弘法の湯 長岡店
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薬石岩盤浴と源泉かけ流しの薬石ラドン温泉
日帰りでも宿泊でもゆっくり過ごせる温泉施設です
湯治目的でも親しまれる、進化を続ける伊豆長岡の温泉宿
静岡県伊豆の国市長岡にある「弘法の湯 長岡店」。
以前、伊豆の国市古奈にある「弘法の湯 本店」をこのレポートで紹介していますが、今回は長岡店の方にお伺いしてみました。
「弘法の湯 長岡店」は、伊豆長岡温泉の宿や飲食店が点在するエリアにあり、日帰り入浴はもちろん、宿泊や食事、宴会、カラオケ、さらにプライベートサウナまで楽しめる温泉宿です。
スタッフの方に「弘法の湯 長岡店」の歴史を聞いてみると、旅館、ホテルを経て、2006年に「弘法の湯 長岡店」としてオープンしたとのこと。
旅館やホテルとして使われてきた趣も感じられ、現在は薬石岩盤浴、薬石ミストサウナ、かけ流しの薬石ラドン温泉を組み合わせて、ゆっくり過ごせる施設として親しまれています。
2025年7月には、源泉かけ流し露天風呂が付いた「ヴィラ別邸 Siki -春夏秋冬-」がオープンし、さらに2026年3月には、貸し切りで利用できるプライベートサウナも加わりました。
湯治目的でも利用されてきた温泉宿としての落ち着きはそのままに、若い世代から家族連れ、年配の方まで、それぞれの過ごし方に応える施設へと少しずつ進化している姿が印象的です。
観光旅館でありながら、「湯治の宿」として源泉かけ流し温泉にこだわり、さらに薬石やラドン浴といった特徴を備えているところも、井伊湯種(いいゆだね)はとても面白いと感じました。
健康や癒やしを求める方はもちろん、「いい湯」にこだわる温泉好きの方も満足できる施設だと思います。
それでは、「弘法の湯 長岡店」の魅力を、順にご紹介していきましょう。
館内では、まず薬石岩盤浴を利用し、その後、大浴場や薬石ミストサウナへ向かうのがおすすめとのこと。
館内は広いので、初めて訪れる方は少し迷うかもしれません。
日帰りの場合、1階で受付を済ませたら、そのまま2階の更衣室へ行き館内着に着替えます。これだけでリゾート気分になりますね。
薬石岩盤浴、源泉かけ流し温泉、薬石ミストサウナを楽しめます
まず案内していただいたのは、「薬石岩盤浴」です。
こちらは、浴衣のまま温かい岩盤の上に横になる「お湯を使わない温泉」。岩盤浴専用の浴衣に着替えて入ります。
目安は1回20〜30分ほど。
岩盤浴に使われているのは、温泉水で39℃〜42℃に温められた御影石のベッド。
床面にはオーストリア産のバドガシュタイン鉱石が埋め込まれ、さらに特別天然記念物の北投石を通した温泉水で室内の湿度を68%〜75%に保っているそうです。
ちなみに北投石は世界でも台湾の北投温泉と日本の玉川温泉(秋田県)からしか産出しておらず、温泉の源泉沈殿物が堆積して生成されたものです。北投石から放射されるラジウムは生命力を高めてからだの不調をやわらげる働きがあるといわれています。
この岩盤浴は温度が絶妙で、とてもリラックスできます。仰向けで寝るだけでなく、うつ伏せになると、内臓も温められて良いとのこと。気が付くとかなり汗をかいていますが、入り口に専用の浴衣がたくさん置いてあり、何度入っても毎回新しい浴衣で楽しめるのがいいですね。
薬石岩盤浴でじんわり体を温めたあとは、大浴場へ。
こちらでは、「美肌の湯」としても知られる伊豆長岡温泉(混合泉)を利用しています。
「伊豆長岡温泉 温泉成分分析書」によると、泉質はアルカリ性単純温泉で、pH値は9.3、泉温は62.5℃と記載されています。
薬石ラドン温泉と呼ばれる温泉浴場には、内湯と露天風呂があり、浴槽はかなり大きめですが、ここは湯量が豊富なため、すべての浴槽で循環ろ過や塩素消毒なしの源泉かけ流しを実現しているとのこと。
源泉の温度が高いため、温度調節のために最小限の加水のみしているそうです。
