静岡市葵区 やまめの里 見月茶屋
清流の音を聞きながら、山女魚(ヤマメ)尽くしを満喫
おすすめはヤマメ定食!! なんと4匹分のヤマメ料理を味わえます!
JR静岡駅より車で約40分。安倍川中流、県道29号線梅ヶ島街道沿いに佇む「やまめの里 見月茶屋(みつきちゃや)」。大きな水車が目印のヤマメ料理専門店です。今回はスルガ銀行社員のオススメで、ランチに訪れました。
見月茶屋は創業してから30年以上が経ち、ヤマメ料理専門店としては28年とのこと。年季を感じさせる素朴な佇まいはどこか懐かしいものを感じさせます。
店内に入ると、すぐ右手に薪の囲炉裏があり、従業員の方がヤマメを焼いていました。
生け簀には、たくさんのヤマメが。ヤマメはきれいな清流でないと生きられないそうですが、裏山(見月山)の沢の水で育ったヤマメは元気そのもの。
2階に案内していただき、おすすめの「ヤマメ定食」や「ヤマメのつみれ揚げ」、野生猪の串焼きなどを頼みました。
窓からは裏山より流れ出す沢を見渡すことができ、涼しげな清流の音が聞こえてきます。
ほどなくして、「ヤマメ定食」が運ばれてきました。ヤマメの刺し身をはじめ、塩焼き、甘露煮、唐揚げと、なんとヤマメが4匹も。ヤマメ料理のほかには、ずいきの煮物、刺し身コンニャク、小そば、おしんこ、ひえのご飯、味噌汁が付きます。
まさに贅沢なヤマメ尽くしですが、生け簀の活ヤマメを調理しており、新鮮そのもの。
ヤマメの塩焼きは焼き方も塩加減もちょうどよく、頭から尻尾まで丸ごと食べられました。
ヤマメの刺し身とは珍しいと思い、食べてみればクセがなく淡泊な味わい。川魚特有の臭みも感じられず、美味しくいだきました。
カラリとあがったヤマメの唐揚げはタルタルソース添え。塩加減も絶妙でご飯が進みました。
最初「ひえごはん」と聞いたときは「冷えごはん」かと勘違いしましたが、プチプチとしたほんのり塩味のひえごはんは、料理と相性が良かったですね。
また、刺し身コンニャクもトロリとした独特の食感で、印象的でした。刺し身コンニャクが美味しいと思ったのは初めてでした。
水は天然水で、味噌も自家製、わさびは本わさび、野菜は主に自家菜園から収穫したものだそうで、それぞれの料理がていねいにつくられているのを感じました。
「ヤマメのつみれ揚げ」は見月茶屋の自慢の一品。栄養価の高いヤマメの頭と骨を丸一日煮込んでやわらかくし、そのほかのヤマメの白身を加えてつみれにして揚げたものです。ふっくらとしたつみれ揚げは、弾力のある歯ごたえで、さっぱり味のタルタルソースが良く合いましたね。
こちらは野生猪焼きをはじめ、串焼き三種です。シイタケや八頭、ジャガイモなどの地元の野菜焼きも人気だそうです。
デザートに自家製シャーベットまでいただき、お腹いっぱいに。畳に寝ころんで、川の音と心地良い風を感じながら、「幸せ〜」とつぶやく湯種でした。
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