は広々としていて、寝転ぶのにちょうど良い感じです。
露天風呂エリアにも洗い場があるのはいいですね。サウナ後はサッとシャワーで汗を流し、水風呂へ。
絶景ポイントに配置された水風呂もとても爽快でした。他の湯船より若干高い位置に設えてあり、開放感があります。とても気持ちが良いのでサウナ好きの方にも人気がありそうですね。
また、雨の日は笠を被って展望露天風呂を楽しむことができます。これもまた風情がありますね。
こちらは西館6階の絶景ポイント。新しいマッサージチェアが置かれ、景色を眺めながらクールダウンできます。
婦人用天空風呂も絶景!
婦人用天空風呂は東館の6階にあります。
脱衣所は婦人用のほうが広々としていて、より利用しやすい造りになっています。
内湯も婦人用のほうが広く、浴室のデザインも異なります。こちらも開放的で素敵ですね。男女入替え制ではないのが残念!
内湯からも絶景を楽しめます。
温泉成分がこびりついて白色化した湯口も素敵。
展望露天風呂は殿方用と同様に全長15メートル。こちらからもバッチリ富士山が見えるロケーションです。婦人用の露天風呂エリアは外から見えないよう配慮されているので、安心して絶景を楽しめます。
また、婦人用の展望露天風呂は8月に行なわれる伊豆長岡温泉の花火大会の特等席。「打ち上げ場所の関係で見えないことがあるかもしれませんが、大抵は楽しめています。空気が澄んだ場所に立地しているので夜は星空もきれいですよ」と宿の方がにこやかに説明してくれました。
丸風呂や洗い場には屋根が付いており、雨や陽射しを避けられます。
婦人用天空風呂ではドライサウナとミストサウナが楽しめます。
各サウナでたっぷり汗を流し、水風呂でクールダウン。そして休憩をはさみながら絶景の展望露天風呂でゆっくりすれば、美容にも良さそうですね。こうした天空風呂はお客さまにとても喜ばれているそうです。
2015年に東館をリニューアル
ニュー八景園の客室は和室を中心に全63室。ツインベッドを備えた洋室や別邸と呼ばれるメゾネットタイプ/6LDKの露天風呂付きの客室、半露天風呂付きの離れなど、さまざまな客室があり、人数や目的に合わせて選べます。
和室は8畳〜21畳の部屋があり、その中でも東館の客室は2015年のリニューアルの際に新しくなりました。落ち着いた佇まいでゆったりとくつろげる雰囲気です。
続いて東館のお食事処「万葉」に案内していただきました。
こちらも東館リニューアルの際に新しくなり、ライブキッチンで料理を提供できる仕様になっています。
「ニュー八景園の夕食は和食のお膳なのですが、ライブキッチンでは揚げたてのアジフライなどをお出ししています。また、チョイス料理を希望される方にお魚やお肉をここで焼いてお出ししています」とのこと。朝食はバイキングを楽しめるそうです。食事処からも絶景を望むことができ、野鳥の声も聞こえてきます。こんな素敵なところで出来立ての料理を味わえたら、幸せな時間を過ごせそうですね。
接客が好評で多くのリピーターを獲得
ニュー八景園のお客さまは昔からのリピーターが多く、シニア層の団体のお客さまもよく訪れるそうです。
「団体のお客さまに好評なのは女性スタッフのおもてなしです。たとえば宴会ではサービス精神を発揮して衣装を付けて歌ったり踊ったりと、宴会を盛り上げています。最近では個人のお客さまもインターネットを見て訪れるようになったり、外国人のお客さまも増えてきました」とのこと。接客が好評でリピーター獲得につながっているそうです。
お客さまに気持ちよく利用していただけるよう壁や畳、天井など宴会場の内装のリニューアルも進めています。
愛犬とニュー八景園へ
ニュー八景園では愛犬と旅ができるようにワンちゃん専用のペットホテルを設けています。ケージ台数に限りがあるので事前予約制。食事やブランケット類は自分で用意する必要があります。客室には連れていけませんが、一緒に旅ができるのはうれしいですよね。詳しくは宿にお問合せください。
湯種もイチオシ!
次回は友人を連れて泊まりたい
ニュー八景園の取材を終えて印象的だったのは絶景を楽しめる天空風呂だけではなく、宿の方の温かな雰囲気でした。次回は友人を連れて宿泊してみたいと思わせる宿です。個人や団体はもちろん、大人数の家族での宿泊もできますので、ぜひ訪れてみてください。
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