食べる温泉宿 大漁　松崎町

「源泉かけ流し」の温泉も魅力！
ファミリーやバイクのツーリング客に人気の宿

食べる温泉宿 大漁がオープンしたのは1963年（昭和38年）のこと。ご主人が1歳の時だったそうです。元は魚屋さんで、魚料理ではどこにも引けを取らないため、魚料理が美味しい民宿として人気に。現在でも“売り”は魚で、リピート客のほとんどは魚料理を目当てに来るそうです。
魚市場の仲買人であるご主人が仕入れた新鮮な魚を刺身にしたり、焼いたり、煮たり、蒸したりといろいろ工夫してお客さまに楽しんでいただいています。

もう一つの“売り”は温泉です。この雲見地区の民宿はどこも同じ源泉を利用しているのですが、この地区の温泉民宿の中でも多めの湯量を調達し、本当の「源泉かけ流し」を実現しているそうです。

重厚感のある大漁の玄関には、巨大な徳利のような置物と荒波を模した屋根瓦に「大漁」の文字が入ったオブジェが置かれ、宿の名前である「大漁」を印象づけています。魚料理を“売り”にする宿らしい演出ですね。

玄関を入ったロビーにも「大漁」のイメージは続きます。魚のオブジェや貝殻の装飾に加え、額に入った魚拓が数多く展示されています。先代の知人に作っていただいたこの魚拓は、作り手が少なくなった今では貴重なものだそうです。

ロビーには、色とりどりの浴衣がサイズごとに並べられ、自由に選べるようになっています。

昭和の昔によく見たビール会社のロゴ入りの鏡も飾られていました。ロビー空間には、レトロ感たっぷりの鏡がよく似合っています。

大漁では、1分間に16リットルというこの地区の民宿では多めの湯量を調達しています。
以前は、調達していた湯量が少なかったため循環させていたそうですが、温泉好きなお客さまにいつでも新鮮な湯を楽しんでいただけるよう、契約湯量を増やして「源泉かけ流し」を実現しました。

大漁自慢の温泉は、男女別で、いずれも内湯と露天風呂があります。
まずは男湯から見てみましょう。

じっくりと源泉かけ流しの温泉を堪能できる内湯の窓からは、外の露天風呂が見えます。まるで、気持ちの良い露天風呂に誘っているかのよう。

板を張り巡らせた露天風呂は、天井に透明のボードが張られているため、雨でも気にせず入ることができます。それでいて日差しがたっぷりと注がれ、開放感は抜群です。

また一部に板張りがない部分があり、外の緑や脇に流れる小川のせせらぎを楽しむことができるのも大きな魅力になっています。

もちろん露天風呂も源泉かけ流しです。

次に、女湯を見てみましょう。
こぢんまりとした女湯ももちろん源泉かけ流しです。

女湯の露天風呂も板張りのない部分から外を見ることができ、開放的です。
ひょうきんな表情の狸の置物に温泉宿の風情を感じます。

露天風呂が気になっている井伊湯種（いいゆだね）は男湯の露天風呂へ。

雲見地区の他の温泉宿と同様、高張性の濃い塩化物泉で、とてもよく温まります。
川沿いの露天風呂では、川のせせらぎや吹き抜ける風を感じながら、とても気持ちのいい湯浴みを楽しむことができました。

大漁には、トイレ付きの広い和室が2部屋（14.5畳、16畳）と共同トイレ（ウォシュレット）を利用する標準タイプの和室が6部屋あります。
お客さまの人数に合わせてお部屋を決めています。

家族やグループで利用する場合におすすめする広い和室には、トイレに洗面台もついていて、ゆったりと寛ぐことができます。もちろんトイレはウォシュレットです。

標準タイプの和室のお客さまが利用するトイレと洗面台も清潔感がありとても使いやすそうです。また、ドライヤーも自由に使えます。

大漁に宿泊されるお客様は、夏は海水浴を楽しむファミリー、その他の季節はバイクツーリングのお客さまが多いそうです。バイク専用のガレージがあるのも大漁の“売り”の一つ。徒歩5分の場所にあるこのガレージには12〜13台のバイクが入ります。もちろんロードバイクもOKです。しっかり鍵もかかるので、防犯面でも安心。大切なバイクや自転車をきちんと保管する心遣いに、バイク客のリピーターが多いのもうなずけます。

魚料理が“売り”の大漁では、魚市場で仲買人をしているご主人がその日に仕入れた鮮魚を使った舟盛りや焼き物などに加え、裏の川に自生しているクレソン、明日葉を使った蒸し焼きも人気です。

これに、お好みでキンメダイの煮付け、伊勢エビやアワビなどの別注料理も加えることができるので、極上の魚三昧を楽しめます。

食事の場所は、3つある食事会場でも、部屋食でもOK。オーダーする料理が多い場合は食事会場になりますが、お二人の場合などは落ち着ける部屋での食事を希望される方が多いそうです。

季節によって、その日に水揚げされた新鮮な旬の魚を味わうことができるのが大漁の魅力。鮮魚を盛り合わせた舟盛りは、どのお客さまも満足される味でボリュームも満点です。

お借りした料理写真で、大漁自慢の魚料理をご紹介します。

追加でオーダーする別注料理はバラエティー豊か。「伊勢エビ」「アワビ」「キンメダイの姿煮」「カサゴの姿煮」「マグロ釜焼き」「スルメイカの姿造り」など、好みに応じて追加できるのもいいですね。

朝食は、大漁自家製の天日干し干物を中心に、地元の食材を使った料理を楽しめます。

また、食後にコーヒーが飲みたい場合は、24時間いつでも飲めるコーヒーコーナーを利用できます。

豊富な湯量で源泉かけ流しを実現している温泉民宿です。魚の目利きであるご主人が仕入れた鮮魚による料理がリーズナブルに楽しめるのも、いいですね！
本当にこの料金でいいの？と、きっと驚かれると思いますので、ぜひ泊まってみてください。

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