小田原市 うなぎ亭 友栄
ついに、憧れの「アオうなぎ」を堪能!
小田原でうなぎを食べるなら、ここへ。
うなぎのお取り置きOK!
小田原の「うなぎ亭 友栄(ともえい)」といえば、開店と同時に行列のできる人気店。ずっと前から気になっていたのですが、今回ようやく、訪れることができました!
友栄は箱根登山鉄道「風祭駅」から歩いて6分ほど。東海道(国道1号線)沿いに位置します。
駐車場に到着すると、うなぎのタレの甘い香りが鼻孔をくすぐります。
友栄で楽しめるのは焼津から直送され最高ランクの「アオうなぎ」。良い水と良い餌など、良い条件で生育したうなぎは8割が青く、2割が黄色になるのだそうです。
さっそく、生きている「アオうなぎ」を見せていただきました。光線の加減ではなく、確かに青い! そして大きい。いや〜、びっくりしました。
うなぎの生簀には敷地内の地下100メートルから汲み上げる「箱根湧水」という名水を使用。24時間出しっ放しにして、うなぎを活かす水として利用しています。
また、この地下水は友栄の料理全般にも使われています。
友栄はうなぎの目利きのご主人が1978年にスタートさせたお店。2014年12月にリニューアルし、店内にはテーブル席やお座敷、個室、カウンター席があります。
待ってでも一度は食べたい「上うな重」は照りが美しく、ボリュームもたっぷり。ふっくらとしたうなぎに箸を入れてみれば、とても柔らかです。タレの甘味も絶妙で、噂どおりの美味しさ。
また、脂もけっこうのっているのに、全然しつこくないのです。通常、こんなに大きいうなぎを食べたら、食べている途中で嫌になってしまったり、食後に胃もたれを起こすことがあるのですが、そんなことはありませんでした。これも友栄の人気の理由なのでしょう。
「しら焼き」は自分ですりおろした生わさびと醤油とともにいただきます。焼き加減も良く、脂ものっていますが、さっぱりとした味わい。うなぎの甘さも感じられます。
友栄を訪れたら絶対に注文したいのが割きたての「うなぎの肝」。甘辛のタレとプリプリの卵黄といただく肝は臭みもなければ、苦味もほとんどなく、フワっと口の中でとろけます。この独特な旨みが人気の理由。うなぎの肝だと言われなければ、気がつかないかもしれません。
また、友栄ではうなぎだけではなく、旬の創作料理を楽しむことができます。旬の前菜が楽しめる「旬菜いろいろ」は、お酒のおつまみにもぴったりですね。季節のおすすめメニューをつまみながら、うなぎ料理を待つというのはとても贅沢。
日本酒は全国の銘酒が楽しめ、おすすめは山形の十四代(1合1,200円〜)。フルーティーな甘味があり、プレミアムがつくほどの人気のお酒です。取材に伺った際には限定品として十四代の槽垂れ(ふなだれ・純米吟醸)や角新大吟生酒(かくしんだいぎんなまざけ・大吟醸)がありました。
うなぎは土日ならば、1日300匹を用意。開店と同時に売り切れることがあるため、席の予約はできませんが、うなぎのお取り置きができます。
来店予定が決まったら、ぜひ電話でうなぎのお取り置きを。当日は店頭で受付を済ませ、店内の待合所で待つか、あるいは席が空いたら電話で連絡してくれるので、車の中で待機したり、近隣の鈴廣かまぼこの里で過ごす人もいらっしゃるそうです。
友栄の「アオうなぎは」、わざわざ小田原まで来て食べる価値があると思います。アオうなぎは東京都内ですと、この値段では食べられないとも言われています。
また、友栄の駐車場は道路向かいに第2駐車場もありますので、こちらも利用してみてください。
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