伊豆長岡温泉 湯治場 弘法の湯 本店
北投石とバード・ガスタイン鉱石を利用した湯治の宿
天然ラジウムで心身を癒す!日帰り入浴は最大16時間
源氏山の北、伊豆長岡古奈温泉に位置する「弘法の湯 本店」は1,400坪の大庭園を持った数寄屋造りの和風旅館。北投石とバード・ガスタイン鉱石を利用した湯治の宿として、多くの人が訪れます。こちらでは、リーズナブルな「宿泊プラン」と、岩盤浴をはじめ、全てのお風呂を利用できる「日帰りプラン(日帰り入浴)」の2種類のプランを用意しています。
温泉施設は岩盤浴やミストサウナ、かけ流しの薬石ラジウム温泉、露天風呂があります。敷地内に源泉が3つあり、湯量もたいへん豊富とのこと。温泉施設内では秋田県玉川温泉の「北投石」とオーストリアの「バード・ガスタイン鉱石」をふんだんに使っています。これらの石から発生する天然ラジウムは細胞に適度な刺激を与え、免疫力や自然治癒力を高め、体質改善に効果があると言われているそうです。
一般の岩盤浴と異なり、弘法の湯では天然ラドン岩盤浴が体験できます。本店の岩盤浴は男女共用。これはお客さまに介護が必要な方もいらっしゃるので、そうした配慮もあるそうです。御影石ベッドを温泉水で39~42℃に温めてあり、北投石に通した温泉水で湿度68%~75%に加湿。そして床面にはバード・ガスタイン鉱石を埋め込んでいます。浴衣をきたまま寝そべり、30~40分位が目安。岩盤浴は久々でしたが、心地よい汗をかきました。
20分くらい休憩して次は男湯のミストサウナ室へ。こちらは裸で入ります。御影石のベッドがあり、床面はバード・ガスタイン鉱石。天井からは北投石に浸した多量の温泉水を噴射しているため、全身で浴びるようにすると効果的だそうです。低温(38~41℃)サウナのため、体への負担は小さいのですが、10~15分位が目安。驚くほどの発汗があり、お肌もしっとり。このミストサウナという方法が、体内に最も天然ラジウムを取り込みやすい方法であるという説もあるそうです。
次は1番楽しみにしていた「かけ流しの薬石ラジウム温泉」に入りました。浴室内は湯気でもうもう。お湯は源泉かけ流しで泉質はアルカリ性単純温泉。38.5℃~40℃のぬるめのお湯です。 温泉吐湯口の下にあるステンレスのケースの中に北投石が入っているそうです。北投石からお湯の中にラジウムが溶けだし、浴室内に気化したラドンが充満! これがたまらなく気持ち良いのです。同行した温泉ソムリエの佐藤ガチャ氏も気に入ったようで、「コレ、いい!」と絶賛。半身浴、全身浴をそれぞれ5~10分位が目安です。
薬石ラジウム温泉のあとはクールダウンのため、露天風呂へ。こちらも源泉かけ流しです。38~39℃と温めですから、景色や外気を楽しみながら、ゆっくりくつろげます。布袋さんの石像も和みますね。利用時間は10:00~22:00。
温泉を堪能したあとは「ストーンセラピー」を体験しました。ストーンセラピー室内及びベッド内部には秋田県玉川温泉の北投石50kg、オーストリアのバード・ガスタイン鉱石1000kgが配置されています。ストーンセラピールームは1回1時間500円で利用できます。
少々疲れ気味の湯種は北投石入りの特別ベッド(40分1000円)を利用しました。ブラックライト照明が日常を忘れさせてくれ、ベッドに横たわっていると神経が休まるのか、眠くなってきます。次第に体もポカポカしてきて何とも良い感じ。「ここから動きたくない…」とも思いました。
館内には食事処や、バード・ガスタイン鉱石を絨毯の下に敷いた日帰り入浴専用休憩室(無料)や足裏・全身リラクゼーション施術を受けられる「癒し処多度屋」(2014年7月オープン)、看護師が考案したデトックスリラクゼーションルームなどがあります。
本店は湯治目的で利用されるお客さまが多く、一人でも気軽に利用できる雰囲気。3~4月は花粉症のお客さま(女性)が多く訪れるそうです。
また、日帰り入浴1日コースの利用時間は7:00~23:00。1人1500円で最大16時間も滞在できます。また、タオル1枚・バスタオル2枚、浴衣2枚を貸し出してくれるのも高ポイント。静かにゆっくり心身を癒し、元気になりたい人にオススメです。
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