静岡市梅ヶ島 新田温泉　山の宿・P くさぎ里

囲炉裏のある空間でくつろげ、ご主人の手打ちそばも楽しみ!

静岡市安倍川上流の梅ヶ島は、知る人ぞ知る秘境の温泉郷。「コンヤ温泉」「新田温泉」「梅ヶ島温泉」などがあります。その中でも「新田温泉」を楽しめる宿「P　くさぎ里（くさぎり）」を訪ねました。

宿は標高800メートルのところにあり、空気が爽やか

脱サラしたご主人が「自分が泊りたい宿」をつくりたいと思い、梅ヶ島でこの宿を始めたのは、約30年前。インテリアには松本民芸家具をはじめ、家具屋さんに勤めていたご主人が厳選した家具を使用するなど、細部に至るまでご主人のこだわりが反映されている宿です。

玄関を入ってすぐ左にあるのは、昔なつかしい囲炉裏のある間。明るい光の差し込むダイニング、お座敷など、温かい木のぬくもりが感じられる館内は隅々まで手入れが行き届き、とても清潔です。

ダイニング

客室は6つあり、落ち着ける雰囲気の和室やペンション風の洋室、家族やグループで泊れる和洋室があります。

洋室。2つのベッドがあり、大人の空間

和洋室はベッド2つに畳の小上がりがある広いお部屋

お風呂は内湯が2つあります。

大きな窓を開ければ、半露天風呂といった趣き。山の澄んだ空気と梅ヶ島の自然が感じられます。外から見えないように植物を上手く使った目隠しも自然でお洒落だと思いました。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉｡源泉の温度が29.5℃のため、加温して適温にしています。
「とろみ」のある極めて良いお湯でいつまでも出たくない感じ。ぬるい源泉の蛇口があり、源泉をふんだんに投入しながら、1時間以上浸かっていました。

長湯しても疲れない極上の美肌湯で、次は泊まりでじっくり堪能したい、と思う湯種でした。

こちらはもう一つの浴槽です。

また、この宿で楽しみなのは自慢の田舎料理。駿河軍鶏やヤマメ、野菜など地元食材の炉端焼きや、ご主人の手打ちそばを楽しめますよ〜。

そば打ちをするご主人

福井県から取り寄せた蕎麦粉を使用してつくる、二八そば

「この宿には自分の別荘感覚で来ていただければと思います。」というご主人の言葉が印象的でした。

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