湯~トピアかんなみ
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富士山を望む温泉・プール・ヨガなどの教室・レストランを併設した温泉パーク
入館料700円で、いろいろ楽しめるのが魅力です!
町営施設ならではのリーズナブルな利用料金と丁寧な施設管理
静岡県田方郡函南町にある「湯~トピアかんなみ」。
駐車場は114台分を完備し、JR函南駅や伊豆箱根鉄道の大場駅、伊豆仁田駅からの無料送迎バスも運行。
町営コミュニティバスの停留所も設けられており、車でも公共交通でも訪れやすい立地です。
平日は地元の高齢の方々が集う憩いの場として、休日には県内外からの観光客をはじめ、キャンピングカーで訪れる利用者も見られ、幅広い世代に親しまれています。
その人気ぶりは開館前からうかがえます。
営業開始は午前10時ですが、早い方は1時間以上前から駐車場で待機。
連休などには30人、40人と列ができることもあるそうです。
お目当ては「一番風呂」。
開館と同時に、足早で浴場に向かう姿も見られますが、安全のため館内では落ち着いて行動しましょう。
館内には露天風呂やサウナに加え、歩行専用プールやスタジオ教室、地場野菜の販売コーナー、レストランが併設されています。
富士山を北に望む小高い丘の上という立地から、館内各所でその姿を楽しめるのも魅力のひとつです。
さらに、源泉を活用したプールやヨガ、水中運動教室などのプログラムが、入館料700円(税込)のみで参加できる点も特長です。
追加料金は不要で、温泉とあわせて利用できます。
午前中にレッスンを受け、プールで体を動かし、温泉で汗を流し、レストランで昼食をとる。
そんな一日の過ごし方ができるのが、この施設ならではです。
それでは「湯~トピアかんなみ」の魅力を、順にご紹介していきましょう。
「湯~トピアかんなみ」の開館は2002年。温泉とプールを併設した町営施設として歩みを始めました。
開館から約5年後、指定管理者が現在の運営会社へ交代したことを機に、健康増進プログラムの充実や季節感を取り入れた「変わり湯」の実施など、自主事業が積極的に展開されるようになりました。
当初は喫茶店規模だったレストランも拡張され、地域の健康と交流を支える多機能な拠点になっています。
入館料は大人700円(税込)で3時間利用。土、日、祝日も同額です。
受付横には、ヨガや水中運動教室など各種教室の窓口が設けられており、参加を希望する場合は入館時に申し込みます。
「ご自宅のように過ごしてほしい」と語るスタッフの言葉どおり、館内は温かな空気が流れています。
県内外を問わず、子どもからお年寄りまで、幅広い世代に親しまれているのが伝わってきます。
館内は、脱衣所や浴室、共用スペースまで清掃が行き届いており、浴槽の湯は毎日すべて排水して清掃。
衛生管理も細やかな配慮がなされており、気持ちよく利用できる施設です。
まずは、入り口で靴を靴箱に入れ、鍵を持って受付へ向かいます。受付で鍵を預けると、館内で使用するリストバンドが渡される仕組みです。帰りはそのリストバンドと引き換えに靴箱の鍵を受け取ります。
自家源泉による天然温泉。8種類のお風呂めぐりが楽しめます!
「湯~トピアかんなみ」の温泉は、函南町が所有する源泉「柏谷温泉 柏谷1号」から湧き出る湯。
泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)。
源泉の温度は56.5℃、pH9.19のアルカリ性を示す湯は、美肌の湯ともいわれています。
源泉地は施設から北へ約750mの場所にあり、湧出量は毎分300Lと豊富です。
浴室は1階にあります。
ヒノキ風呂仕立ての「箱根の湯」と岩風呂仕立ての「伊豆の湯」の2種類があり、2か月おき偶数月に男女が入れ替わります。
露天風呂では、四季折々に表情を変える富士山を望みながら湯に浸かることができ、朝昼夕と移ろう景色が格別です。
大風呂、露天風呂、高温サウナ、オンドルサウナ、水風呂、寝湯、泡風呂、打たせ湯と、8種類のお風呂めぐりが楽しめ、気分にあわせて入り比べできるのも魅力です。
※取材時、打たせ湯はお湯の流量が不安定であるため休止中でした。
サウナは高温サウナとオンドルサウナの2種類。
高温サウナは上段と下段で温度差があり、しっかり発汗したい方におすすめです。
一方、オンドルサウナは比較的穏やかな温度設定で、あまり熱いのは苦手な方でも利用しやすい空間となっています。
この日は「箱根の湯」が男湯でしたので、井伊湯種(いいゆだね)は「箱根の湯」に入らせていただきました。
