紅竹食堂 寸又峡
50年以上続く人気店
地元の食材が魅力の食堂です
自然薯やイモガラ、椎茸、フキ…
ここでしか食べられない地元の食材をご堪能あれ
ご主人が前のオーナーから引き継いでこの紅竹食堂を始めたのは、1971年(昭和46年)のこと。
同じ寸又峡温泉の旅館に勤めていたご主人は、地元の食材を使った料理を作っていたため、仕入れや料理を作ることは問題なかったそうですが、蕎麦打ちは未経験。前のオーナーに蕎麦打ちを教えてもらって蕎麦を中心にしたお店を始めたそうです。
以来、50年以上にわたり、寸又峡温泉の人気食堂として営業を続けてきました。
現在は、ご主人夫婦とご子息を中心にアットホームな雰囲気でお店を運営しています。
店先には、「本日の特別メニュー かつどん」と書かれた垂れ幕風の表示が出されていました。この特別メニューは、店内のメニューにはありません。お店の常連さんには、このカツ丼が好きな方が多く、季節限定で平日だけ出しているとのこと。カツ丼は出すのに時間がかかるため、忙しい土日などは外しているそうです。
お店に入ると、ご主人が明るく迎えてくれました。ゆったりと配置されたテーブル席と板張りの座敷席があり、店の中程にある展示棚には、地元の観光案内や自由に持ち帰りできるお手製の記念品(チャームなど)やつま楊枝、店内で出している川根茶などの販売品が陳列されています。
観光客やファミリーのお客さまにとっては、とてもうれしい、心のこもったサービスだと感じました。
厨房では、女将さんが蕎麦を仕上げる姿が見えました。長年、家族で協力してお店を続けてきたからか、流れるような手際の良さを感じます。
都会では味わえない地元食材を活かした料理は
美味しさ満点!
テーブルに置いてあるメニューには、看板メニューである「溪流そば」についての詳しい説明が載っていました。
お蕎麦の上に町内産ヤマメの唐揚げが丸ごと1匹、山菜煮物が3種、その時の天ぷら3種、イナゴの佃煮(別皿)(苦手な方はお申し出ください)、と書かれていて写真が添えられていました。
イナゴの佃煮は、珍しいし、美味しいのですが、やはり「見た目がどうも…」という方も多いそうで、その場合は、別の料理を出していただけるそうです。
なお、数量限定・先着順のため、お早めにどうぞ。
このお店のもう一つの名物が、自然薯。
地元川根町の自然薯は、他の産地のものと比べて粘り気が強く、濃厚な味わいだそうです。
紅竹食堂では、地元の農家さんと提携していて、できるだけ長期間に分けて収穫してもらうようにしています。そのため、約半年にわたって、地元の自然薯を楽しんでいただくことができるそうです。
「とろろ定食」という名前で自然薯の定食を出していますが、他で食べる「とろろ」(ヤマイモやナガイモ)とは、粘りも濃厚さも全く違います。ぜひ一度お試しください。
井伊湯種(いいゆだね)は、看板メニューの「溪流そば」を注文しました。
いろいろな具材が乗っていて、とにかくボリューム満点!とても美味しくいただきました。目をつぶりながらイナゴも完食しましたが、意外な美味しさに感動。本当ですよ!ぜひ食べてみてください。
ここでしか食べられない料理を
ぜひお試しください!
地元の珍しい食材を美味しく食べられるアットホームな雰囲気の食堂です。
寸又峡温泉に来たらぜひ寄っていただきたいオススメの食堂です。
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