湯船に身を沈めると、源泉かけ流しの湯そのものの心地よさに加え、薬石やラジウムを取り入れた弘法の湯ならではの工夫も感じられます。
刺激の少ないお湯で、やさしくからだを包み込んでくれるようでした。
大浴場には、薬石ミストサウナもあります。
こちらは、御影石のベッドとバドガシュタイン鉱石を配した床に横たわり、天井から降り注ぐ温泉水のミストを浴びるもの。
北投石に浸した温泉水を噴射することで、室内にはしっとりとした温泉の蒸気が満ちています。
一般的なサウナのように高温で一気に汗をかくというより、やわらかなミストに包まれながら、ゆるやかに体を温めていく感じです。
露天風呂を愉しむ井伊湯種(いいゆだね)
2026年3月に新しくオープンしたプライベートサウナは、予約制の完全個室サウナ。
フィンランド製のヒーターを備えた本格的なつくりになっています。
サウナ室のほか、源泉かけ流しの檜風呂、水風呂、外気浴スペースも用意されており、家族や友人、カップルで気兼ねなく楽しめるのも、プライベートサウナならではですね。
温泉や岩盤浴、サウナを楽しんだあとは、休憩スペースでひと休み。
休憩スペースには、マッサージチェアやマッサージベッドも用意されており、湯上がりにからだを休めながら、次の入浴までゆっくり過ごせるのはうれしいところです。
食事は、館内の食事処「空海」で楽しめます。
日帰り利用でも、定食、そば、うどんなどを注文でき、もちろん宿泊の場合は、夕食のコース料理も用意されています。
うなぎ、ステーキ、しゃぶしゃぶなどもあり、利用シーンに合わせて選べるのも魅力です。
温泉付きの旅館らしい客室から別邸のヴィラまで、利用人数や過ごし方に合わせて選べます
日帰りで一日のんびり楽しむのもよいですが、宿泊してじっくり過ごせるのも「弘法の湯 長岡店」の良いところ。
館内には、本館・別館の客室のほか、特別室やヴィラ別邸もあり、利用人数や過ごし方に合わせて選ぶことができます。
2025年7月にオープンした「ヴィラ別邸 Siki -春夏秋冬-」も見せていただきました。
こちらは高台にある独立型の客室で、「春」「夏」「秋」「冬」の4棟があり、それぞれの四季をテーマにした内装になっています。
全棟に源泉かけ流し露天風呂が付いており、しかもシャンプー類やシャワーヘッド、ドライヤーなどはReFaを採用。
温泉でからだを休めながら、客室でも快適に過ごせるよう工夫されています。
施設右手にある「ヴィラ別邸 Siki -春夏秋冬-」の駐車場への入り口。建物前まで車を乗り入れることも可能ですが、勾配がかなりあるので、車が大きい場合や、運転に自信がない方は下の駐車場に置くのがよさそうです
「秋」の棟は、ペット同伴で泊まれる客室。
専用ドッグランやペット用のケージなども用意されており、愛犬と一緒に温泉旅行を楽しみたい方にピッタリです。
ヴィラ別邸にはバーベキューを楽しめる設備も用意されています。
高台にある特別な客室でありながら、取材時にうかがった目安では、2名利用・1泊2食付きで1人2万円台(税込)から利用できるとのこと。
この内容を考えると、かなりリーズナブルに感じました。
日帰りで気軽に訪れるのはもちろん、温泉、食事、客室での時間まで含めて楽しみたい方は、宿泊でゆっくり過ごしてみるのもよさそうです。
温泉、岩盤浴、サウナ、休憩。時間を気にせず、ゆっくり滞在したい温泉施設
薬石岩盤浴や薬石ミストサウナ、ストーンセラピールームなど、「弘法の湯 長岡店」には、からだが喜びそうな施設が充実していました。
ここは時間をかけて、からだを休めながら過ごすのがよく似合うところ。
温泉に入り、岩盤浴でじんわり温まり、休憩を挟んでまた湯へ。
その流れを自分の体調や時間に合わせて繰り返せるのが、「弘法の湯 長岡店」らしい楽しみ方です。
源泉かけ流しの温泉に何度も浸かりながら、じっくりからだを休めたい。
そんな気分の時に、また訪れたい一軒でした。
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