この日は富士山が雲に隠れたり姿を現したりと、気まぐれな様子。写真には収められませんでしたが、合間にその姿を望むことができました
続いて、岩風呂仕立ての「伊豆の湯」を見ていきましょう。
源泉を利用したプールで水中ウォーキングができます
続いて、プールを見てみましょう。
温泉の脱衣場からそのままプールエリアに向かうことができます。
こちらのプールは泳ぐことはできない「歩行専用」のプール。
水温は約32℃に設定されていて、源泉を利用しています。
水中を周回しながら歩くことで、浮力を活かし、足腰への負担を抑えつつ無理なく運動できます。
水中運動教室も開催され、参加前には血圧測定などの健康チェックを実施し、安全を確認したうえで行われます。
健康維持のために日課として通う方も多く、温泉ではなくプールを目的に来館する常連の方もいらっしゃるそうです。
設備は歩行用プールに加え、水深0.4mの子ども用プール、ジャグジー、体温調節ができる採暖室を完備。
なお、プールは水着と水泳帽が必要で、歩行専用のため遊泳はできません。
水着のレンタルや販売も行われているので、当日、思い立っての利用も可能です。
これらのプール利用や教室も、入館料700円(税込)のみで追加料金は不要。
本当に魅力的ですね。
続いて、2階フロアを見てみましょう。
「湯~トピアかんなみ」の2階には、プライベートな時間を満喫できる3つの個室と、家族風呂(貸切風呂)、休憩室「間眠処(まどろみどころ)」、ヨガ教室などが開催される広間が用意されています
エレベーターがあるので、安心して移動できます。
まずは家族風呂(貸切風呂)を見に行ってみましょう。
利用料金は、通常の入館料に加え、1グループにつきプラス1,000円(税込)というリーズナブルな設定。
連休などは家族連れで賑わい、予約が重なることもある人気の場所です。
こちらは、一組利用するごとに清掃し、湯を張り直しているとのこと。
2階には、静かに休みたい方のために、仕切りのある休憩室「間眠処(まどろみどころ)」が用意されています。
大広間では落ち着いて休みにくいという声に応えて設けられた空間で、人目を気にせず横になれる場所です。
それでは最後に、再び1階に戻って、大広間の休憩室、食堂、売店をご紹介します。
「湯~トピアかんなみ」のロビー付近にある売店は、地元の新鮮な食材や全国の珍しい特産品が揃う、利用者にとって楽しみなスポットのひとつ。
なかでも午前10時30分頃から店頭に並ぶ朝採れ野菜は、来館時にあわせてのぞく方も多いそうです。
また、函南町の「丹那牛乳」を使った乳製品のほか、施設の指定管理を行う会社が「道の駅」の運営も行っているネットワークを活かし、他県の珍しい特産品も販売しているそうです。
おいしそうなトマトを見つけ、思わず手にとる井伊湯種
ポリタンクがあれば「温泉スタンド」で温泉を購入できます!
せっかくなので「湯~トピアかんなみ」から車で3分ほど、北へ750mほど離れた場所にある源泉にも立ち寄ってきました。ここは「温泉スタンド」になっていて、ポリタンクを持っていけば誰でも源泉を購入することができます。
インターネットの地図で「函南町営温泉スタンド」と検索すればすぐ見つかります。
源泉は50Lで80円、100Lが150円、200Lだと300円と、とてもリーズナブル。
家庭用浴槽の容量は約200Lですので、300円で購入して持ち帰れば、自宅でも源泉100%の温泉を楽しむことができるはず。
ただし20Lのポリタンク10本ですので、乗用車で持ち帰るのは、ちょっと大変そうですね。
ちょうど近くの住民の方が購入されていたので聞いてみると、浴槽をすべて温泉で満たすのではなく、ポリタンク1本分をお風呂に混ぜるだけでもアルカリ温泉の浴感が味わえるので、よく購入されているとのことでした。
富士山を眺めながら、運動・お風呂・食事を一度に満喫できる施設です!
富士山を望む景色の中で湯に浸かり、歩行専用プールや教室で体を動かし、レストランで食事を楽しみ、売店で地元の恵みに触れる。「湯~トピアかんなみ」は、そうした時間を一か所で過ごせる場所です。
周辺には、道の駅伊豆ゲートウェイ函南や伊豆わさびミュージアム、めんたいパーク伊豆、酪農王国「オラッチェ」、十国峠、月光天文台、かんなみ仏の里美術館などの立ち寄りスポットも点在しています。
観光の合間にからだを休める場所として、あるいは旅の締めくくりにゆっくりと過ごす場として、行程のひとつに加えてみてはいかがでしょう。
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