サンライフ焼津 やいづ黒潮温泉
焼津市のコミュニティセンターで天然温泉を満喫
浴室だけでなく、トレーニング室やカフェ利用もおすすめ
サンライフ焼津(焼津市勤労会館)は焼津市民が集うコミュニティセンター。館内には天然温泉を利用した浴室やトレーニングジム、研修室、会議室、カフェなどがあります。
1階に男女別の浴室があり、地下およそ1,500メートルから湧き出す地元焼津の良質な塩化物泉「やいづ黒潮温泉」が常時供給されています。
利用券は券売機で購入し、フロントへ。入浴料金は大人500円と良心的な価格です。
この日、井伊湯種(いいゆだね)は営業時間中に伺ったのですが、お客さまへ取材を知らせる館内放送や浴室入口に貼紙をしてくださるなど、細やかな配慮にうれしく思いました。
広々とした脱衣所には100円返却式の鍵付きロッカーやカゴを備えています。女性の脱衣所にはマッサージベッド(1回200円)があり、めずらしいと思いました。
浴室には内湯と露天風呂があり、男湯と女湯は同様の造りになっています。
洗い場にはボディソープやシャンプー・リンスが用意されています。タオルを持っていなくても受付で購入できますので、気軽に訪れることができますね。
午前中の10時頃の訪問だったのですが、すでにお客さまがたくさんいらっしゃって、特に内湯は混みあっていて、人気のほどが伺えます。
お湯はうっすらとした濁り湯。やいづ黒潮温泉には塩分がたっぷり含まれ、神経痛や関節痛、冷え症などに良いと言われ、よく温まる温泉です。高張性の温泉のため、温泉成分が体に浸透しやすいのも特色。ジワジワと体に効く感じで、いつまでも入っていたくなる心地良さですが、湯当たりしやすいお湯でもありますので、長湯には注意したほうがよいでしょう。
開放感あふれる露天風呂は内湯より温度が低く、ゆっくり入れます。眺望こそありませんが、頭上に青空が広がり、明るい陽射しを浴びながら、やいづ黒潮温泉を満喫しました。
源泉は焼津駅北口側にあり、湯口から注がれるのは天然温泉100%。加水は行なっておらず、源泉の温度が低い場合は入浴に適した温度にするため、熱交換で加温しているそうです。「良質の温泉をできるだけそのままで提供したい」という湯遣いへのこだわりを感じました。
お客さまは市内の方が6割ほどで、そのほかは近隣の市から訪れているそうです。良質な温泉ですから、ファンが根付いているのでしょう。
湯上がり後はポカポカ、しばらく汗が止まりませんでした。のどが渇いていたので、冷えた黒酢ドリンク(100円)を購入。国産黒酢とブルーベリーを用いていてヘルシーです。それを飲みながら開放感のあるラウンジでクールダウン。マッサージチェアは1回200円で利用できます。
トレーニング室や大型ミラーを備えた会議室もあります
サンライフ焼津の2階にはトレーニング室や研修室、会議室、教養文化室(和室)などがあります。トレーニング室は1回300円で利用でき、エアロバイク、ランニングマシンなどの有酸素運動マシンや各種筋力トレーニングマシンが約20台用意されています。運動後、温泉で汗を流すのも良さそうですね。
また、トレーニング室利用のお客さまに限り利用できるストレッチスペースもあります。
大型ミラーを備えた会議室はスポーツ講座会場として利用できます。サンライフ焼津では平日にヨガやピラティスなどの各種フィットネス教室を開催しているそうです。
木の温もりがするおシャレカフェでまったり
また、2016年1月にオープンした「ここにわカフェ」は館内の1階にあり、木材をふんだんに使用した温かみのある空間です。ここでは女性店長がつくるヘルシーメニューを楽しむことができ、特にスパゲティやハンバーグ、スイーツが美味しいと人気。また、このカフェでは女性の起業支援セミナーなど、いろいろな講座が開催されています。カフェだけの利用ができ、居心地が良いため、子育て中の女性が集う憩いのスポットになっているようです。
サンライフ焼津ではもともと雇用相談コーナーなどを設けていますが、カフェとのコラボレーションを強化し、平成30年4月から新たにカルチャースクールを開講して情報発信をしていく予定とのこと。サンライフ焼津は温泉だけでなく、利用する方によってさまざまな楽しみ方ができそうですね。
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