ゆうだい温泉
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圧倒的な絶景が楽しめる、美人の湯とサウナのある温泉
充実した休憩スペースと食事処も魅力
「しきじインスパイア」と書かれた滝の落ちる水風呂が印象的
「ゆうだい温泉」は、静岡県三島市の高台に位置する、眺望に恵まれた温泉施設です。
JR三島駅から車で約15分、三嶋大社や三島スカイウォークといった人気観光地からも車で約20分の立地。
かつては「湯郷三島温泉」として親しまれていた場所で、以前このサイトでも紹介したことがあります。
経営の変化を経てリニューアルされ、「ゆうだい温泉」として新たな歩みを始めたということで、再取材してきました。
こちらの施設の大きな魅力は、何といってもその立地にあります。
館内や露天風呂、屋上からは、富士山や箱根山系、そして遠く駿河湾までを一望。
昼間は雄大な景色が広がり、夜には三島・沼津のみならず、駿河湾の対岸エリアも含めた市街地が織りなす美しい夜景を楽しむことができます。
朝、昼、夕方、夜と、時間帯によって異なる表情を見せてくれるのも、この場所ならではの魅力でしょうか。
この眺めは高く評価され、「ニフティ温泉年間ランキング2025」では、絶景部門で全国第6位にランクインしています。
それでは、「ゆうだい温泉」の施設をご紹介していきましょう。
利用料金は、館内レストランでの飲食を含め、すべてバーコードで管理されています。
受付で「キー」を受け取り、退館時にまとめて精算する仕組みです。
館内は、1階に受付と食事処、2階に休憩スペース、3階に温泉、屋上に足湯という構成です。
まずは温泉から見ていくことにしましょう。
受付を済ませたら、エレベーターを利用して3階へと向かいます。
湯とサウナで整える、3階の温泉フロア
「ゆうだい温泉」の大きな魅力は、何と言ってもその圧倒的な眺望にあります。
高台に位置するため、露天風呂からは、昼間は雄大な富士山や箱根山系(男湯)、駿河湾を望む景色(女湯)を楽しむことができ、夜には三島・沼津から清水方面までの広範な市街地が輝く美しい夜景が広がります。
源泉は隣接するゴルフ場の敷地内にあり、地下約1,200メートルから毎分200リットルという豊富な湯量で湧き出す天然温泉です。
泉質は、アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)で、なめらかでクセのない、やわらかな肌触りが特徴。
長時間ゆっくりと湯あみを楽しめます。
また、「美肌の湯」の指標の一つとされるメタケイ酸を100mg/kgと豊富に含んでおり、入浴後の肌のしっとり感を楽しみにしている方も多いようです。
お湯は加水を行わない100%天然温泉で、衛生管理のために循環ろ過を行っています。
源泉温度は約29.8〜29.9℃と比較的低いため、熱交換器によって入浴に適した温度に加温されているそうです。
営業中にお邪魔しましたが、お風呂に入っている利用者のみなさんがニコニコしていたのが印象的でした
女湯の露天風呂(この写真は施設からお借りしたもので、撮影のため特別にバスタオルを着用しています)
「ゆうだい温泉」は、サウナ環境が極めて充実している点も見逃せません。
静岡市にあるサウナーの聖地「サウナしきじ」をリスペクトした「サウナしきじ リスペクトの滝」が水風呂に設置されており、ここからは、富士山の地下水源から汲み上げられたミネラル豊富な天然水がかけ流しで投入されます。
水風呂の横にはフィンランド伝統の木製カップ「ククサ」が用意され、この天然水の飲用も可能です。
さらに、ロウリュ強化DAYや、ハーブロウリュなどのイベントも定期的に開催されており、サウナーからも高い支持を得ています。
サウナでも、快く撮影に協力してくださいました
浴場には、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーといった基本的なアメニティが備えられています。取材時は利用者が多く、脱衣所の撮影はできませんでしたが、メイク落とし、化粧水、乳液、ドライヤー、綿棒なども用意されています
「ゆうだい温泉」には、家族やカップルでプライベートな時間を過ごせる「箱根の湯 個室風呂」が用意されています。
この貸切個室風呂は、富士山や駿河湾を望む大浴場と同じフロアに併設されており、人目を気にせずゆっくりしたい方におすすめ。
利用の際は事前の予約が必要です(1時間税込1,200円)。
施設自慢の露天風呂とは異なり、窓からの眺望こそ望めませんが、その分しっぽりと落ち着ける空間が演出されており、家族団らんやカップルでの利用に良さそうです。
360度の大パノラマが広がる屋上の天空の足湯「Sky Terrace」
続いて、屋上へ向かいます。
「ゆうだい温泉」の屋上には、展望テラス付きの足湯が設けられています。
