静岡県三島市 竹倉温泉 旅館 錦昌館
※2018年3月廃業
三島の家庭的な旅館で「赤湯」を楽しむ
15年前に偶然、竹倉温泉を発見!以来、何十回も通っています
静岡県三島市にある竹倉温泉は昭和10年に開かれた温泉。当時から湯治場として親しまれてきたそうです。湯種が竹倉温泉の存在を知ったのは約15年前。沼津のスルガ銀行本店に勤務していた頃、この周辺を通りかかって、偶然見つけました。実は、三島にこんなステキな温泉があることは、地元の方もあまりご存知ないようで、誰も教えてくれなかったのです。
その温泉に入ってみれば、湯種の大好きな色付き温泉でしかもオレンジ系の茶色! それはもう大興奮でした。それ以来何十回も通っています。
現在、竹倉温泉に入れるのは、錦昌館とみなくち荘の2件のみ。伯日荘は残念ながら長期休業中です。
さて、前置きが長くなりましたが、錦昌館をレポートします! 錦昌館の創業は昭和14年。建物自体は年季が入っていますが、アットホームな雰囲気が心地よい旅館です。温泉ファンの常連さんがいたり、スポーツ合宿や研修会、特に沼津市からも近いため、ビジネスホテルとして利用する方も多いそうです。
お風呂へは中庭に面した廊下を渡って行きます。お風呂は男女別の内湯のみで、クラシカルな雰囲気。源泉は旅館から100メートルほど離れたところから引いているそうです。所有している源泉は4本。源泉の井戸自体はそんなに深くなく、7メートルぐらいと聞いてびっくり。源泉は鉄分を多く含むオレンジ色がかかった茶色の冷鉱泉で、「赤湯」とも呼ばれています。源泉の温度は約14℃。そのため、浴用に加温しています。
やはり何度入ってもインパクトがあるのは温泉の色。こんな色の温泉に浸かっていると、いかにも身体に良さそうで、幸せな気分になる湯種でした。この温泉はコリや痛み、また鉄分が豊富なために美容効果も高いと言われ、湯冷めしにくいという特長も。リウマチや神経痛にも良いそうです。身体が芯から温まり、お風呂上がりはなかなか汗がひきませんでした。
現在、宿泊してゆっくり竹倉温泉を楽しめるのは錦昌館だけですから、すごく貴重な存在です。日帰り入浴も可能ですから、ぜひ一度訪れてみてください。
より大きな地図で 温泉グルメ探訪 を表示