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ホテル東横 伊豆湯河原温泉

温泉施設が充実しているので、湯めぐりを楽しんでほしい

湯河原に土地を構え、地下約500mの深さで温泉が出た

ホテル東横の三代目で専務取締役の佐藤光明さんに宿の歴史や楽しみ方、特色などについてお伺いしました。

ホテル東横 佐藤光明さん

ホテル東横 専務取締役の佐藤光明さん


ホテル東横の創業は1964年。もともとは東京で「東横建材」という会社を営んでいたそうです。
「もともと創業者が主に東急電鉄の仕事を請け負っていて、神奈川県の厚木で砂利を採取して運ぶ仕事をしていました。しかし、その砂利を取ってはいけないことになり、観光事業に転換することに。ちょうど新幹線が熱海に停車しようとする時期だったそうです。厚木でタクシー会社を運営するとともに、湯河原に土地を構えました。温泉を掘ったところ、地下約500mの深さで源泉が出たため、旅館を始めたと聞いています」と語るのは佐藤専務。

「ホテル東横」は宿名から東急グループの旅館やチェーン展開しているビジネスホテルの系列に勘違いをされることがあるそうですが、独立した湯河原の旅館とのこと。

佐藤専務 井伊湯種

佐藤専務(右)にお話を伺う井伊湯種(左)


宿の楽しみ方についてお伺いすると、「ホテル東横では豊富な自家源泉を利用して、趣の異なる4つの大浴場と貸切露天風呂を用意しています。当館は全客室38室で定員が220人になります。旅行会社の方が見学に来たときに『500人規模のお風呂ですね』と言われたことがあります。それだけの規模とお風呂の種類がありますから、ぜひ湯めぐりを楽しんでいただきたいと思います」とのことでした。

ファミリー層のお客さまが多く訪れる宿

ホテル東横の特色はファミリー層のお客さまが多いこと。家族で利用しやすい旅館というイメージ戦略を10年ほど前から行なっているそうです。
「PR用の写真では客室露天風呂に小さな子供が入っている写真を使うなど、お子さま連れ歓迎という宿のイメージを打ち出すようにしてきました。その甲斐あり、夏休み期間は9割以上がお子さま連れのお客さまです。ほかの時期でもお孫さんを連れて3世代でお見えになる方が多いです」
家族連れのお客さまは車で来られることが多く、自家用車なら50台駐車できる広い駐車場を確保していることも特色の一つだそうです。

創立50周年に公式キャラクター「ちぃ坊」が誕生

また、ホテル東横で印象的だったのは公式キャラクターの「ちぃ坊」です。温泉宿で独自にマスコット・キャラクターを持っていて、しかもLINEスタンプを販売しているのはとてもめずらしいと思いました。
「ちぃ坊は今から5年前、創業50周年を記念して制作しました。モデルは30年以上前に飼っていたチンパンジーのチーコです。檻が玄関に置いてあり、お客さまに大人気でした。チーコの写真をもとに湯河原町のマスコット・キャラクター『ゆたぽんファイブ』の作者に依頼して出来上がったのがちぃ坊です」

ホテル東横「ちぃ坊」

ホテル東横公式キャラクター「ちぃ坊」


モデルになったチンパンジーのチーコはバナナよりも湯河原名物のみかんが好きだったそうです。そんなエピソードを聞くと、ちぃ坊への親近感を強く感じてしまいました。

ホテル東横のLINEスタンプは2種類あり、第一弾は神奈川県の二宮町でイラストレーターをしているサトコさんにデザインを依頼。第二弾は大阪のイラストレーター・大月かずみさんとのコラボレーションにより制作されたスタンプだそうです。大阪からパンダがホテル東横に泊まりにやって来たという設定になっており、パンダとちぃ坊が描かれています。オリジナルキャラクターをベースに違うタッチのちぃ坊が誕生しているのも面白いと思いました。

第一弾LINEスタンプ

第一弾LINEスタンプ「ちぃ坊~湯が笑う温泉~ほっこりスタンプ♪」


第二弾LINEスタンプ

第二弾LINEスタンプ「ちぃ坊~パンダお泊り編~」


「1つのキャラクターをいろいろな方に描いてもらえるのが楽しいのです。宿にオリジナルキャラクターがいるところはあまりないため、名刺やパンフレットにちぃ坊を入れることで営業先に覚えていただけるメリットもあります」と佐藤専務。ちぃ坊は営業部長という設定にしているとのこと。確実に営業に貢献しているようです。

ちぃ坊のキャラクターは親しみやすく、子供受けもすると思いました。家族でホテル東横を訪れ、素敵な時間を過ごしてほしいと思った湯種でした。

ちぃ坊みかんジュース

売店では「ちぃ坊みかんジュース」も販売


→次はホテル東横の宿情報です

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