足湯エリアはタイル張りの洗練されたデザインで、足湯のすぐそばにはテーブルと椅子も用意されています。
下の階の食事処などで購入した飲み物や軽食を持ち込み、景色を眺めながら過ごすのもおすすめです。
天気が良ければ、日中は目の前に雄大な富士山が広がります。
足湯でじんわりと体を温めながら、裾野まで美しく広がる富士山を眺める時間は、まさに格別。夕方から夜にかけては雰囲気が変わり、ふもとの市街地の灯りが少しずつ浮かび上がります。
あいにくこの日は富士山が姿を見せませんでしたが、井伊湯種(いいゆだね)が指差す先が富士山の方向です
7,000冊の漫画にハンモックなど
思い思いにくつろげる、2階の休憩スペース
次に、2階のフロア「くつろぎ処」をご紹介しましょう。
「ゆうだい温泉」の2階に広がる休憩スペースは、湯上がりに少し腰を下ろす場所、という枠を大きく超えた空間です。
設備や過ごし方の選択肢が豊富で、実際に一日滞在するという方が多いのも納得です。
まず目を引くのが、充実した漫画・雑誌コーナー。
棚に並ぶコミックはおよそ7,000冊。
少年コミックから女性向け作品まで幅広くそろい、定番の人気作はもちろん、話題の新刊も随時加わります。
毎月40冊ほど新しい巻が追加されているそうですよ。
休憩スペースには、ハンモックチェアなども配置されており、ゆらゆらと揺られながら読書をしたり、うたた寝をしたりと、それぞれのスタイルでくつろげます。
また、無料Wi-Fiが利用でき、自由に使えるパソコンも設置されています。湯上がりにワーケーション的な使い方もできそうですね。
軽食を楽しめるフードコーナーや、半個室風の席、一人で静かに過ごせる空間など、席の種類も多彩。
少し薄暗がりになった完全なおこもりスペースもあり、思わず熟睡してしまう方も少なくないようでした。
高気圧環境で過ごす酸素BOXも設置されています。リフレッシュを目的に利用する方が多く、利用プランにもよりますが、30分200円から気軽に体験可能。今回は時間がなかったので体験できませんでしたが、次回訪問した際にはぜひやってみたいと思った設備です
2階の休憩フロアには、有料で利用できる個室(事前予約制)が用意されています。
人目を気にせず、落ち着いて過ごしたいときに便利な空間です。
個室は全部で3タイプあり、2~4名ほどで利用しやすい小さな個室、2~6名程度まで対応する中個室、さらに2つの個室をつなげて使う10名程度の大個室があります。
室内にはテレビが設置されており、湯上がりに横になって休んだり、会話を楽しんだりと、周囲を気にせず時間を過ごせます。
静かな環境でくつろぎたい方におすすめですよ。
温泉施設とは思えない、幅広いメニューがそろう1階の食事処
1階には食事処「食べ呑み処 わが家」があり、こちらは温泉施設の食事という枠を超えた充実ぶり。
それもそのはず、運営会社の「雄大グループ」は多数の飲食店を展開している企業。
定食を中心に、居酒屋メニューやカフェ風の軽食まで幅広くそろっており、食事目当てで訪れる人がいるのも頷けます。
中でも人気なのが定食メニューです。
ボリュームがありながら選択肢も多く、麻辣湯(マーラータン)をはじめとした辛い料理や、子ども向けのメニューも用意されており、年代や好みに関わらず利用しやすくなっています。
毎月29日の「肉の日」にはハンバーグなどの肉メニューが登場するなど、期間限定のメニューが用意されているのも楽しみのひとつかもしれません。
時間帯によって提供されるメニューが異なり、15時から17時までは居酒屋メニューのみとなります。
最後に売店をみてみましょう。
何度でも訪れたくなる、三島の湯処「ゆうだい温泉」
「ゆうだい温泉」は、富士山や駿河湾の夜景を望む絶好の立地を生かしながら、温泉、サウナ、食事、休憩と、滞在そのものを楽しめる施設へと進化していました。
かつて「湯郷三島温泉」として親しまれていた頃から、この土地が持つ魅力は変わらず、そこに新たな工夫や設備が加わることで、より多様な過ごし方ができる場所になっています。
湯に浸かり、景色を眺め、サウナで整い、足湯で風を感じる。
食事処でしっかり食べることもでき、2階の休憩フロアでは一日を通して思い思いの時間を過ごせます。
地元の方の日常使いから、遠方からの来訪まで幅広い層が利用しやすいのもこの施設の魅力。
年中無休で、営業時間も朝6:00〜24:00と長いのも嬉しい部分。
8時までの入館で、モーニングコーヒー&ゆで玉子のサービスがある朝風呂コースのプランもあるそうです。
時間帯や目的に合わせて使い分けることで、何度訪れても新しい楽しみ方が見つかると思います。
三島を訪れた際には、ぜひ予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。
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