温泉旅館 山楽荘
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宿泊は1日1組限定。大平台にある昔ながらの温泉宿です!
1日1組限定。源泉かけ流しの湯と
女将さんの温かな人柄に癒やされる大平台の温泉宿
箱根十七湯の一つとして知られる、大平台温泉。箱根エリアの中では、比較的静かな温泉地です。
大平台温泉のシンボルと言えば、共同浴場「姫之湯」ですが、この温泉地には、そのほかにも数軒の温泉宿があります。
今回はその中から、宿泊だけでなく日帰り入浴も楽しめる「温泉旅館 山楽荘」をご紹介します。
「温泉旅館 山楽荘」は、1962年から続く温泉宿。
現在の女将さんのお母さまの代に始まり、建物も創業当時の姿を残しながら、塗り替えなどの手入れを重ねて大切に守られてきました。
週末には近くに住む娘さんも手伝いに来てくれますが、基本的には女将さんが一人で切り盛りしていることから、現在の宿泊は1日1組限定となっています。
リーズナブルに宿泊できるのに、お料理が美味しく、女将さんがとても感じの良い方で居心地が良いと評判の宿。
テレビで紹介されたこともあるそうです。
それでは、「温泉旅館 山楽荘」をご紹介していきましょう。
循環や塩素消毒なしの源泉かけ流し
少しとろみのある、浴感の良い温泉です!
「温泉旅館 山楽荘」は、宿泊だけでなく日帰り入浴も可能です。
宿の公式ホームページには記載されていませんが、取材時に女将さんに伺ったところ、11時から16時の間ならお受けしていますとのことでした。
入浴のみの場合は1時間を目安に700円(税込)で1人でも利用できます。また、客室で休憩しながら温泉をじっくり楽しむこともでき、こちらは上記の時間内なら何時間でも滞在可能で1人2,000円(税込)。この客室休憩入浴は2人以上での受付となります。
ただし、女将さんの不在時は利用できないため、日帰りで訪れる際は事前に電話で確認してから向かうのがおすすめです。
浴室は館内に2つ。
宿泊は1日1組限定のため、基本的に「男湯」「女湯」と固定されておらず、利用状況に合わせてどちらのお風呂も楽しむことができます。
「山楽荘」の大きな魅力が、加水・加温・循環・塩素消毒をしていない源泉かけ流しの温泉。
源泉をそのまま注いでいるため、湯温は季節によって変化します。
冬場は42~43℃前後になるそうですが、取材した夏場はかなりの熱さでした。
館内に掲示された温泉成分等に関する掲示証によると、源泉名は「箱根大平台温泉組合供給温泉(第87、91、115号混合)」。
泉質は、アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)。メタケイ酸を多く含む美肌の湯です。
源泉温度は51.7℃、使用位置の温度は42℃。
無色透明、無臭、ほとんど無味の湯と記載されています。
ちなみに、大平台の温泉は、2013年の分析時には泉質が「ナトリウム-塩化物温泉」でしたが、2023年の分析で溶存成分の総計が1g/kgをわずかに下回り、現在は「アルカリ性単純温泉」に分類されています。
浴槽は、一つは伊豆石を使ったもので、もう一つはタイル張りのもの。
同じ源泉を使用していますが、注ぐ湯量を変えることで湯温に差をつけています。
石のお風呂は源泉の投入量が多く熱め、タイルのお風呂は湯量を少なめにして、ややぬるめにしているそうです。
加水用の蛇口があり、熱すぎる場合は、好みに合わせて水を加えても構わないとのこと。
温泉マニアの井伊湯種(いいゆだね)としては、できれば源泉そのままを味わいたいところですが、さすがにこの日は少し加水して入浴しました。
それでも、アルカリ性で、少しとろみがある、ツルツルとした浴感はしっかりと感じられます。
源泉かけ流しならではの鮮度の良さを感じられる湯でした。
伊豆石の浴槽に浸かる井伊湯種(いいゆだね)
どこか懐かしい和室で、ゆっくり過ごせます!
「温泉旅館 山楽荘」の宿泊は、2人でも人数の多いグループでも、その日に迎える宿泊客は1組だけ。
5つある客室は昔ながらの和室で、人数が多い場合は複数の部屋を利用することも可能です。
ほかの宿泊客と顔を合わせることがないため、周囲を気にせず、自分たちのペースでゆっくり過ごせるのがいいですね。
そして宿の楽しみの一つが、季節の食材を取り入れた女将さんの手料理。
少人数の場合は客室で、人数が多い場合は広間で食事を楽しみます。
中でも評判なのがお刺身と天ぷら。
女将さん自ら小田原まで足を運び、魚などの食材を仕入れているそうですよ。
温泉とともに、女将さんの温かな人柄も魅力です!
昔ながらの建物、源泉かけ流しの温泉、そして女将さんの手料理。
「温泉旅館 山楽荘」には、大きな温泉旅館とはひと味違う、どこかほっとする居心地の良さがあります。
長年通い続けるリピーターが多いのも、温泉の良さだけでなく、女将さんの温かな人柄によるものなのかもしれません。
今回の取材を終えるころには、女将さんが私たち取材チームのために、おにぎりまで用意してくださいました。
こうした何気ない心遣いにも、山楽荘が長く愛されてきた理由を感じます。
大平台で、昔ながらの温泉宿の雰囲気と源泉かけ流しのお湯をのんびり楽しみたい方は、「温泉旅館 山楽荘」を訪れてみてはいかがでしょうか。
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