湯河原温泉 伊豆屋旅館
湯河原で唯一の混浴大露天風呂を
源泉かけ流しで堪能!
野趣あふれる大露天風呂は自家源泉から引いた美人の湯
湯河原温泉宿の中でも日帰り入浴ができ、混浴大露天風呂(大野天風呂)で有名な伊豆屋旅館に行ってきました。
旅館の外観は歴史を感じさせ、旅館に一歩足を踏み込むと、昭和の時代にタイムスリップするような感覚に。古い木造建築は大正時代につくられたものだそうです。
愛想のいい女将さんに案内されて、さっそく混浴大露天風呂へ。脱衣所は2つに分かれていますので、女性は手前のほうを使うといいでしょう。この日は先客がいなくて、貸切状態でした。開放感にあふれる大露天風呂は山の斜面に隣接していて、野趣満点。春は桜、秋は紅葉と四季折々の景色が楽しめそうです。
伊豆屋さんでは自家源泉を持ち、山の上から源泉を引いているとのこと。源泉の温度は62℃と高温のため、気候に応じて加水のみしているそうです。無色透明のお湯はまろやかで、肌にまとわりつくのを感じました。泉質はナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉。pH8.5(実測)のアルカリ性のお湯です。お肌がツルツル・スベスベになる“美人の湯”を源泉かけ流しで堪能することができました。
大浴場のお湯の鮮度に感動!
次に大浴場(内湯)を取材しました。大浴場は大露天風呂から離れた場所にあり、「ラッキー風呂」と表示されている先に男女別の内湯があります。とてもレトロな雰囲気で、特に脱衣所にある年代ものの扇風機は感動的なほど。
こじんまりした内湯の温泉は外気にさらされていない分、鮮度が高く、露天風呂よりお湯が濃密な感じがしました。こうした温泉に浸っていると、温泉マニアの血が騒ぎますね! お風呂上がりは塩分が濃い温泉のため、少しベタつき感がありましたが、こうした温泉は体の芯から温まり、湯冷めしにくいのです。
「うちは湯河原の温泉宿では一番古くから営業しているんですよ。宣伝してくださいね!」と女将さん。聞けば、創業は江戸時代とのこと。旅館の維持は大変だと思いますが、長く続けてほしいと思いました。
日帰り入浴は1人1,000円で、大露天風呂と内湯のうち、どちらか一つに入れるそうです。行かれる際は事前のお問い合わせをおすすめします。
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