新稲子川温泉ユー・トリオ
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待望の再開を迎えた、上稲子川のほとりの温泉
地元の方に親しまれる、pH10.0の源泉と硫黄泉の香り
川の音に包まれて過ごす、何度も通いたくなる温泉
静岡県富士宮市にある「新稲子川温泉ユー・トリオ」は、山あいの里を静かに流れる上稲子川(かみいなこがわ)のほとりに位置し、日本の原風景に囲まれた自然豊かな温泉施設です。
取材に訪れたのは2025年3月でしたが、その後、同年7月より施設メンテナンスのため休館。
地元の常連の方々からは「再開を心待ちにしている」という声も多く、地域にとって欠かせない存在であることがうかがえます。
そして2026年3月10日、待望の営業再開を迎えるとの朗報を受け、今回、ようやくご紹介できることになりました。
それでは、「新稲子川温泉ユー・トリオ」を見ていきましょう。
受付で入浴料を支払ったら、さっそくお風呂へ向かいましょう。
受付周辺やロビーは、地元の方を中心とした常連客が集う、気さくで温かな雰囲気に包まれています。
かつては温泉水を利用した屋内プールも備えていましたが、設備の老朽化により惜しまれつつ廃止。
現在はその跡地の新たな活用に向けた整備が進められており、2026年秋頃にはキャンプ場のオープンが予定されているとのこと。
今後の展開にも期待が高まりますね。
受付の様子。スタッフの親しみやすく温かな接客が、訪れる人をやさしく迎えてくれます
営業中に取材させていただいたこともあり、館内には多くのお客さんの姿が見られました。
利用者は地元の年配の方が中心で、常連と思われる方が多く、全体に気さくで温かな雰囲気が広がっています。
「新稲子川温泉ユー・トリオ」の魅力は、なんといってもpH10.0の高いアルカリ性を誇る泉質にあります。
源泉は「稲子川温泉 稲子3号」。
泉質は、含総硫黄―カルシウム・ナトリウム―塩化物温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)です。
源泉温度は約26.5℃と低いため、源泉槽以外は加温して使用されています。
内湯は広々とした加温浴槽と、小さめの源泉槽の2つがあります。
源泉槽は約27℃と絶妙な温度で、最初は少し冷たく感じますが、じっと浸かっているうちに体の内側からじんわりと温まってくる感覚が味わえます。
目を閉じていると、いつまでも入っていたくなる心地よさ。
湯口付近では硫黄泉の香りも感じられ、温泉らしさをしっかりと実感できます。
井伊湯種(いいゆだね)も思わず心が躍りました。
男湯の内湯。手前が加温浴槽で奥が源泉槽です。営業中の取材でしたが、撮影にご協力いただきました
源泉槽は、加温浴槽やサウナとあわせて交互に入ることで、心地よい温冷のリズムが生まれ、何度も繰り返したくなる感覚です。
源泉槽を水風呂代わりに利用できるのも特徴で、サウナとの組み合わせによる“無限ループ”のような楽しみ方も魅力のひとつ。
湯上がりには肌がツルツルになり、高いアルカリ性ならではの効果を実感しました。
源泉槽に浸かりながら、井伊湯種(いいゆだね)に気さくに話しかけてくださった常連の方の「これがよくて、毎日来ているんだよ!」というひと言がとても印象的で、地元の方に深く親しまれている温泉であることを実感しました。
サウナでも撮影にご協力いただきました
露天風呂には加温浴槽と、一人用の木枠浴槽が設けられています。
この木枠浴槽はぬる湯で気持ち良かったです。
露天エリアは壁に囲まれているため眺望はありませんが、周囲の大自然に包まれながら、川の音を聞いて過ごす時間は格別。
静かな環境の中で、とても気持ちの良い湯浴みができ、ずっと入っていたくなりました。
静かな露天風呂を堪能しました
一人用の小さな浴槽もあります
館内設備としては、ロッカーやドライヤーは無料で利用可能。
浴室にはリンスインシャンプーとボディソープが備え付けられており、受付ではタオル(200円・税込)の販売も行なっているため、手ぶらでの利用も可能です。
館内にある「お食事処せせらぎ亭」は、アットホームな雰囲気の空間です。
お食事のみでの立ち寄りもOKとのこと。
メニューはバリエーション豊富で、中でも人気を集めているのが「ソースカツ丼」。
そのほかにも「カレーうどん」や「肉厚アジフライ定食」、「ジャンボエビフライ定食」、「しょうゆラーメン」など、食欲をそそるメニューがそろいます。
どれもボリュームがあり、満足感が得られそうです。
上稲子川のほとりで味わう、何度も通いたくなる名湯
上稲子川のほとりに佇む「新稲子川温泉ユー・トリオ」は、豊かな自然とともに過ごすことができる、地域に根ざした温泉施設です。
pH10.0という高いアルカリ性を誇る源泉は魅力的。
井伊湯種(いいゆだね)も、地元の方々の日常に溶け込む温かな雰囲気と、何度も通いたくなる居心地のよさを感じました。
都会の喧騒を離れ、自然の中でゆっくりと過ごしたい方におすすめしたい場所。
料金は短時間で気軽に利用できる「1.5時間券」(510円:税込)と時間を気にせず過ごせる「1日券」(820円:税込)の2種類が用意されています。地元で日常的に利用されている方も多く、65歳以上の富士宮市民であれば、1日券を620円:税込で利用できる優待もあります。1日券の場合は、一度外に出て周辺を散策したあと再び入浴できる「中抜け(再入場)」も可能です。温泉とあわせて、近くのカフェに立ち寄ったり、施設内のバーベキューを楽しんだりと、自由な過ごし方ができそうです。
ぬる湯好きの井伊湯種(いいゆだね)は、源泉槽をじっくり楽しむには1.5時間ではやや短く感じました。
今回はこのレポートの読者向けに、1日券820円が100円引き(720円)になる読者特典をいただいたので、これを使って、ぜひじっくりと源泉槽を堪能してみてください。
読者特典をいただきました!
日帰り入浴利用時の特典をいただきました。受付の際に、スマートフォンの画面か印刷したクーポンをご提示ください。
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