磐田グランドホテル 静岡県磐田市
※工事のため一時的に休業中 令和6年グランドオープン予定
黒褐色の天然アルカリ温泉を楽しめるシティホテル
日帰りでも利用可能な天然温泉「磐田天神の湯」
JR磐田駅から車で約10分、国道1号線沿いに位置する磐田グランドホテル(いわたぐらんどほてる)を訪ねました。
静岡県磐田市といえば、Jリーグのジュビロ磐田のホームタウン。ヤマハスタジアムの近くに立地する磐田グランドホテルは、シーズン中や合宿などでサッカー選手の利用も多いそうです。
館内にはユニフォーム等のサッカー関係のアイテムが展示されていて、サッカーの街にあるホテルだと思いました。
磐田グランドホテルは1997年に開業した地元に根ざしたシティホテルです。浜松ホトニクス株式会社のグループホテルで、ロビーには同社を象徴する光電子増倍管が飾られていました。ニュートリノ観測施設で使用された光電子増倍管のレプリカだそうです。
敷地内の地下1,500メートルから湧き出る天然温泉
ここ磐田グランドホテルには日帰りでも利用可能な天然温泉「磐田天神の湯」があります。ここで楽しめるのは敷地内の地下1,500メートルから湧き出る天然温泉。毎分約180ℓという豊富な湯量を誇り、黒褐色のアルカリ性温泉を堪能できます。
男女別の浴室があり、それぞれ内湯と乾式サウナ、水風呂があります。
湯船は野趣あふれる岩風呂です。開放感のある大きな窓からは遠州の市街が見えました。色付き温泉が大好きな井伊湯種(いいゆだね)は、何よりも黒褐色でぬめりのあるお湯がたまりません。じっくり入っていると毛穴が開く感じで、湯上がり後は肌もスベスベになります。
また、湯遣いのこだわりにも好感を持ちました。源泉の温度が38.7℃のため、加温して41℃にしていますが、その際に温泉を空気に一切ふれさせない熱交換システムを採用しているそうです。そのため、お湯に鮮度を感じました。
効能は神経痛や関節痛、冷え性、疲労回復など。膝の痛みが緩和されるため、毎日のように通っている年配の方もいらっしゃるそうです。
効能はもちろんのこと、洗い場を含め浴室内は清潔で、地元の常連の方がいらっしゃるのもうなずけます。
スッキリとした印象の脱衣所にはロッカーとドレッシングコーナーを備え、化粧水などのアメニティも充実。
源泉湧出地はホテルから駐車場を抜け、400mほど離れたところにありました。その途中に富士山のビューポイントもありますので、要チェックですよ〜。
湯上がり後の休憩所にはテレビやマッサージチェア、乗馬マシンなどがあり、日本庭園を眺めながらくつろげます。温泉を掘った時に使用された掘削棒の一部が展示されていますので、興味のある方はご覧になってください。
磐田グランドホテルでは日帰り温泉も可能で、営業時間は10:00〜23:00。入浴料は館内に置いてあるHOTEL NEWS(ホテルニュース)のクーポンを提示すれば、通常1,500円を1,000円で利用できるほか、毎月22日(夫婦の日)や26日(風呂の日)にはさらにオトクな割引もあります。作務衣やフェイスタオル・バスタオルを無料でレンタルできるので、手ぶらで行けるのが良いですね。
また、客室休憩やランチがセットになったプランもあります。
新館10階のスカイレストラン「ウィング」では遠州の風景が望め、空気が澄んだ日には富士山も見えるそうです。本館1階には2016年にオープンした和食レストラン「三栗(みくり)」があり、とてもオシャレ。
ロビーの売店には磐田市イメージキャラクターの「しっぺい」グッズが豊富に揃っていました。「しっぺい」は磐田市の見付天神に伝わる民話の中で怪物と戦った犬、悉平太郎(しっぺいたろう)がモチーフだそうです。
2018年は戌年ですので、磐田市土産に「しっぺい」グッズはいかがでしょうか。
ビジネスや旅行、スポーツ観戦の際には、ぜひ天然温泉のある磐田グランドホテルを利用してみてください。
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