沼津市 温泉割烹旅館 翠泉閣
沼津アルプスの麓で、鉄分が強い茶色の温泉に大興奮!
リーズナブルに海の幸を使った料理や
自家源泉「月の湯温泉」を楽しめる隠れ宿!
沼津ICより車で約15分、沼津アルプスの麓にある温泉割烹旅館「翠泉閣」。この辺りは海、水、空気がキレイで、気候にも恵まれている地域です。こちらで楽しめるのは、沼津では珍しい自家源泉の「月の湯温泉」。アポロ11号が月着陸に成功した年(昭和44年)に温泉が出たので「月の湯温泉」と名付けられました。その後、もともと不動産業を営んでいた女将さんが昭和47年頃に旅館を開業し、現在に至ります。
旅館は昭和を感じさせるレトロな佇まい。ざっくばらんな女将さんのお人柄と家族的な雰囲気で常連客が多く、リーズナブルな料金で海の幸を使った料理が楽しめる、知る人ぞ知る隠れ宿です。
しかもお風呂は色付き温泉と聞いて、ワクワクする湯種でした。男女別の大浴場があり、岩風呂が2つあります。一方には茶色のお湯が、もう一方には無色のお湯が入っていて、温泉情緒たっぷり。色付き温泉好きにはたまらないものがありますね。以前は映画の撮影にもよく使われていたそうです。
茶色のお湯の泉質は、含鉄(Ⅱ)-カルシウム・マグネシウム 硫酸塩冷鉱泉。伊豆ではあまり見かけない泉質ですね。カルシウム・マグネシウムイオンを多く含み、鉄分が強いお湯は濃厚で、短時間で身体が温まります。湯上り後も湯冷めしにくく、ポカポカでした。
もう一方の無色透明湯のお風呂は井戸水を沸かしたもの。温泉ではありませんが、心地良かったです。
入浴後は源泉地を見学しました。旅館の裏手の戸を開けると、そこには源泉口が。敷地内とはいえ、あまりにお風呂に近いところに源泉地があったのでびっくり。しかも300メートル位の深さから湧出しているそうです。源泉を汲み上げてPh値を測れば6.17。中性の温泉でした。源泉の温度は21.7℃のため、加温して使用しています。
次に5階の客室に案内していただきました。落ち着いた雰囲気の和室6畳の部屋からは、富士山や駿河湾、沼津の街並、「びゅうお」(沼津港大型展望水門)などが見渡せました。「ここから見る富士山は近すぎず遠すぎもせず…上品な感じがします」とスタッフの方。ここからは夕陽や夜景も楽しめるそうです。
また、女将さん自慢のパブハウス「ポンツウ」も要チェック。レトロな空間でカラオケも楽しめますよ〜。
また、登山口まで約15分という立地のため、宿泊翌日のお弁当付きなど、3大特典付きの「沼津アルプスを歩く」宿泊プランもおすすめですよ〜。
お風呂は立ち寄り入浴もできますので、事前にお問い合わせを! 特に筋肉痛や足腰に良いそうなので、登山後に入るのも良さそうですね。
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