安田屋旅館 三津浜・湯の花温泉 沼津市
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「ラブライブ! サンシャイン!!」をきっかけに
沼津を知っていただくことができました
最善のおもてなしが「またいつか訪れたくなる」旅館へ
太宰治ゆかりの国登録有形文化財の宿でありながら、最近では「ラブライブ! サンシャイン!!」の聖地として、多くの若いファンが訪れている安田屋旅館。支配人の安田和訓さんに宿の歴史や今後の抱負などを伺いました。
「安田屋旅館の創業は明治20年。132年前に私の曽祖父が始めました。もともとは江戸に鯛を運ぶ商人を泊める宿でした。当時は現在の宿よりも東側に立地しており、距離で言えば1kmほどのところにありました。富士山が見え、風の当たらない立地を考えて、祖父が現在の場所に宿を建てたのです。それが大正7年(1918年)に建てられた木造2階建ての松棟です。昭和6年(1931年)には月棟を増築しました。平成9年(1997年)に浴室棟や厨房棟など、昔ながらの雰囲気を壊さないように館内のリニューアルを行ないました」と語るのは、安田支配人。
海に面したレトロな佇まいの安田屋旅館は「ラブライブ! サンシャイン!!」の主人公の実家の題材になったことから「聖地巡礼」スポットとして若者に注目されるようになりました。
「これまでも映画やドラマの舞台に旅館を使っていだいたことがあり、『ラブライブ! サンシャイン!!』のお話をいただいた時も旅館の宣伝になればと思い、気軽に引き受けました。そのときはこれほどのブームになるとは思いませんでしたが、多くの方に旅館はもちろん、沼津を知っていただくことができました。テレビ放送や映画は終わってしまいましたが、続編があれば、当館としてもうれしいです」

お話を伺う井伊湯種(左)と安田支配人(右)
以前は目の前が海水浴場という立地から海水浴のお客さまが多かったといいます。「ラブライブ! サンシャイン!!」の舞台になってからは、多くの若いお客さまが訪れるようになりましたが、昔と変わらず、良い思い出を作って欲しいという思いで、接客をされているそうです。
「現在、大半はアニメファンのお客さまです。日本旅館に初めて泊まるという方も少なくありません。お客さまには心地よく過ごしていただけるように、できるかぎりのおもてなしをしたいと考えています。自分の経験からも自分が『良かったなぁ・・・』と思ったところへは、また行きたくなり、人にも紹介すると思います。『ラブライブ! サンシャイン!!』をきっかけに当館にお越しいただいたお客さまが、いつか恋人や家族を連れて、また来てくれるような旅館でありたいと思います」
初めて日本旅館に泊まる若いお客さまからも高い評価を得ているという安田屋旅館。『ラブライブ! サンシャイン!!』をきっかけに、多くの方が沼津に訪れてくれるのは素晴らしいことだと思います。1人でも多くの方に、沼津の魚の美味しさや温泉なども知っていただきたいと思いました。