市場の食堂 金目亭 下田市
下田市魚市場で「絶品・金目鯛料理」を楽しむ
リーズナブルに味わえるのがうれしい!
1番人気は金目三色丼
下田港は金目鯛の水揚げ量が日本一。下田を訪れた際にはとびきり美味しい金目鯛を味わいたいと思っていました。下田市魚市場内にあり、2015年7月にリニューアルオープンした「市場の食堂 金目亭(きんめてい)」は、西伊豆のこだわり湯宿「桜田温泉 山芳園」の若女将が教えてくれたお店です。
金目亭では水揚げしたばかりの金目鯛を中心に、新鮮な地魚を使った料理をリーズナブルに味わうことができます。
まずは自動販売機で食券を買います。メニューは金目鯛を使った丼ものや煮付け、地魚をたっぷり楽しめる丼ものや定食などがあり、どれも美味しそうで迷ってしまいました。
カウンターに食券を出し、待つこと数分。頼んでからすぐ料理が出て来るスピーディーさも金目亭の特色です。店長兼料理長のもと、スタッフの方々がキビキビと働いている様子をうかがうことができました。
金目亭で1番人気の「金目三食丼」は3種類の金目鯛を味わえる贅沢な1品。下田市魚市場には下田近海で獲れた「地金目」を中心に、「平金目(ひらきんめ)」「はし金目」、「とろ金目(ふうせん金目)」など、さまざまな金目鯛が集まります。
この日は地金目、漬け金目、八丈島沖で獲れた平金目を楽しむことができました。金目鯛の食べ比べができるなんて、下田魚市場内にある金目亭ならではだと思います。
プリプリとした金目は新鮮そのもので、それぞれ食感が異なります。食べごたえがあり、一気にご飯が進みます。初めて食べた平金目は身がやわらかく、青さ入りのみそ汁も磯の香りがたっぷりで美味しかったですね。
また、「炙り金目丼」もおすすめです。もともと脂ののっている地金目は炙ることで、さらにとろりとした味わいに。ご飯の上には地金目を炙ったものだけではなく、表面だけを湯通ししたものがのっており、2つの技法による金目鯛の美味しさを味わえます。
同行した湯達入郎(ゆったりはいろう)氏は「金目姿煮定食」をオーダー。「下田に来たからにはこれが食べたかったんだよ。こんな大きな金目鯛がこの値段とはすごいね」と感動している様子です。ほどよい甘さで煮付けられた金目鯛はふっくらとしてやわらか。1匹の魚からいろいろな食感が味わえます。
金目鯛の煮付けでは、最高級の切り身を使った「極上金目煮付定食(刺身2点付き)」も1,500円で用意しています。
下田の地魚をいろいろ楽しみたい人におすすめなのが「海鮮丼」です。この日、ご飯にのっていたのは金目鯛をはじめ、マグロ、カンパチ、イサキ、スズキ、マダイ、メダイ、アジ、ウニ、イクラの10種類。ボリュームもあり、満足度の高い一品だと思います。
また、「地魚刺身定食」は5種類の地魚が楽しめます。新鮮なお刺身がそれぞれ大葉に盛られていて見た目にも美しい一品。この日のお刺身はスズキ、マダイ、オナガダイ、バチマグロ、カンパチでした。薬味に大根おろしも添えられて、さっぱりいただくことができます。
ほかのメニューでは「金目天丼(1,300円)」、豪華な組合長定食(2,900円)や秋・冬限定メニューの「伊勢海老天丼(2,300円)」も気になりました。
また、金目亭では朝の7時からお店を開けていて、朝定食も楽しめます。新鮮なお刺身がたっぷりのった丼に小鉢、みそ汁が付いて600円とリーズナブル。次に下田に訪れた際は素泊まりの宿に泊まり、金目亭で朝ごはんが食べたいと思った湯種でした。
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