湊のやど 汀家(みぎわや) やいづ黒潮温泉
焼津で唯一の全室露天風呂付き客室の宿
創業は嘉永4年、おもてなしの心が息づく老舗旅館
焼津港の近くに佇む「湊のやど 汀家(みなとのやど みぎわや)」。汀家の歴史をひもとくと江戸時代に遡ります。創業は嘉永4年(1851年)。下田楼からさらに焼津ホテルとして歴史を刻み、2009年11月に汀家として生まれ変わりました。
汀家は全8室露天風呂付き客室の温泉旅館。庭の中に5つの離れ屋風客室「みなと庵」があり、本館に3つの料亭風客室「海のめぐみ」を用意しています。
本館へはこんな風情のある小道を進んでいきます。
温かみが感じられる館内は洗練された雰囲気。照明を抑え、落ち着ける空間になっています。
汀家では客室露天風呂のほか、庭の中にある2棟の貸切露天風呂で良質のやいづ黒潮温泉を楽しむことができます。
貸切露天風呂には、木づくりの露天「たける」と石づくりの露天「たちばな」があります。焼津神社の御祭神の名前から命名されており、どちらもゆったりとした広さの露天風呂で風情があります。
各貸切露天風呂には洗い場も用意しています。
焼津駅北側、地下約1,500メートルから湧き出すやいづ黒潮温泉は海水の約半分の塩分濃度を含み、神経痛や筋肉痛などに効き、よく温まります。お湯の色はささ濁り。アルカリ性で美肌の湯と評判です。清々しく、心身ともにほぐれるお風呂でした。
汀家ではお食事も楽しみの一つ。カツオやマグロ、駿河湾や近海で獲れた魚介類、旬の野菜を中心とした和会席コース料理を用意しています。食事の会場は「和ダイニング・八丁櫓」。開放的なダイニングで旬の味わいを堪能できます。お造りはミナミマグロと本マグロの食べ比べができるそうですから、楽しみですね。本館の料亭風の客室では部屋食も可能だそうです。
最後に案内していただいたのは料亭風客室「石花海(せのうみ)」。この部屋が汀家の中で最も広く、ベッドルームと12.5帖の和室、リビング、広縁、露天風呂付きです。広い窓から港やその先の海まで見渡せ、開放感が抜群。6人位まで利用ができます。
こんな高級感のある素敵な空間で過ごせたら、日頃の忙しさから解放され、ゆっくりできそうですね。1人旅の方も少なくないそうです。汀家で大切にしているのは創業以来、長い間培ってきたおもてなしの心。海外旅行サイトのブッキングドットコムにおいて、総合平均9.6という高評価で2017年のクチコミアワードを受賞したそうです。プライベートで訪れてみたい宿がまた一つ増えた湯種でした。
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